無安打で点を取られる守備が最下位の原因の一つ

Last Updated on 2023年10月2日 by wpmaster

日本ハム対ソフトバンク25回戦

先発は、上沢直之と石川柊太

試合は、4-3で日本ハムの勝利

またしても、無駄な失点を重ねる守備しており、これが解消されなければ、来季もリーグ優勝は難しいだろう。

abstract

ポイント

内野手は、走者の走路の前に守らない。

先頭及び後続の走者がスタートを切る前に走路の前に出てないこと。

打球は、グラブを持つ手の親指基節骨→小指基節骨又は小指基節骨→親指基節骨の順に叩く。

先頭の走者が三塁未達で三塁タッグプレーにおける三ゴロ以外は、先頭の走者の進行方向とは逆の塁に投げない。

先頭の走者の進行方向とは逆の塁には、野手は入らない。無人の塁に投げることによって失点しなければ、先頭の走者の進行方向とは逆の塁に投げるという送球方向のエラーは撲滅できないからである。

ランニング中の先頭の走者が三塁に達した後は、一塁手は、一塁ベースを蹴らずに、本塁に投げる。本塁でアウトにできるか否かは関係ない。本塁に突入してきた走者がバックを踏んだり、プレイの累積により生じた窪みに転倒することが生じ得るからである(関係記事、)。

本塁送球に触れた野手は、本塁触球又は本塁突入走者にタッグ後、三塁(先頭の走者の進行方向の先の塁、打者走者のみ出塁の場合、打者走者の進塁方向の先の塁)に投げる。

先頭の走者の進行方向の塁へは、首を走者の先の塁に捩じるだけ偽投するだけでは進塁は抑止できない。実際にリリースすること!

先頭の走者の進行方向への塁に野手が入っていなくても、打球に触れた野手は、送球すること。無人の塁に投げて失点しないと、先頭の走者の進行方向の塁に野手が入らないというミスは、撲滅できないからである。

送球は、ノーバウンドで行う。

関係記事(、)

無死二三塁、一ゴロ[守備]

2回裏無死二三塁、投手上沢(右投手)、打者上林、二塁走者井上朋也、三塁走者柳町

スコアは、1-0と日本ハムが1点リード

一塁手野村は、一二塁間の走路の前、内野芝の領域で守る。

上林は、スイング後、ヘッドが下がる。左手首をコックしてヘッドアップ後、カチ上げる。

一二塁間にゴロを打つ。

野村は、バックハンドで打球に触れる。

本塁ではなく一塁に投げてしまう。

シカトすればいいものを上沢も一塁ベースに走ってしまう。

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1-1の同点に追いつかれる。

一死三塁、三塁線へのバント[守備]

2回裏一死三塁、投手上沢、打者嶺井、三塁走者井上朋也

嶺井は、上沢が右肘、右腕前腕部、右手首を右肩の高さに上げた後、バントの構えに切り替える。

嶺井は、三塁線にバントをする。

清宮は、三塁ベースのアンツーカーより前、内野芝の領域に出てきてしまう。三塁ベースが空く。

ファーストバウンド後、電車バックで三塁に戻る。

捕手伏見が、ホームベースのアンツーカーと内野芝の境目、三塁線寄りで打球に触れる。

伏見は、三塁走者にタッグするが、かわされる。

F1-2H

伏見は、一塁に投げる。

二塁手アルカンタラが一塁に入るが、打者走者が前を走り送球に触れることができない。

右翼手万波が二塁に送球するが、二塁ベースの右翼寄りのコーナーの手前でショートバウンドさせ、二塁に入った遊撃手のハンスンが送球に触れることができない。

左翼手田宮が三塁に送球する。

打者走者の嶺井がヘッドスライディング

打者走者に三塁に進塁される。

一死三塁、一二塁間のゴロ[守備]

2回裏一死三塁、投手上沢、打者三森、三塁走者嶺井

二塁手アルカンタラは、一二塁間の走路の前、内野芝のエリアで守る。

三森は、スイング後、ヘッドが下がり、左手首をコックしてヘッドアップ後、カチ上げる。投球に差されて一二塁間にゴロを打たされる。

アルカンタラは、一塁に投げてしまう。

嶺井のボーンヘッドにより、本塁に還られなかったが、もう1点追加され得る守備である。

無死二塁、三ゴロ[守備]

6回裏無死二塁、投手上沢、打者井上朋也、二塁走者柳町

スコアは、4-2で日本ハムが2点リード

清宮は、三塁ベースアンツーカーの後ろに守る。

二塁走者柳町は、二三塁間のラインの前に入り、左足のスパイクの内側を二塁ベースアンツーカーと二三塁間の走路の境目に沿わせる。

柳町は、上沢がセットを解いた後、シャッフルして二次リードを進めるが、ファーストバウンド後、一次リードのポイントまで戻ってしまう。

清宮は、三塁ベースアンツーカーの後ろでフォアハンドシングルでグラブを出し、打球に触れる。

右手親指の爪の裏でボールを押すが、右肘を上げ切ることができず、ボールを押し直す。

清宮は、二塁に投げて二三塁間、ランダウンプレーに持ち込まず、一塁に投げてしまう。

しかし、柳町は、左股関節を内旋してスタートを切るが、左腕前腕部を回外してストップしてしまう。

柳町のボーンヘッドにより、三塁に進塁されなかったが、三塁に進塁され得る守備である。

無死三塁、四球[ケース打撃]

打者走者が右打者の場合、ホームベースを横切るのは遅くて構わないが、横切った後は、二塁にはしらなければならない。

打者走者が二塁に走り、捕手が二塁に投げた後、三塁走者は、本塁に還ることができる(関係記事、)

尚、捕手が二塁に投げなくても三塁走者が本盗できるのは、前述(abstract)のとおりである。

3回表無死三塁、投手石川柊太、打者万波、三塁走者細川

スコアは、1-2で日本ハムが1点ビハインド

石川は、インローにワンバウンドし得る投球をする。

捕手嶺井は、バックハンドシングルでグラブを上から投球に被せて捕球する。

万波は、ホームベースを横切り、右腕前腕部を回外してバットを回しながら一塁へ歩く。

嶺井は、左膝を着いたまま、首を三塁に捩じり、右肘を上げる。右腕前腕部を回外して三塁への送球動作を止める(関係記事、)。

しかし、細川は、三塁に帰塁してしまう。

石川が一歩本塁方向に歩み寄る。

嶺井は、石川に山なりの返球をする。

三塁走者細川は、再離塁しない。

投手コーチの斉藤和巳がマウンドに走る。

footnote

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]