日本ハム対ロッテ16回戦
先発は、北山亘基と西野勇士
試合は、5-7で日本ハムの敗戦
北山が被本塁打1、杉浦が被本塁打2と合計3本の本塁打を打たれましたが、バックの守りで防げる失点は防がなければなりません。
実体のない観念にすぎないリスクを連呼し、つなぐ野球が大好きな他力本願のチキン野郎の方々にしてみれば、私のような野球観は、ギャンブル的で大嫌いでしょうが、走者を貯めずに返していかないと弱い投手にしか勝てなくなってしまいます。
ゴロを打つということは、投球でいうとワンバウンドの投球をしろということである。
2ストライクを取られた後は、ポイントを後ろにして逆方向に打ち、空振りをするなと殆どの指揮官は言います。
ポイントを後ろにして逆方向に打つということは、引手の肘をトップハンドの肩関節方向に入れろということ、首をトップハンドの肩関節方向に捩じれということ。
ポイントを後ろにすれば、引手の前腕部の回外、回内運動、トップハンドの前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
引手の肩関節を開いたままスイング(トップハンドの前腕部の回内)をすることとなります。
ゴロを打つスイング、逆方向に打つスイングは、ワンバウンドの投球を空振りし、ストライクゾーンの投球をスイングできません。
ギャンブルを行う上では、ワンバウンドを空振りしない、ストライクゾーンの投球を振れる打者、すなわち、水平方向に捻転させずに引っ張ってフライボールを打てるスイングができる選手が必須となります。
一死二塁における守備
バックハンドシングルで打球に触れると投球する手の親指の爪の裏でボールを押さないとグラブからボールを抜き取れない。
引手の肘が突っ張り、引手の前腕部の回外、回内運動、投球腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
フォアハンドシングルでグラブを出し、グラブを持つ手の小指基節骨→親指基節骨の順で打球を叩く。
二ゴロに触れた野手は、先頭を走る走者である二塁走者の進行方向とは逆の塁である二塁には投げず、三塁に投げること
一塁ゴロに触れた野手は、三塁に送球する。
首を先頭の走者の方に捩じったり、三塁又は本塁に偽投しただけでは、二塁走者の本塁突入は阻止できないからである。
3回裏一死二塁、投手北山(右投手)、打者平沢(右投げ左打ち)、二塁走者和田
二塁手加藤豪将は、仮想一塁走者の走路より後ろに守る。
和田は、シャッフルして二次リードを取った後、平沢がスイング(左腕前腕部を回内)した後、スタートを切る。
平沢は、左手首を返して(底屈)してしまい、一二塁間に地を這うゴロを打つ。
加藤豪将は、両腕前腕部を回内し、フォアハンドシングルに右手を添えてに捕球する。
更に一塁に送球してしまう。
一塁手野村は、ストライドを狭めることはできている。しかし、右中間に腹側を向け、本塁方向に背側を向け、バックハンドシングルで捕球している。
和田は、三塁ベースを蹴ってオーバーランした後、右足のスパイクの外側がアンツーカーと芝の境目に達したところで、三塁に帰塁してしまう。
ランエンドヒットの取扱説明書
帰塁は、次以降の塁を蹴ってからでもできる。
打球が落ちる前に、具体的には打者がフライングエルボーをした後にスタートを切る。
外野フライは、帰塁せずに行けるところまでいく。最低でも2つ以上進塁する。
ライナーバックの失敗はOK
後続の走者は、盗塁をして先頭を走る走者の帰塁未履行のアピールを崩す。
[ケース①]
1回表一死一塁、投手西野、打者清宮、一塁走者加藤豪将
加藤豪将は、一塁ベースアンツーカーから両足を出したところまでリードする。
清宮のバットから打球がリリースされた後、スタートを切る。
清宮は、右翼にライナーを打つ。
打球は塀の上部に当たって跳ね返り、ボールは外野塀際のアンツーカーを通過する。
右翼手平沢は、右手でボールを拾い、二塁に返球する。
清宮は、二塁ベースを蹴った後、オーバーランせずに停止、手を叩いて喜ぶ。
三塁に送球させて一塁走者の本塁生還をアシストしていない。
[ケース②]
3回表無死一塁、投手西野、打者加藤豪将、一塁走者五十幡
一塁走者五十幡は、二次リードを進め、二塁ベースとの距離を詰める。
投手が右腕前腕部を回内(スイング)した後にスタートを切る(ディレードスチール)。
加藤豪将は、中堅に飛球を打つ。
五十幡は、二塁ベースを蹴る。
中堅和田がバックハンドシングルでグラブを出し、打球に触れる。
五十幡は一二塁間ハーフウェイまで戻る。
和田は、左手親指、人差し指の爪の裏でボールをつまむ。
右手親指の爪の裏でボールを押した後、投球肘を上げる前に打球をこぼす。
一塁審判が打球に関して付けた評価はセーフ。
和田がボールを拾い、二塁に投げる。
五十幡は、再スタートを切る。
二塁手中村奨吾がカットし、二塁に投げる。
二塁には、遊撃手藤岡が入る。
審判が付けた評価は、二塁フォスドアウト
[ケース③]
7回表無死一塁、投手西野、打者野村、一塁走者マルティネス
マルティネスは、一塁ベースのアンツーカーと芝の境目まで一次リードを取る。
野村の打球がバットからリリースされた後にスタートを切る。
野村は、差されて中堅に飛球を打つ。
中堅手和田は、打球の落下点の後ろに回り込んで打球に触れる。ボールを左手親指の爪の裏と人差し指の爪の裏でつまむ。
マルティネスは、二塁ベースを蹴った後、オーバーランせずに、停止する。
野村は、一塁ベースを蹴った後、二足分オーバーランした後、一塁に帰塁してしまう。
一塁走者の三塁進塁及び本塁生還をアシストしていない。
[ケース④]
7回表無死一二塁、投手西野、打者奈良間、一塁走者野村、二塁走者マルティネス
二塁走者マルティネスは、二次リードを取る。
一塁走者野村は、一塁ベースアンツーカーと芝の境目まで一次リードを取る。
奈良間のバットから打球がリリースされた後にスタートを切る。
奈良間は、引っ張って三遊間にゴロを打つ。
左翼手岡が深さが定位置でフォアハンドシングルで打球に触れる。
ボールを左手親指の爪の裏と人差し指の爪の裏でつまむ。
二塁走者を本塁に返すことができず、満塁としてしまう。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照