[選手名鑑]フランミルレイエス#99

Last Updated on 2024年2月21日 by wpmaster

日本ハム資本は、前カンザスシティロイヤルズをフリーエージェントとなり、日米7球団間資本で争奪戦が生じていたフランミルフェデリコレイエス外野手(Franmil Federico Reyes)との契約が経済関係上、実体関係上成立したことを広報担当者を使用して発表した(2024年1月8日)。

サービスを提供する契約期間は、1シーズンで、支給に付される価値は、円と交換後、1億円プラス出来高とYahoo、時事通信を始めロスチャイルド、ロックフェラー系メディアの社員は、報じている。

直近シーズンの成績は、打率・186、2本塁打、7打点に留まっていた(メジャー通算では、打率・249、108本塁打、285打点)。

ドミニカで行われたウィンターリーグでの成績は、・296、9本塁打、34打点
過去には、メジャー公式戦前半戦だけで25本塁打を産み出したことがある(2019)

Ⅰ プロフィール

生年月日 1995年7月7日

右投げ右打ち

左翼手、右翼手

アマチュアFA後、サンディエゴパドレスと契約(2011)

  • サンディエゴパドレス(2012-2019)
  • クリーヴランド旧インディアンス(現ガーディアンズ)(2019-2022)
  • シカゴカブス(2022)
  • カンザスシティロイヤルズ(2023)

195cm 124kg
故障歴ー右膝の肉離れを生じ、オフに手術を受けている(2018)

Ⅱ 打撃動作

右手首を首の高さにセットする。ヘッドの角度を60°にしてバックネット方向に向け構える。右手親指の指先は、グリップの外側に反らす。
右手中指基節骨にグリップを嵌める。左手小指はグリップエンドに巻き付けないが、接触させている。
右腕前腕部を回内し、ヘッドの角度を変えずに三遊間に向け構える。

セットアップの段階における両肩及び、両股関節のスタンスは、スクエアスタンスにしている。

右腕前腕部を回外してヘッドの角度を30°にする。僅かに右手首がコック(背屈)する。左肩が僅かに右肩の方に入る(後述の牧、頓宮に比べると小さく、素人は目視で確認することは難しい)。

右手親指第一関節が屈曲し、右手親指の爪の内側をグリップに沿わせている。

ニーアップする前にセットを解く投手と対戦する場合、当該各投手の一連の投球動作に応じて当該投手が投球腕前腕部を回外してセットを解く前、又は解いた後にセットを解く。

ニーアップした後にセットを解く投手と対戦する場合、当該各投手の一連の投球動作に応じて当該投手がニアップした後、投球腕前腕部を回外してセットを解く前、又は解いた後に右腕前腕部を回外し、右肘をヒッチする・・・(1)。

ガイドハンド(右打ちは右、左打ちは左)の肘のヒッチの大きさは、前田智徳(右投げ左打ち)ほど大きくはなく、鈴木誠也、ブーマー、ケヴィンミッチェル(何れも右投げ右打ち)よりも大きい。ボブホーナー(右投げ右打ち)と同レベルである。

右手首が背屈し、ヘッドの角度が60°から75°になる。

ヒッチ後、右手首が底屈した状態でヘッドがホームベース方向に倒れた状態(ヘッドの角度が鈍角)で停止することが生じない。即ち、丸佳浩のようにガイドハンドの”手首”がヒッチ(ガイドハンドの肘が上がる)してしまうことが生じない。

左足拇指球で地面をタップする。
左股関節が内旋する。

左膝を上げる高さは、右膝よりわずかに上(殆どノーステップに近い=万波、今川と同レベル)、右股関節の中間よりも右股関節寄り(今川、マルティネスと同レベル)までである。
スモールステップに留めるが、ノーステップに近いスモールステップ(左膝を右膝よりもわずかに上に留める)に留める場合も左膝の内旋は、万波よりも小さい・・・(2)。

右腕前腕部を回内して右手親指基節骨でグリップを叩き右肘を上げる(フライングエルボー)。左腕前腕部が回外する。

インローの投球の軌道に対してもインステップしない。

左股関節を外旋、左足首を底屈後、ストライドが両股関節、肩幅から一足分以上広がることが生じない(立投げする投手よりも狭い)。

右腕前腕部を回外して右肘をアクセレーションする・・・(3)。
ヘッドが寝る。
右股関節が外旋する。左股関節は外旋した状態で背骨方向に引っ込む。

右肘のヒッチが完結後、右手首が背屈し、右腕前腕部を回内(=スイング)直前(これが”トップポジション”、右腕前腕部は回外、上腕部は外旋している)、ヘッドが立つ(右手小指基節骨の入射角が垂直に近い)。右手親指の指先がしなる。

右腕前腕部の回内運動の加速距離が長くなる。鳩尾が背骨方向に引っ込む(バナナカーブが垂直に近い)・・・(4)。
右肘がカチ上がり、ヘッドが立つ。右手親指基節骨でグリップを叩く。右腕前腕部の屈筋が緩む(脱力している)。

投手がセットを解く前に右肘をヒッチした場合には、ゆったりスイングしていると錯覚する。

因みに、かつて、新庄剛志がヌニェスに関し、スイングがゆっくりなので日本の投手には合うかもしれないと言ったのは、このことであり、皮肉として言ったものではないと解することができる。

右股関節が内旋し、右膝がニーアップする。左股関節の外旋が進行する。両股関節がぶつかった後、右膝が地面に落ちる。

右腕前腕部を回外する(フォロスルーの開始)。ヘッドが寝る。
左足首が背屈する。
右腕前腕部の回外運動の加速距離が長く、ヘッドが立つ。ボールの外側(投手寄り)を縦に擦る。
アウトローのスライダーに対し、ライナーの角度で左翼ポール際に打つ以外は、産み出す打球は、フライボールの角度で生ずる。
右手親指基節骨でグリップを叩き、フォロースルーをフィニッシュする。ヘッドがヘルメットに着く。

逆方向に打球が生じた場合でも、右腕前腕部を回外した後(スイング直前及びフォロースルー開始後)、右手首が背屈し、おっつけることなく、投球の軌道を縦に擦って本塁打を産み出している。

アナウンサーや素人ファンは、擦っただけなのによくスタンドに入ったという旨の発言をするが、人差し指の付け根で追っつけてグリップを水平に運んで本塁打を打つ軟式野球を経験したに留まるのだろう。硬式経験者に言わせれば、”本塁打は、擦って打つ”のである。

Ⅲ 打撃動作に関する相互関係及び総合

牧、頓宮(共に、右投げ右打ち)、村上宗隆、丸(共に右投げ左打ち)ヘッドがホームベース方向に倒れて停止すること生じない。すなわち、右肘のヒッチが投手のセットの解除に比して遅れても、右肘のヒッチを完結する・・・Ⅱの(1)。

故に、右腕前腕部を回内して右肘を上げた後、首、左肩が右肩方向に入っていかず、頸反射できている。左脇が締まって左肘が突っ張ってしまうといいうことが生じない。
スラングを使って言語化すると前田智徳と同じくトップ(正確にはトップではない)は浅く、トップ(正確にはトップではない)は緩む(トップハンドの前腕部の深層屈筋、内側側副靭帯が緩む)。

左右の肩甲下筋が突っ張らないので、左腕上腕部の外旋を進行させた後もストライドは広がらない。

故に、ど真ん中、アウトコース、インコースのベルトの高さ、アウトローのコーナーギリギリの投球に対し、右腕前腕部を回外することができる。故に右腕上腕部の内旋運動にブレーキをかけ(審判は、この段階で投球の軌道にボール又はストライクという評価を付けている)、トップを作り、tップを緩めてスイングができる。スイングしないこともできる。
前述の牧、頓宮、村上、後述の堂林、秋山翔吾、西川龍馬、アウトローのワンバウンドをスイングしない。・・・Ⅱの(3)

右肘のヒッチが投手がセットを解いた後、間が生じると、右腕前腕部を回内してフライングエルボー、スイングと2回、右肘を上げるので、インハイ、真ん中高めの投球に対し、着払いの空振りをすることが生ずる。・・・Ⅱの(1)

秋山翔吾、西川龍馬(何れも右投げ左打ち)、堂林(右投げ右打ち)のように骨盤以上までニーアップしないので、背骨から投手寄りの肩までが投手の方に向くことは生じないが、僅かでもスモールステップすれば、投手側の股関節は内旋する。

予備動作で僅かにコックすることに加え、投手側の股関節が内旋すれば、素人には目視で確認することが難しいレベルで投手側の肩がトップハンド方向に動くので、ノーバウンドのアウトローの変化球は空振りする。ワンバウンドを振る頻度は少ないが、全く振らないということではない。

一方、前田智徳は、右股関節を外旋したまま、擦り足でステップするので三振が少ない。

インコースのベルトの高さの投球に対して、鳩尾を引っ込めるので、スイングしたと審判に評価を付けられることが生ずる。これは、バリーボンズ(左投げ左打ち)、鈴木誠也にもみられる現象である。
インサイドアウトスイングの完成度が高いことと評することができる証左である。・・・Ⅱの(4)

着地位置を探らず、左足を真下に振り下ろす。右肩と左股関節を結ぶラインを回転軸に、山なりの変化球待ちで差される打撃をする。右肩関節の内旋を送球の軌道に合わせるのではなく、いかなる投手、いかなるコース、球種に対しても、回外運動を完結させた上でスイングをする。打撃の土台はできている。故に、フライボールを量産できるスイングはできている。

フィジカルをフルスイングできる水準まで再生産できるか、投手がどこまで投球肘をアクセレーションするか(ギアを上げるか)、バッテリーが2ストライクゾーン後打者がどんなにインサイドアウツイングの完成度を高めてもヘッドが掠らないボールゾーンに投げるかによって、シーズントータルの成績が変わってくる。

現段階での筆者の構想は、1番右翼万波、2番中堅五十幡、3番松本剛、4番レイエスである。

160km/h前後を投じるリリーフ投手を補強し、レイエスを補強した。

しかし、それだけでは、リーグ優勝はできない。
打者走者をアウトにできない(記録員が付ける評価はエラー又は内野安打)のはOK!内外野が守備で、出塁させた走者を三塁及び本塁で刺せることができなければ、日本ハムはリーグ優勝できない。できればリーグ優勝できる。

走者がゴロゴーせずに、全球ランエンドヒットのスタートで右股関節を内旋しオーバーランできればリーグ優勝できる。できなければリーグ優勝できない

打者走者を含めた後続の走者が”犠走”できれば、リーグ優勝できる。できなければリーグ優勝はできない。

レイエスの走塁

左膝を屈曲、右膝を伸展して滑り込む。二塁ベースを蹴る直前に右股関節を内旋してドリルスライディングをする。

本塁~一塁、二三塁間で走路に膨らみを創る。

レイエスの守備

右足内踝を左足内踝にぶつけて背走する。左股関節を外旋して切り替えした後、左足内踝を右足内踝にぶつけて背走する。
左手小指基節骨で打球を叩く。
ゴロは、両膝の屈曲は浅いが、骨盤を前傾、両腕前腕部を回外して捕球する。
クッションボールは、ベアハンドキャッチして送球する。オーバーハンドの角度で送球できる。
フォロースルー後、左膝が突っ張る。

Ⅳ footnote

メジャーでの実績に関しては下記サイトを参照

MLB

NPBにおける成績に関しては下記サイトを参照

NPB

用語の意味に関しては下記記事を参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]

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