対巨人7回戦,今日は勝ち切る。

Last Updated on 2017年12月10日 by wpmaster

対巨人7回戦、野村と江柄子。

江柄子は、2年前に1度対戦していますが、打ち込んだとまでは行っていない。細かい制球はないですが、変化球は、どの球種も一定水準のものがあります。

野村に2度打点を上げられますが、2つ共、球が高く、野村がよく振り切ったのと、長野が深めに守っていたことにより安打になりました。

野村は、この日はフライアウトが多く、あまり良くないように見えました。

5回、江柄子は、先頭の菊池に四球、丸が外角高目の真っ直ぐ系を逆方向へ安打で、無死一、三塁のケースを作ります。ここは、内野フライや三振捕逸、三振暴投でも点が入るケース。新井を追い込んだ後フォークを投げ三振。

最後のワンバウンドのフォークを小林はミットを上から出して捕球するのではなく体で止めて前に落とします。このことで、次の松山に対し、追い込んだ後のフォークがボール一個分高くなり、松山がそれを引っ張り右前打で3-0。本塁送球の間に丸には三塁に行って欲しかったが、一死一、二塁。進塁義務があるので、守る側は、ゴロで三塁フォースドアウト。フライでタッチアップのケース。攻める側は攻めがやや難しい場面。得点圏にランナーがおり、安打が出れば1(2)、3塁のケースが更に続くので、1アウトをくれて2、3塁にするバントよりは、打たせて欲しいケース。

鈴木は右方向へ(捕球したのはセンターの立岡)追っ付けて安打。立岡の送球エラーで2点追加。鈴木は打点1で19試合で18打点。鈴木は三塁へ。

安部が浅い中飛でランナー還れず2死三塁、石原四球、野村二飛で3アウト。

その裏、野村が先頭小林に左前打。辻が右飛で1死1塁。立岡の右二塁打で一死2、3塁。ゴロであれば、本塁、3塁はタッチプレーのケース。坂本又はギャレットを歩かせることができるので、守る側は守り易いケース。片岡ショートフライで2死、坂本をシュートで三ゴロ。

6回裏、野村は2死から、亀井にカーブを左前安打、村田にもカーブを左前へ。小林にシュートを左前へ打たれ、1点を還されます。辻にもカーブを右前に引っ張られ、降板。小林にシュート左方向に引っ張られていたので、ここでの降板は、いい見極めだと思います。

今村は、全球ストレートで立岡を外低目でショートゴロ(データは見てないけど、Jacksonが以前打たれ、立岡の好きなコースじゃないか?)。今村もこの日は状態が良かったが(投球に入る前に右腕を上下させるときは、ストレートがキレない。動作がもっさりとしているときはストレートがキレる)、もう少し他の球種も混ぜた方が良かったのでは。

7回新井は、このところ開きが早く(この試合は若干修正)打てる待ち方ではありませんが四球で出て、松山が安打で一、二塁。鈴木が三ゴロで併殺コースですが、一塁に残り、一死一、三塁のケースを作り、安部の右前打で追加点。

ヘーゲンズは、この日も半速球を坂本、長野に打たれ、ギャレットのインコース低目のカットボールも正しい打ち方をすれば飛ぶコース。しかし、1球抜いた縦のスライダー?も混ぜるなどバッテリーは試行錯誤している。

8回、今季村田は、内角を下半身主導で打てるようになった(多分内田コーチの指導)ので、広島バッテリーは外中心の攻め。Jacksonは、三段に落ちているように錯覚する位、ドロップのようなスライダーが落ちていたが、やや体の開きが早く、村田は、ストレートをファウルで粘られ、横のスライダーを上手く左前に打たれます。しかし、辻、立岡にはインコースを上手く使い連続三振。

9回、中﨑は、スライダー、シュート(ツーシーム)を巨人に打たれていることから、速めのスプリットで打たせて取り、最後はギャレットがとんでもないボール球を空振りして三者凡退。

菊池は1回、ボールをよく見て最後の最後でグラブを出して一塁後方の飛球を捕球、8回もバウンドを待って横からグラブを出して捕球、最後もハーフバウンドを上からグラブを出して動きを止めることなく送球。前後左右によく動けています。

今の時期は3連敗しなければよく、1勝2敗でも構わない。順位も関係ない。今日勝ち、三連敗がなくなったのは大きい。

明日は、菅野と九里。

菅野は、ランナーをいないところでは、力をセーブし、毎回のように安打を打たせてくれましたが、要所でギアを上げられ、ランナーを出してバッター勝負で来て、昨季も3勝3敗(通算4勝10敗)ながら、防御率0.99に抑えられている。

今季の菅野は、ギアを入れたときだけでなく、ランナー無しでセーブしながらなげる真っ直ぐも去年よりもスピンがかかり、球速、キレがあり、ワンシーム、スライダー、スプリットなど変化球の精度も上がっている。まともに打ったのは筒香ぐらいで、他は完璧に抑えている。

エルドレッドは菅野に強くないし(通算.242)故障もしている。新井(昨年対菅野12-2 .167)も疲れが見える。

エルドレッドは休みで、明日の4番は、菅野にそこそこ強い松山(通算.261)が4番(レフト)だろうか。三塁は菅野に強い安部(通算26-9 1本.346)が先発だろう。捕手は會澤だろうか(昨季7打数3安打1本塁打.429)。

参考:対菅野 丸(通算50-17 .340)、菊池(50-11 .220)、田中(27-7 .259)、ルナ(17-4 .235)

鈴木は2年目に菅野から1安打打っていて(1-1)2年ぶりの対戦であるが、成長したと打者とレベルアップしたエースが対戦すれば、ノーヒットに封じられるだろう。鈴木は、外の低目を捨てて、内角低目のワンシームを待ったら面白いのではないだろうか。如何に引っ掛けずに打てるか。

一発や打線のつながりをさせてもらえる相手ではない。ケース打撃のできていない現在の広島の実力では、7回を0に抑えられるのが濃厚。マシソンー澤村とつながれて完敗だろう。

早打ちをせず、全ての球種を投げさせ、見逃しでなく振ってタイミングを測ってデータを集め、更に修正して欲しい。そして、9月に当たったとき、投手戦の1度あるかないかの得点できるケースを逃さず細かいバッテリーを中心とした守りの野球で勝ちましょう。

九里には、前田健太のように菅野との1点をめぐる投手戦を展開することはできない。

九里には、菅野の出来とは関係なく、イニングと同じかそれ以上安打を打たれるだろうが、本塁打を避け、炎上を避けて試合を作り、できればQSを達成して欲しいところ。

[追記]

確かに、立岡は前回の3連戦で対戦したときより状態は落ちていましたが、ゴロを打たせることができました。今村は、スライダー、シュート、スプリットといい変化球があるので、これらを使えば幅広い攻めでもっと容易にアウトを取れると思います。

[追記]

今の時期ですから、この三連戦も1勝していますので、菅野に対し、ランエンドヒット、エンドラン、進塁打、ゴロゴー色々試してみればいいと思います(併殺は大目に見るということで)。

2年前九里は、6回6失点、6回2失点と2試合先発しています。6連戦に備えて、5回前後で3失点くらい投げてくれ、先発6番手として目途が立てば一応の収穫だと思います。