23/08/2020広島2-1巨人,鈴木誠也同点ソロ,坂倉将吾逆転ソロ

Last Updated on 2020年8月30日 by wpmaster

ファームの直近の試合投げる直江を見て、フォロースルー期に左膝の壁が崩れるのが気にかかるが、前足首を背屈して前足を軸に投げている。二軍のマウンドよりも地面を硬くし、傾斜も急にしてあるズムスタでは、左膝の壁も崩れず、二軍戦よりもいいピッチングをすることが予想できる。実力は吉田輝星よりも上だろう。にもかかわらず、二番はドアスイングの菊池涼介、遊撃スタメンは、こちらもドアスイングで、もうすぐ打率2割を割るであろう田中広輔。だからと言って合わせただけの打撃をする羽月や右投げ左打ちのスイングをする大盛をスタメンで起用すればいいというものではない。試合前に小園を一軍登録しなかったのであるから、會澤以外は前の前の試合とシフトで、1番上本、2番西川、3番堂林、4番鈴木誠也、5番ピレラ、6番長野、7番坂倉、8番菊池涼介というオーダーを組めばいいのである。
直江からは、鈴木誠也のソロ本塁打でしか得点できない。1-1の同点のまま8回裏、代打坂倉が、自身がプロ初本塁打を打った相手である大竹からソロ本塁打を放ち逆転。9回表、フランスアは、二死満塁まで走者を貯めたが、ウィーラーを左飛に打ち取りゲームセット

プロ初先発直江大輔のピッチング

直江は、右足小指球で地面を蹴る。左足スパイクの外側の踵で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左腕棘下筋が背骨の方に少し入る。前膝を脇の下まで上げる。前膝を下ろしたとき右足小指球にウェイトが移る。右肘を逆Lにしたとき右足踵が地面を離れる。両肩がM字になる。右腕前腕部を回内し、右手首が背中の方に入る。左足はつま先が踵より少し下で、つま先は、左打席のインコースのラインに向くが、ややインステップの程度が大きい。左腕前腕部の回内が解け、左腕上腕部が内旋して背骨の方に入る。右肘をつまみ上げたときに、右足拇指球にウェイトが移り始める。リリースの瞬間、前膝がほぼ突っ張るが、左膝の外側のラインが緩くO却になる。投球肘が左股関節の前に出ていかず、右腕上腕部が凹む。右足小指球が接地しており、後足にウェイトが残る。26球目に真ん中低目、29球目にアウトローにフォークをワンバウンドさせる。
26球目、田中広輔は、右足小指球で地面を蹴ってから左足股関節を外旋、左足つま先を捕手方向に向けていき、手首を下げていく。前肩が背骨の方に入り、前肘が突っ張る。左足のスパイクの内側でエッジをかけて両足を前に運ぶ。引手主導のスイングでカット。打球にスライス回転がかかり三塁側スタンドに入る。カット打法は、打てなくなるの例である。

直江は、55球目、「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトがかかり、前肩関節がヘソの方に入る。右腕を背中の方に引く。左肩関節、左腕上腕部が更に背骨の方に入る。右肘を逆Lにする。両肩がM字になる。右股関節を荷重し、右膝が右足つま先の前に出る。右股関節で二塁ベース方向に地面を蹴れない。
鈴木誠也は、直江が左足外踝をホームベースに向け、左足踵を踏み出す直前に、右股関節を外旋し、右足つま先を捕手方向に向けていく。左足小指で地面を蹴る。前足首を底屈したときに右肘がヘッドの外側に張り出す。前足首を背屈、左膝で地面を蹴り、右手親指でグリップを押し込んだとき左膝が突っ張る。左肘を屈曲しヘッドを残す。左中間席に本塁打を打つ。

大竹寛のピッチングvs坂倉将吾のバッティング

大竹は、右足小指球で地面を蹴る。左足のスパイクの内側で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左肩関節が背骨の方に動く。左足スパイクの外側の踵寄りで蹴ると、骨盤が一塁側に後傾し、背骨が一塁側に反る。左膝を下ろして、左膝下を三遊間に向けたとき、右足小指球にウェイトが移る。右腕を骨盤の横に持ってきたとき、左腕前腕部は回内し、左肩はスクエアであるが、左腕前腕部が背骨の方に凹む。右肘をつまみ上げたとき、右足踵が地面を離れ、左腕前腕部の回内が解け前肩が開き始める。
坂倉は、インロー(左打者のアウトロー)のスライダーに対し、右足小指球で地面を蹴ってから左股関節を外旋、前肩を投手側に張り出す。手首を上げていき、右足首を底屈、振り下ろす直前の手首がトップポジションに達した瞬間、前肩が背骨の方に入る。前膝で地面を蹴り、左手親指でグリップを押し込んだとき右膝が突っ張る。バナナカーブを作りながらスイング、左膝が真下に落ちる。右翼席に本塁打を打つ。

遠藤淳志のピッチング

遠藤は、38球目、右足小指球で地面を蹴る。左足スパイクの外側の踵で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左肩棘下筋、左腕上腕部が背骨の方に入る。左足小指球にウェイトが移ってから右腕を背中の方に引く。左腕棘下筋がヘソを荷重する。リリースの瞬間、左膝が屈曲し、左足の外側のラインがO脚になる。右腕上腕部が凹み、フォークをワンバウンドさせる。
吉川尚樹は、右足小指球で2回地面を蹴ってから(2段ステップ)左股関節を外旋し始めるが、左股関節を外旋する間ができず、左足スパイクの内側でエッジをかける。ヘッドは立っているが、両足を前に運んでしまう。振り遅れて空振り三振
遠藤は、105球目もフォークをワンバウンドさせ、一塁走者を二塁に進塁させている。遠藤は、ここが限界である。しかし、佐々岡は、7イニングス目も遠藤を続投させた。
遠藤は、結果だけを見ると7回1失点だが、坂本、中島宏之

塹江敦哉、ヘロニモフランスアのピッチング

塹江は、30球目、左足のスパイクの外側で地面を蹴る。左足スパイクの内側の踵で地面を蹴ってから左足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。右肩関節、右肘がヘソの方に入る。右肘をつまみ上げて前肩を下げたときに左足拇指球にウエイトが移る。リリースの瞬間、右膝が突っ張るが左腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。

モタは、塹江が左肘をつまみ上げたとき、右足小指球で地面を蹴るが、右足拇指球のウェイトのかかり方が過重で右足股関節を外旋できない。左肘が後ろに突っ張る。右肘でスクラッチするが、左肘のロックを解かないと右肘が前に出せない。引手主導のスイングで空振り三振

フランスアは、9球目、左足スパイクの外側小指球寄りで地面を蹴る。右足のスパイクの外側で地面を蹴る。左足踵で地面を蹴り投球肩を前肩よりも下げる。前肩は、スクエアだが、右腕上腕部が背骨の方に凹む。フランスアは、左肘をつまみ上げたとき両肩甲骨をぶつけることができているが、左足小指球で地面を蹴り、左足踵が地面を離れる。リリースの瞬間、前膝が突っ張りきらず、左腕上腕部が凹む。チェンジアップをワンバウンドさせる。
坂本は、フランスアが右外踝をホームベース方向に推進させ始めたとき、右足小指球で地面を蹴ってから右股関節を外旋する。右足拇指球で地面を捕手方向に蹴っている。左腕上腕部ほぼ全部が背骨の方右に入る。引手主導のスイングで空振り三振
フランスアが劇場を産み出したことがクローズアップされる。確かに、フランスアの投球動作も悪いが、塹江の方が酷かった。
両者とも、始動(後の股関節の外旋)が前足の踵寄りで蹴る前にできていたのが、できなくなり投球肩に負荷が増す投げ方になってしまっている。故に労働力を再生産できなくなっている。

総括

この3連戦は、一つも落とせない試合ばかりであるが、従前の私の願望ではなく予想は、初戦は、田口に強いのは鈴木誠也のみとなったが、森下が巨人をほぼ完璧に抑えて勝つ。2戦目は、大瀬良も畠も打たれ、リリーフの差で後攻の広島が勝つ。3戦目は、広島打線が直江を打てず、遠藤が打たれて負けるというものであった。
広島は巨人をスウィープ借金4の首位と7ゲーム差の最下位。借金4を返すのとゲーム差7をひっくり返すのは結構労力が要る。
しかし、貯金10は、リリーフの層が薄いチームはすぐに無くなる。昨シーズンの広島も一旦は、貯金14を作ったが直ぐに尽きて借金生活に戻った。
逆転でのリーグ優勝は、全くできないわけではない。

試合結果