03/07/2021広島0-4阪神、中野拓夢の守備は一級品

Last Updated on 2021年7月4日 by wpmaster

日本人は、下半身を使えている、白人、黒人は、上体のパワーに頼っていると言われる。
しかし、下半身を使って上半身にかける負荷を軽減できるかは、上半身の使い方にかかっている。下半身は、股関節以外は、稼動域がほとんどないのだ。上半身は、基節骨、肩関節、中指、小側副靭帯と稼動域を広くすることができる箇所が3か所あるのだ。野球においては、上半身主導なのだ。日本人の体の使い方は、下半身主導で下半身が使えていない。上半身も下半身も受け身なのだ。上半身にかかる負荷が増すのだ。

坂倉の走塁

5回裏無死一三塁、一塁手は、中間守備、一塁ベースに張り付く。三塁手は、三塁ベースを離れる。三塁走者は坂倉、三塁走者は、無死だから、投ゴロバック、ライナーバックのケース。坂倉は、投手がセットアップを解いたときに、スタートは切れないが、二次リードは広げられる。投ゴロ以外は、Goできる。一塁側に転がせばスクイズは成功する。バントはトップハンドの人差し指の付け根でグリップを握る。野間は、確かに人差し指の付け根でグリップを握るが、グリップを鷲掴みにする。左肘をヒッチしてボールの内側を縦に擦る。ヘッドをボールの下に潜らせる。打球にスライス回転がかかる。バントが下手だ。
野間は、左肘をヒッチ、トップポジションの過程でスライドステップ。トップを入れ替えたとき、後ろ肩関節が残る。ここで、坂倉は、左外踝を持ち上げて前に運ぶ必要はない。しかし、左肘をヒッチしていない。右肘をヒッチしてシャッフルする間ができない。これが拙い。これでは進塁も帰塁もできない。野間は、トップハンドの中指、小指でグリップを叩くと左手中指、小指が背骨の近くを走る。打球はマウンドの頂上手前で初めてバウンドする。ここで坂倉は左肘をヒッチ、右足首を背屈してヘッドステイバック。その後も左足外踝を前に運んだとき一旦前傾姿勢になるが、右肘をヒッチして左足首を背屈。中野の本塁送球の方に顔は向いていない。ハーフウェイで外側に走路が膨らまず、ラインの内側に向かって走っている。スタートは遅れたが走り方そのものは悪くない。

6-6-2中野拓夢の守備

中野は、左肘をヒッチ、ヘッドステイバックが尋常でなく大きい。走路が全く膨らまない。右足首が背屈、右足を軸に左手の親指で左手拳を叩く、右手で捕球する。左足を軸に右股関節、右肩関節を回転しない。右足の拇指球で地面を後ろに蹴らず、右足外踝を持ち上げながら、右足のスパイクの外側で二塁ベースの一塁寄りのラインを蹴る。右肘をヒッチして左足股関節を戻す。右股関節を剥がし、左足を軸に右手親指基節骨でボールを叩く。中野の守備の動きは、前に弾かず、トンネルする捕り方。バックネット裏から見て遊撃の右を抜けるゴロに関しては最もロスの少ない体の使い方をしている。本塁送球三塁線方向にノーバウンドで送球を逸らす。コイツ、大和、鳥谷、木浪、北條とは比べものにならないぐらい、守備上手ぇな。菊池涼介、小園の内野守備、新庄の外野守備と比べても遜色ないことがこのワンプレーからだけで看て取れる。
梅野は三塁線を跨ぐ。これはルール上問題ない。梅野は、左膝を着く。梅野は右股関節を内旋して股間を締める。坂倉は、梅野の股間に右足を潜らせて投手側のラインを蹴ることができない。坂倉は、回り込まずに左膝を畳んでフックスライディング、右足でホームベースの三塁側のラインと平行に地面を蹴る。坂倉が左手で本塁ベースの捕手寄りの角にタッチする前に梅野は坂倉の左腕上腕部にタッチする。坂倉は、スタートが遅れたがハーフウェイを通過する過程からは、最善の体の動かし方をしている。野間の打撃は、野間にしては悪くない。