[野球]上川畑、万波のミスと古川裕大、韮澤のミスを同列に扱ってはならない

Last Updated on 2023年5月8日 by wpmaster

日本ハム対楽天9回戦

先発は、コナーメネズと荘司康誠

試合は、9回裏、上川畑が前進守備の中堅の頭上を越える飛球を打ち、日本ハムが3-2で勝利した。

新庄剛志がした措置はきわめて妥当

二死二塁で、松本剛の左前安打で本塁に還れなかった二塁走者の古川裕大二死一塁で右翼オーバーの打球で本塁に還れなかった韮澤雄也

古川に対し、日本ハムの監督の新庄剛志は、「怪我がなくても代えるつもりだった」とコメント。
古川裕大は、試合後、一軍登録を抹消された。

松本剛は、「野球人として許せないプレー」と切り捨てた。

一方、広島東洋カープの監督である新井貴浩は、韮澤を代えることなく最後まで出場させ、一軍登録も抹消していない。

古川、韮澤のしたミスは、プロアマ問わず、勝利が義務付けられた組織でプレーしたことがある選手であれば、限りなく100%に近い選手がすることなく引退する。

誰でも犯し得るミスではない。

「人間だもの」で済まされるミスではないのだ。

選手一人一人は生活をかけて戦っている。
一軍の戦力としては落伍してしまった。
二死を取られた後、塁間で停止、帰塁するということは、試合に勝つというノルマ、勝利というチームの果実と相反するプレーなのである。

上沢の3被本塁打に埋没させてはならないプレーである。

チームが勝利してもスルーしてはならないプレーである。

チーム全員が共有しなければならない問題である。

私が現場のスタッフの一員であったなら、庇いようがない。
とても、挽回の場を与えてやってくれとは言えない。

古川、韮澤の走塁ミスは、走塁ミスが原因で出世の途が途絶え、自由契約に直結してしまったとしても誰にも文句が言えないミスである。

古川、韮澤のした走塁ミスは、その結果として他の職業に転向することが余儀なくされたとしても誰にも文句が言えないミスである。

実際、宮田はそれでクビになっている。
古川裕大も昨シーズン、二死から三塁走者として同類のミスをしでかしているが、自由契約に関しては執行猶予の措置が採られた。

ライナーバックで帰塁できなかった五十幡は、打者がフライングエルボーをした後にスタートを切り、野手が打球に触れ、トスした後に帰塁しており、プロセスに何らの誤りは生じさせていない。チームに勝利という果実をもたらすという経済関係上のノルマにも相反していない。

個々のプレーには、価値属性は備わっていない。

上川畑、万波のトンネルは、現場で足掻きながら、現状採れる手段の中の一つを講じた結果として生じたミスである。
「もっと練習しなさい」で済む話である。挽回の場を与えてもよい。
監督、コーチ、他の選手から見れば、下手だけれども真面目に取り組んでいることが看て取れる。

古川、韮澤がしたミスは、”コイツ、野球を舐めてる!” という評価が監督、コーチ、他の選手から付けられても反論の余地が生じないミスである。

上川畑、万波のミスと古川、韮澤のミスを同一の俎上に扱ってはならないのである。

よって、新庄は、厳しすぎではない。

古川裕大の走塁ミスに関して新庄と松本剛の言っていることは、100%正しいのである。

韮澤を交代させることなく最後まで出場させた新井貴浩が勝負に対して生ぬるいのである。

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