22/08/2020広島10-4巨人,大瀬良大地107球8回2失点

Last Updated on 2020年8月23日 by wpmaster

この試合のスターティングメンバーは、前の試合同様、左翼長野、一塁ピレラのシフトを採用。前の試合は、大差負け僅差勝ちの強いチームの僅差勝ちとは言えなかったが、前の試合でエラーをした上本はスタメンから外され、遊撃スタメンは、田中広輔。下位打線は弱体化しただけでなく、守備も弱体化した。會澤も坂倉も前肩が背骨の方に入るが、坂倉の方が前肩が背骨の方に深く入る。會澤も坂倉もストライドが広がるが、會澤の方がストライドが広い。會澤の方がガイドハンドの肘がヘッドの内側に入る。捕手の打撃に関しては現段階では、坂倉の方が僅かに上回る。ハンドリングは、會澤の方が僅かに上手い。スローイングは、坂倉の方が若干益し。タッチはどちらも上手くない。ワンバンを投げさせて投手の肉体を潰したり、多少ドアでも打てるインローを投げさせたり、コーナーピッチングをさせたりしなければリードと勝敗に相関関係は全くないと言って差し支えない。
結果から言ってしまえば、試合は、畠の押し出し四球、堂林、會澤の本塁打で広島が大量得点して勝利。

大瀬良大地のピッチング

3回表、大瀬良は、28球目、右足小指球で地面を蹴る。左足拇指球で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左腕上腕部がオープンからヘソの方に動く。右足小指球にウェイトを移して2回目のレッグアップをする。右足踵で地面を蹴る。左膝を下ろしたとき、右足小指球にウェイトが移る。右肘をつまみ上げたときに、右足のスパイクの内側でエッジをかけてしまっている。リリースの瞬間に左膝が突っ張りきらず、右腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。
畠は、引手主導のスイングで空振り三振
大瀬良の投球は、28球目に限らず、左膝を上げてから右股関節を外旋するので棘下筋にかかる負荷が増す。
4回表、大瀬良は、50球目、「く」の字を作ったときに、右足踵にウェイトが移る。右肘をつまみ上げたときに、右足の拇指球にウェイトが移り始める。リリースの瞬間、左膝が突っ張りきらず、右腕上腕部が凹む。アウトロー(左打者のインロー)にカットボールをワンバウンドさせる。
若林は、右足小指球で地面を蹴ってから左股関節を外旋し始める。前肘がヘソの方に入る。左股関節を外旋しきれずに左足母指球にウェイトがかかる。引手主導のスイングで空振り三振

大瀬良は、全107球中ワンバウンドの投球が9球
私は、大瀬良、岡田明丈を右腕上腕部が凹む動作から右腕棘下筋の損傷を再三指摘してきた。大瀬良、柳の右ふくらはぎが痙攣したのも右腕上腕部の損傷が原因であると私は指摘したが、OBの評論家は、一斉に口をつぐむ。今季のコンディション不良の名目で登録抹消されたときも誰も指摘しない。その後、柳は右肩の損傷で登録抹消。更にその後、岡田明丈の右肩の損傷について唯一言及したのも金石氏であったが、大瀬良の右腕上腕部の損傷を示唆したのも今回の金石氏が初。

畠世周のピッチング

1回裏、畠は、4球目、右足小指球で地面を踏む。左足スパイクの内側拇指球寄りで地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左腕棘下筋が背骨の方に入る。「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトが移る。右腕を背骨の方に引き、左腕棘下筋で地面を押し込む。前肩を開かないと投球肘を出せない。リリースの瞬間、前膝が屈曲する。両股関節をぶつけるが、右腕上腕部が凹む。スライダーをワンバウンドさせる。
長野は、右足小指球で地面を蹴ってから右股関節を外旋、右足つま先を捕手方向に向ける。
開幕当初の堂林ほどではないが、左腕上腕部が背骨の方に入る。前膝を真下に落とすが、ヘッドがボールの内側に入り、空振り三振

3回裏、畠は、56球目、右足小指球で地面を踏む。左足スパイクの内側拇指球寄りで地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左腕棘下筋が、前述の4球目より更に背骨の方に入る。「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトが移る。右腕を背骨の方に引く過程で、左腕棘下筋で地面を押し込む。右腕が背中の方に入ったときには、左肩が開き始める。リリースの瞬間、左膝が屈曲し、右肘が左股関節の前に出ていかない。右腕上腕部が凹み、インローにフォーシームをワンバウンドさせる。鈴木誠也に押し出しの四球を与える。
畠世周は、従来は、右腕を背中の方に引く投手ではなかったが、始動(右股関節の外旋)が遅い故、ローテカフにかかる負荷が増して右腕を背中の方に引かないと右肘を担げなくなったのだろう。

藪田和樹のバッティングvsイスラエルモタのバッティング

藪田は、右足小指球で地面を蹴る。左足の踵で地面を蹴ってから投球肩を前肩よりも下げる。左肩関節が僅かにヘソの方に動く。この試合の藪田は、投球腕のローテカフに負荷が増す投げ方になっている。7球目、右腕上腕部が凹み、アウトローにカットボールをワンバウンドさせる。北村にシ四球を与える。
藪田は、13球目、「く」の字を作ったときに右足踵にウェイトがかかり骨盤が三塁側に滑る。右足小指球にウェイトが移る。右肘でスクラッチしたときに左腕棘下筋で地面を押し込んでいる。インローにホームランボールを投じる。

モタは、インローのフォーシームに対し、右足小指球で地面を蹴ってから右股関節を外旋、右足つま先を捕手方向に向ける。前肩が左足股関節の前に張り出す。
前膝で地面を蹴り、左肘を屈曲させてヘッドを残す。バナナカーブがほぼ垂直で大きい。左翼席に本塁打を打つ。

試合結果