対巨人16回戦。3本のホオムランと拙守を逃さない走塁で連勝しました。

16回戦 広島7-2巨人 京セラドーム

第2戦先発は、大瀬良大地と畠世周

畠世周は、トップを作ったときに右肩、右肘が高く上がるのでバックスピン(上昇していく回転)がかかる素晴らしい球を投げます。

鈴木誠也は、アウトローの球を投手方向にステップして(これはいい)、ヘッドを残してセンターに運びます。19号2ラン。

ストロークが長い分スタンドに入りましたが、始動という面では、完全ではないですね。

昨年は、レフトスタンドに行っていましたから。

畠世周が丸に打たれた球は、フィニッシュのときに三塁側に体重が残っていたので、真っすぐが手元で

失速する、いわゆる、お辞儀をする真っすぐを投げてしまいました。

丸の17号2ランで4-0。

鈴木の第3打席は、始動が遅れて、マギーの右横で失速する二塁ライナー。

マギーが後逸してセンターに打球が転がります。

一塁走者の菊池が本塁に還り5-0となります。

坂本がマギーの後逸した、マギーの左横を通過し外野に抜けていく球に触れることは無理。

これは、センター陽のカヴァー&チャージが遅すぎです。

本塁方向に指を差している余裕なんてあるのでしょうか?

そんな暇があったら、もっとチャージしなければいけないでしょう。

畠は、6回100球目でトップを作ったときに右肩が下がります。

ステップしていくときに、頭が前に倒れて、右腕がフリーになって、高めに外れます。

限界を超えました。代えてあげましょう(実際に6回で交代しました)。

畠は、際どいところを突かずにストライクゾーン内にどんどん投げていきますが(これは素晴らしい。)

打者は、フルスイングできないので、ゴロにならずにバットにかすらずに三振になってしまう。

どうしても球数が多くなってしまう。

畠は、頭が前に出たり、頭が前に倒れ、テイクバックが大きく見え、これでは、肩を消耗してしまう。

胸の張りができているときはいいのですが、胸の張りが不十分な球も多く、背筋を消耗してしまう投げ方をしているのです。

畠は、6回 109球 5安打 2被本塁打  11奪三振 3四球 5失点(自責4)

大瀬良は、これまで、主に、膝を曲げたまま下してストレートにステップし、つま先の方向を変える、

又は、左足を三塁側に蹴った後、引き戻してストレートにステップするということをしていました。

この試合では、スライドステップにして投げる割合が多くなります。

軸足、上体に負荷をかけずにプレートを踏み、股関節を二塁側に引いてからノンストップでステップするので、

瞬発力が消耗せずに、スライドステップで着地したときの左膝にタメがあり、

股関節も「く」の字になっていて、いつもよりは多少は真っすぐにキレはありました。

三塁側に目線を切ることにより、左足で弧を描くことを防ぎ、着地したときの左膝にタメを作ることができるわけで、

ステップに移る前に静止することをタメというのではありません。

そこで静止していたら、瞬発力は投げる前に消耗されてしまいます。

野村謙二郎氏は、大瀬良について、今季最高の出来と仰っていましたが、

特別出来がいいとは思いませんでした。

それはどういうことかというと、

大瀬良は、トップを作ったときに右肩が下がるのが初めて見られたのが、

19球目で次が47球目です。

これは肩痛が癒えていない投手の投げ方です。

ボールを引っ掛けて低めに外れてしまいます。

目線からボールが遠いと打者は振ってくれないのです。

大瀬良は、毎試合、セットで投げるときにもそうでないときにもそれがあります。

しかし、打者の目線から近いインコースのベルトより上に投げられていたので、6回までは、少ない球数で済みました。

それと、巨人打線は、大瀬良がボールを引っ掛けて低めに外れた球を悉く振って助けていました。

それでも、大瀬良は、フィニッシュのときに、一塁側に右足を送って一塁側に重心移動することが比較的良くできていました。

その後も、大瀬良は、48、51、52、67球目でもトップを作ったときに右肩が下がります。

6回終わって74球ですが、7回は、一番の長野からですので、交代させましょう。

大瀬良は、7回に入っても、79、92、98、100~102球目とトップを作ったときに右肩が下がります。

加えて、阿部に打たれた安打では、フィニッシュのときに三塁側に重心が残っています。

しかし、最後は、陽に対し、インハイにフィニッシュで一塁側に重心移動させて投げ切り、1点取られただけで粘ります。

大瀬良は、7回 103球 4安打 5奪三振 無四球 1失点(自責同じ)

広島は、8回エルドレッドにも本塁打が出て6-1

中川は、ヒップファーストで投げているのですが、右膝が伸びて弧を描いています。

エルドレッドは、ヘッドが寝ていましたが、拇指球で回転して左中間に本塁打。

その後も、中川は、新井のところで、右膝の開きが早く、左肩が下がり、ボールを引っ掛けて低めに外れていました。

打たれた左投げの中川皓太は、2回 29球 2安打 1被本塁打 3奪三振 1失点(自責同じ)

8回裏中田廉が橋本、長野の2本の二塁打で1点返され、6-2。

中田は、トップを作ったときに右肩が上がってしましたし、それほど球は悪くありません。

中田は、1回 15球 2安打 1奪三振 1失点(自責同じ)

9回、田中が四球で出て、菊池がプッシュバント。

前に出された投手桜井が追いつけず、阿部、山本も取ることができずに外野に抜けていきます。

菊池が三塁に達し、丸の犠飛で7-2

巨人の3番手の桜井は、トップを作ったときに、右肩が下がります。

桜井は、肩痛を押して投げているのではないでしょうか。

桜井は、1回 26球 1安打 3四球 1失点(自責同じ)。

野間は、誰かに怒られたのでしょう。グリップの位置を高く上げて、丸のようにバットを担いで立ちます。

アウトハイの球を壁を作って(手首の返しをこらえて)センターフライ。

少し良くなりましたね。

9回裏は、カピ岡さんが登板。

一岡は、右足を上げる高さを骨盤より下にしてスライドステップにしましたね。

後ろも小さくして今村に投げ方が近付いてきました。

※トップを作ったときの肩、肘の高さ(これは失われてはいけない)は、一岡の方が高い。

一岡は、村田を迎えた辺りから、フィニッシュのときに一塁側に重心移動できるようになってきて、

右足を一塁側に向かって蹴り上げる、全盛時の投球動作の良い部分を残しています。

一岡は、1回 18球 1安打 1奪三振 無失点

試合は、前述のように、7-2で広島の勝ち。

勝利投手は、大瀬良で、7勝0敗

敗戦投手は、畠で、1勝1敗。

まとめ

これで、巨人との対戦成績が13勝3敗となって、対巨人戦3年連続の勝ち越し。

広島の対巨人戦のシーズン最多勝利は、1960年の17勝8敗。

こうなったら、それを上回る18勝、否、20勝して、

これまでシーズン同一カード20敗をしたことのない巨人軍の歴史に新たな一頁を刻んであげましょう。

シーズン対巨人戦20勝を達成し、

これまで、カープを露骨にディスってきた、今季限りで引退するとは限りませんが、引退に向かって進んでいる阿部さんの

引退の花道を飾ってあげましょう。

明日は、中村祐太と田口麗斗の先発。

[追記]

本文にも書きましたが、大瀬良は特別良くはなかったです。

以前の大瀬良は、崩れ出したら止まらずに、ビックイニングを作っていましたが、今季は、投球動作を立て直して炎上する直前で止めることができつつあると思います。

畠は、ストライクゾーン内の球を打者が打ち損じてくれてゴロで少ない球数でアウトを稼げるのが最もいいのでしょうが、今のところ、打者が畠のボールに当たらないので三振アウトが多くなっています。

先発として育てるのであれば、投球動作の見直しで、球数が投げられるようにしていくことだと思います。