阪神との三連戦の初戦。投手もバックもよく守ったと思うよ。

Last Updated on 2017年12月21日 by wpmaster

01/08/2017 15回戦 広島4-3阪神 マツダスタジアム

今日の先発は、野村と岩貞

野村は、左膝で弧を描いて投げている球もあったが、それ以外は、

フィニッシュで左膝が伸び、一塁方向への重心移動もよくできており、真っすぐ系の走っていたと思う。

5回、坂本、大山、西岡にヒットを打たれたのは、インロー~真ん中低めの目線から遠い、

腰の回転の瞬発力が伝わるフルスイングしやすいコース。

坂本の当たりもグラウンドの凹みで跳ねたが、引っ張られた当たり。

更に、目線から遠いアウトロー、最も対応が遅くていいコースなので、打者は、真っすぐでも変化球でも対応しやすい。

そこを上本に犠飛、福留のヒットで2点を取られます。

二死ランナー一、三塁で一塁走者(ロジャース)は盗塁以外は、forced outのケース。

中谷は、インハイのシュートをファウルで粘ります。

ポイントを後ろに置いて内から外に出してフルスイングしていない。

私が野村であれば、インハイに失速するシュートではなく、

プレートを三塁寄りに踏んで最も失速が小さいカットボールをインハイに投げて体を前に出して

最後、高めのボールからど真ん中に入ってくる縦のカーブを投げます。

縦のカーブを投げるとき、投手は、トップを作ったときに右肩、右肘が上がり、手首を外側に向けてスイングしてきて

中指を使って手首を縦に切るので、

膝が開かないので、打者は対応が難しい。

ゴロを打たせることも三振を取ることもできる。

よく局アナが”肩口からのカーブは禁物です”とか言うけど、

それ、常識の嘘な。

野村には、”縦のカーブ行け”と思って見ていましたが、

目線から最も低いアウトローのカットボールを見極められ、中谷に四球を取られます。

しかし、6回2失点ピッチングを継続することは素人には簡単に見えることかもしれませんが、

簡単なことではありません。

そういう私も素人ですが、簡単だと思ったことはありません。

試合を十分作ってくれたと思います。

野村は、6回 117球 6安打 3奪三振 3四球 2失点(自責同じ)

中田廉は、このところ、いい投球をしてくれていますが、

今日も重心移動はできていましたが、トップを作ったときに右肩が下がり、

手首が寝てボールを引っ掛けてしまう球も2球あり、

今日はあまり状態はよくなかったです。

上本は、クラウチングスタイルで上半身下半身を小刻みに動かし、

速度を評価しているのかもしれませんが、始動に入る前に瞬発力を消耗し、

トップを作るのが遅れて、果たしてこんなんでインハイに間に合うんだろうかという打ち方をしています。

青木宣親同様、トップが浅い分対応しているのでしょう。

目線から遠い、内寄り真ん中低めな分、トップを深く入れてバックスピン(上向きの回転)を掛け、

腰の回転による瞬発力が伝わるコースで膝の開きを抑えた分スライス回転がかかり、打球は、松山の頭上を越えます。

フェンスの下っ面にボールが当たり、ボールが跳ね、カヴァーに入った丸の横をスルー。

上本は、スピードを緩めず、ランニング本塁打で1点差に迫られる。

いつもいい状態でいることは難しいので責められません。

後続を断ち、よく1点で止めたと思います。

中田は、1回 26球 1安打 1被本塁打 3奪三振 1四球 1失点(自責同じ)

中﨑は、鳥谷への2球目にフィニッシュで右足を左足の上を通過させるなど、

右足の着地の位置が一塁方向で、今日は重心移動がよくできていたと思います。

鳥谷を四球で歩かせますが、大和のバント失敗、伊藤隼太併殺で無失点

中﨑は、1回 11球 無安打 1与四球 無失点

今村もスライドステップからフィニッシュで右足を左足の上を通過させて重心移動をさせ、

西岡にはヒットを打たれますが、今日も球のキレは良かったと思います。

高めに投げるのは、全然有りですよ。

それにしても上本は西岡の盗塁をアシストしたのですが、

會澤と正対して、滞留している時間が長いと取られたのでしょう。

実際、會澤の指が上本の肩に接触しています。

會澤も二塁に送球したことで守備妨害で併殺試合終了となりました。

今村は、1回 12球 1安打 1奪三振 無失点

打つ方は、初回、鈴木が岩貞のインコースより真ん中高めのカットボールをレフト前ヒットで先制。

体をボールの軌道にぶつけるようにしてストロークし、左肘で掃ってレフト前に持っていき、

これはいいバッティング。

2打席目は、アウトハイの真っすぐを見逃し三振。

比較的目線から近くバットとボールの距離を取るのが難しいコースだが、始動が遅いんだろうな。

3打席目、4打席目は体が前に出されて真ん中低めのチェンジアップを三振とアウトコースベルトの高さのスライダーを

レフトフライ。

その後もエルドレッド、會澤の安打で加点した広島が4-3で阪神の追い上げを振り切り勝利。

安部は、重心が二塁方向に移っても、足を強く蹴って帰塁できる。

いわゆる逆を突かれない。

牽制を数多く放ると投手は、肉体的に消耗します。

スライドステップは、瞬発力を消耗させず、後ろを小さく前を大きくしてフルスイング投げられるのですが、

岩貞は、スライドステップに入る前に静止するんですね。

それと右足で弧を描きます。

これでは、瞬発力が消耗してしまいます。

リリース前に膝が開くと、打者は目線から遠くなるので、ボールが遅く感じるんですね。

そこを會澤に打たれました。

エルドレッドは、左手主導で、手首の返しをこらえて左中間を破りました。

岩貞は、4回 85球 4安打 4奪三振 2四球 2死球 4失点(自責同じ)

2番手 岩崎は、1回 11球 無安打 1奪三振 無失点

3番手 松田は、1回 19球 1安打 2奪三振 無失点

4番手 髙橋聡文は、1回 13球 無安打 無失点

5番手 マテオは、1回 15球 1安打 1奪三振 無失点

勝利投手は、野村で、7勝4敗

セーブは、今村で、1勝1敗 19 S

敗戦投手は、岩貞で、4勝8敗

まとめ

今日のMVPは、投は野村、攻守は、會澤でしょう。

対阪神戦8勝7敗と勝が一つリード。

明日は大瀬良と小野の先発