日本ハム1-2ロッテ(2023年4月5日)[挑み続けろ]

日本ハム対ロッテ2回戦

先発は、伊藤大海と昨シーズンまで巨人と契約していたCCメルセデス

日本ハムは、1-2で敗れましたが、敗因は、バッテリーエラーでしょうか?

いいえ、違います。

投手は捻転差を作って投げれば棘下筋、側副靭帯が損傷します。投手は、上腕部の棘下筋を故障しているからワンバウンドするのです。ワンバウンドするのは偶然ではありません。

今回のケースは捕手はワンバウンドを要求していませんが、捕手がワンバウンドを要求すれば、上腕部の棘下筋が損傷します。投手の肉体の動きはメンタルではコントロールできないのです。

これは避けられなかった失点です。

メネズが四球を出すことがやり玉に挙げられますが、投手は、一球投げる毎にフィジカルを試合で投げれるレベルに戻すことは難しいことです。投手は、皆故障していて技術でごまかしながら投げています。

メネズは左腕上腕部の棘下筋を故障しています。リリース後、左腕上腕部が凹むからです。

先頭打者に四球を出しても、その投手又は別の投手がその後抑えればいいのです。

日本ハムの投手は、総員合計2失点で止めました。

野球は安打の数で勝敗が決まるのではなく得点が上回った方が勝ちます。

野球は、各イニング、誰かが出塁することに成功すれば、その後、安打を産まなくてもそのイニングは得点できるのです。

日本ハムの選手は、延べ9人出塁して1点しか取れないのは点の取り方が未熟だからです。

捻転差を作れば投球も打球も失速します。

捻転差を作れば、きわどいコースを振れずにワンバンドを振ります。

きわどいコースを振れずに四球を取る打者、打率の高い打者を集めシングルヒットでつなぐ野球をしても1イニング走者を三人以上出塁させる弱い投手にしか勝てません。山本由伸、佐々木朗希には勝てません。

捻転差を作らずに本塁打を量産できる打者と走塁技術の高い選手が必要です。上体と下半身の捻転差を作らなければ、本塁打を量産しても三振は増えません。

しかし、絶えず、挑んでいかなければ、守備も走塁も進歩しません。

メルセデスのクイックモーション

メルセセスは、巨人と契約していたときからクイックは上手くありません。というよりはできません。

メルセデスは、プレートの三塁側に左足の外側に沿わせます。

首を一塁ベースの方に向けます。

クイックが下手な根拠は下記のとおりです。

メルセデスのクイック

①左手首をコックしてグラブの位置を上げる

②右足の拇指球で地面を蹴ってから首を本塁と一塁線が交わるポイントに向けていく

③右膝を骨盤の高さまで上げる。

①と②によりグラブが左肩の方に入ります。左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。すなわち、セットを解くのが遅れます。

右膝を高く上げれば、走者は、左腕前腕部を回外、右股関節を引っ込めて左股関節の内旋をブロックする間が作れます。左足拇指球で地面を蹴りません。二次リードを進めることができます。

但し、メルセデスは、左腕前腕部を回内後、両股関節を結ぶラインの手前で左腕前腕部を回外します。左手首は背中から出ません。テイクバックは小さいです。

捕手の田村は、外に外して二塁に送球します。

松本剛は、右股関節を外旋、右膝を伸展、左股関節を内旋、右膝を屈曲してスライディングします。右足で地面を蹴った後、右股関節を内旋するドリルスライディングをします。右腕前腕部を回外すれば、三塁に走れる準備ができます。

審判は、タッグアウトと評価します。

左足でベースを蹴ることのメリット

ペルドモは、首を左打席の中心線に向けます。走者の方に首を向けません。

左足もスモールステップです。

投手は、投球腕の前腕部を回外してフォロースルーをするまで、投球の軌道を変化させることができます。

江越は、跳ねながら二次リードを取るとピッチドアウトされるので、二次リードは取ります。

江越は、ペルドモがセットを解いて右腕前腕部を回内した後にスタートを切ります。

野球では、右膝を伸展して右足でベースを蹴るスライディングと左膝を伸展して左足でベースを蹴るスライディングの2通りを行います。

スライディングの種類に関しては、こちらの記事も参照

走者は、無死又は一死の場合、野手にグラブを持つ手又は投げる手で飛球をノーバウンドで触れられた場合、リタッチ(帰塁)した後、スタートを切らなければなりません。

左膝を伸展して右膝を屈曲してスライディングすれば、背中を右中間に向けずに済むので左膝を伸展して滑ります。

左膝は左腕前腕部を回外、左股関節を外旋することによって伸展しますので、右股関節は内旋します。左股関節も三塁ベース方向に向きます。右腕前腕部を回外すれば、三塁に走れる体勢が作れます。右足首を捻挫しません。

佐藤都志也は、ペルドモにピッチドアウトさせて、江越は、審判からタッグアウトを評価されます。

江越、松本剛の腕の振りに関しては、右腕上腕部の外旋運動の加速距離が短いので左股関節が外旋しません。左膝を伸展して右股関節の内旋をブロックすることができません。右股関節を内旋、右膝を屈曲した後、左膝が屈曲して左足の爪先の前に出てしまいます。

これが盗塁失敗した原因です。

フィジカルの損傷の進行を抑えながら鍛練することはできる。必要に応じてミニキャンプを!

現状では、打線を組み替えただけでは、勝利を積み重ねることはできません。野球はそんなに甘くありません。

コーチの指導を批判しただけではチームは強くなりません。選手はコーチの命令に従う義務が経済関係上生じないからです。選手はコーチ以外からも学ぶことができます。

批判するのは、資本によって閉じ込められた女子供でもできます。
ミスをした選手を叱責しただけでは強くなりません。

私はミスした選手を叱責するのではなく、どうしたらフィジカルを再生産できるのか、どうしたら野球の動きが進歩できるのかに関して提案しています。

拇指球で地面を後ろに蹴らずに走る練習は、素手で行うペッパー前進しながら行うトス打撃です。

上腕部の外旋運動の加速距離を高める練習は、ネット際での素振り()とショートスローです。ショートスローは、制球を向上させることができます。ネット際のシャドウピッチングであれば、フィジカルの損傷の進行を軽減できます。

投手のフィジカルの損傷を進行させない手段としては、バッテリーコーチ、捕手は投手にワンバウンドを投げさせないこと、ブルペンでの投げ込みの禁止及びブルペンに入り直して投球することの禁止、スタンダードWで投げることを提案しています。

捻転差を作らず、三振を増やさず、本塁打を増やす手段として神主打法の禁止を提案しています。

試合は練習してきたことのテストです。

個々の選手が試合前、試合後に走攻守とも練習して技術をレベルアップしていかなければなりません。それは日本ハムだけでなくどこのチームも同じです。これは意識の問題ではなく死ぬか生きるかの問題です。

試合前後の練習のみで修正できないのであれば、二軍戦に出場させるのではなく、その選手に個別にミニキャンプをさせることです。

二軍の投手はドアスイングですから打者はドアスイングでも打てるからです。二軍の打者はドアスイングですから、ドアスイングをする投手でも抑えられます。ベースランニングにおいて生ずるロスが多いので、頭上で捕球し、ドアスイングで送球してもアウトにできるからです。

走攻守全ての面でレベルアップできたチームがリーグ優勝できるのです。

投打の源泉及び土台

メルセデスは、63球目、スライダーをワンバウンドさせる。

メルセデスは、左足のスパイクの外側を三塁側に沿わせる。

首をバックネット方向、アンツーカー内に向ける。

グラブは背骨の左側、ヘソの高さにセットする。

左手首をコックしてグラブをヘソの上に上げる。グラブを鎖骨の高さに上げる。
右足拇指球で地面を蹴る。右膝を肋骨下部の高さに上げる。

右腕前腕部、左腕前腕部を回外してセットを解く。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。

両股関節を結ぶラインの手前で左腕前腕部を回外する。

左腕前腕部を回外後、回内する。左手掌側が下を向く。左腕前腕部を回外する。左手小指側も背中から出ない。

右足前脛骨筋が回内(外反)する。右足踵で地面を荷重している。

左手親指基節骨でボールを叩く。右足踵で地面を荷重している。

右腕前腕部を回外する。右足のスパイクの内側踵から入射する。

左肘の上で左腕前腕部を回内する。

リース直前、右足がX脚になる。右股関節は外旋しているが右膝が閉じる。
リリース直前の左手小指基節骨の入射角は、55°、右膝の屈曲の角度は、145°である。

リリース直後の背骨と右腕の交わる角度、右肘の高さ。、右肘のレイトコッキングの角度はオーバーハンドである。

7回表

中森は、11球目、投球をワンバウンドさせる。二塁走者の松本剛が三塁に進塁する。

中森は、プレートの中央に右足のスパイクの外側を沿わせる。左足内踝から踵が右足踵からはみ出す。

首を左打席の中心線に向ける。

グラブは背骨の前、胸の高さにセットする。

右足小指球で地面を踏む。
首を三塁線に向ける。
首を二塁走者に向ける。
首を二塁ベース寄りに捩じる。

首を三塁線と右打席の外側のラインが交わるラインに首を向ける。

左足拇指球で地面を蹴る。
左膝は右股関節の高さまで上げ、90°の角度で屈曲する。
左足首は背屈している。

左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解く。
左股関節を外旋し、左膝を伸展する。
左足前脛骨筋が回外(内反)する。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。
右手首の掌、甲側が背中から出る。
左足前脛骨筋が回内(外反)する。

右腕前腕部を回内してインバートLを作る。

右足踵が地面から離れる。右足小指球にウェイトが移る。
右腕前腕部が右肘の高さに達する。

左腕前腕部が回外する。
左足首が底屈する。
左足のスパイクの内側の踵から入射する。

右腕前腕部が右肘の上で回内する。
右肘のアクセレーション前に頸反射していない。

リリース直前の右手小指基節骨の入射角は50°、左膝の屈曲の角度は、145°である。

リリース後、右腕上腕部棘下筋が凹む。
リリース直後の右腕と背骨の交わる角度、右肘の高さ、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドである。

脚注

野球用語の意味については下記参照

知って得する頻出野球用語集[完全保存版]