Last Updated on 2017年12月8日 by wpmaster
鈴木誠也が、昨日に引き続き、昨日と粗同じコースの、平野のフォークを昨日と粗同じ打ち方で3ランを打ち、逆転勝ち。
世の中に神様は存在しない。
本人と裏方の人達の努力による実力だ。
本人に打順が回ってきたのも、偶然ではない。最も打てる打者に得点圏で回すという広義のケース打撃ができるからだ。
昨日と同じ打ち方を再現できる、打席によってノーステップにしたり、ステップの幅を変えたり、柔軟な対応ができる。
どうして打てたのかも、ちゃんと分かっている。
あいつは、きちんと打撃のメカニズムを理解し、高度の打撃理論を確立させている（今後変えるかもしれないが）。
ぢつわバカじやないんです。
バカな振りをしているのだ。
昨日は、比嘉との対戦で、勝負を避けたオリックスベンチに対し、アウトローは打てませんよと三味線を弾いているのだ（前田智徳もやっていた）。
オリックスベンチも昨日の佐藤達からした三振を見て、今日は、佐藤から平野に代えた。
もはや、将来の4番ではない。既に主軸である。
妄想ではなく、現実に今シーズン中に何試合か4番に座るだろう。
これで貯金が10と2桁になった。
ここで、ネガティヴなことを言って申し訳ない。
昨日、今日のような勝ち方ができたからといって優勝できる程甘くはない。
現在、休みなくローテーションに定着しているのは、K.Jと野村だけである。
黒田は、登録抹消された。
後は、岡田が継続して試合を作っているぐらいである。
戸田は、中継ぎと先発を掛け持ちしている。
中継ぎ、抑えの層も薄い。
J.J.ヘーゲンズ、中﨑、今村にとって代わる選手がいない。
1996年45勝24敗で4位巨人に11.5ゲーム差を付けていたシーズンがあった（確か巨人は借金3）。
当時は、打線は、緒方、野村謙二郎、前田、江藤、ロペス、金本と強力だった。
当時もローテーションは、チェコが途中で退団し、紀藤、山﨑健、加藤の3人に、中継ぎと掛け持ちで山内。
9勝2敗 防御率2.20の紀藤が、札幌で巨人に9連打で2回途中でK.O.され投手陣は崩壊した。
今年は、野村（8勝2敗）次第だろう。
今年は、野村祐輔が紀藤のように炎上したら（実際、紀藤規模の炎上を過去何度かしている）、投手陣は、中継ぎに皺寄せがきて
崩壊するかもしれない。
投手陣が揃っているが、昨年の広島同様勝ち方を知らないDeNAよりも、阿部が復帰し、二軍から戻ってきた大竹、内海が調整し、桜井、ポレダ、マイコラスが戻り、9月にピークを持ってきそうな、勝ち方を知っている巨人が、なんかキモイんだよな（広島も今季序盤巨人に勝ち切れなかった）。
福井や横山の調整待ちぐらいで（最悪今年は1軍に上げないかもしれない）、大瀬良は試運転、これから先は先発投手に救世主は現れないだろう。
優勝して欲しくないんですねとは書かないで欲しい。
投手陣の層が薄いという現実を受け止めなければならないのだ。
追われるよりも、追うチームの方が戦い方が難しい。
九里を先発に戻し、岡田、中村、戸田を2遊間が育て、
捨て試合を作って特定のリリーフ投手への偏りを避けなければならないと共に
リリーフは、2軍から別の選手を引き上げては抹消し、相手の目先を誤魔化して逃げ切るしかないだろう。
[追記]
確かに今、巨人は中継ぎが崩壊していますが、宮國とか小山とか実績のある投手が調整して夏以降立て直して勝ち継投に入ってきたらヤバイと思います。
1996年も途中中継ぎ崩壊していましたが、河野、川口らが夏以降中継ぎに回ってひっくり返されたというのがありますので。
巨人は、菅野の他は、田口、今村、高木勇人。田口、今村も通常の状態のときは打てなかったし、高木は、今季6回3失点と打ち崩せてはいません。マイコラス、ポレダがいつ頃戻ってくるかと、内海が天王山で要所を抑えて試合を作りそうですし、このチームは、1989年を除き、スロースターター、ファンは、油断はしない方がいいと思います。
[追記]
野村は、交流戦後休みがあり、交流戦中の登板がないからですが、黒田は、故障の後遺症（肩、首、下半身）が原因です。
[追記]
どこのチームもマイナスはありますが、巨人の実績のある選手は、沈んだままでないのが曲者です。
復活したらしたで競り勝つしかないのですが。優勝した年は、何れも投手陣が充実していたので懐疑的にならざるを得ません。
巨人は、現在いる選手に限ってみても、特に接戦になると、7～9回、面倒くさい選手が多く、面倒くさいチームです。
現在セリーグに得点と失点の差がマイナス50ほどのチームが2つあります。ひとつのチームは打率リーグ最低レベルの.243で得点はリーグ最低、防御率もリーグ5位、それでも借金2に留まっています。もう一つのマイナス50のチームは借金10で最下位
得失点差－50以上で借金2の3位に留まっているということは、大差負け僅差勝ちということであり、実際、巨人は、大差がついた試合はあっさりと負けてくれるけれども、菅野と坂本以外突出した数字を残している選手はいませんが、ロースコアの試合をひっくり返す力はありますので、やりにくい相手です。
野村が13勝以上で防御率が3.60～3.70ぐらいに収まってくれれば辛うじて逃げ切り、13勝未満防御率4点台に突入するようだとひっくり返されるかもしれません（仮にひっくり返されても野村一人の所為ではありませんが）。