[選手名鑑]メジャー83勝トレバーバウアーDeNA入団が決定

Last Updated on 2024年3月30日 by wpmaster

DeNA資本は、メジャー通算83勝投手トレバーバウアー=前ドジャース=を獲得したと広報担当者を使って発表した。大資本メディア関係者は、出来高を含めて4億円規模の契約と推定しているが、現実に支給することとした架空商品に付される価値とは必ずしも一致するものではない。

バウアーは、ドジャースと契約していたとき、女性から性的暴行を受けたとして提訴されたとメディア関係者が報じ(2021年)、制限リスト入り(2021年7月)、324試合の出場停止処分を科され(2022年4月)、その後(2022年12月)、194試合に軽減された。バウアーは、ドジャーズからは既に退団していた(2023年1月)。
ベイスターズの関係者は上記の暴行の事実関係が実体が生じているか調査を行い、バウアーが米国の裁判で有罪判決された事実関係が生じていないことを確認した上で獲得を決定した。

過去の実績に付された価値が高いメジャーリーガーであっても、日本のプロ野球球団資本と契約する選手は、試合で投げられる水準までに肉体を再生産できない選手並びに肉体の稼働がアップデートできておらず陳腐化している選手が大半であった。故に、大物外国人を獲得したからといって必ずしもリーグ優勝できていないところが、野球の面白いところである。バウアーの肉体の稼働は、アップデートされたものなのか陳腐化したものなのか

プロフィール

生年月日 1991年1月17日
右投げ右打ち

  • MLBドラフト1巡目(全体3位)(2011)
  • アリゾナダイアモンドバックス(2012)
  • クリーヴランドインディアンス(2013-2019)
  • シンシナティレッズ(2019-2020)
  • ロスアンジェルスドジャース(2021)

公称サイズ 185cm 93kg

故障歴

過去、右足首に打球を受け疲労骨折したことで(シカゴホワイトソックス戦2018年8月11日)、14日に故障者リスト入りし(2018年8月14日)、離脱期間は1か月カウントされた。

投球動作

右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。
左肩を左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーに向ける。
首を左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーからボール1個分入ったところに向ける。
グラブは、背骨の右側でヘソの高さにセットする。

フォーシーム、チェンジアップを投げるときは、セットアップのとき、右腕前腕部を回内している。
シンキンファストボール、ナックルカーブ、スライダーを投げる場合は、セットアップのとき、右腕前腕部を回外している。

左足の拇指球で地面を蹴る。
左股関節を外旋して左足前脛骨筋を回外(内反する)。
左膝を丹田の高さに上げ、アウトサイド105°の角度に屈曲する。
左足首が背屈する。
右足がヒールアップする。
左股関節を内旋して左足前脛骨筋を回内(外反)する。

右腕前腕部を回外してセットを解く。
右手首の掌側が上を向く。
右足踵で地面を荷重する。

左腕前腕部は回内するが、右腕前腕部は回内しない。右腕上腕部は内旋する。
右手首の掌側が右股関節の方を向く。右肘の屈曲の角度は、アウトサイド120°である。
右足の外踝から小指球にかけての部分にウェイトがシフトする。

右手首が両股関節を結ぶラインを通過する前に、右腕上腕部を内旋して右肘を右肩関節の高さまでコックアップする。右肘の屈曲の角度は、インサイド60°である。右腕前腕部は回外している。
右足のスパイクの内側が地面に噛み合わさる。右足踵はこの段階では地面から離れていない。
左腕前腕部が回外する。

左足首を底屈し、左足のスパイクの外側から入射する。

右手親指基節骨でボールを叩く。
右腕前腕部が回内する。右手首の掌側が二塁ベース方向を向く。
右足の拇指球にウェイトが移り、右足踵が地面を離れる。
左股関節が外旋する。
頸反射をしている。首は、左肩関節の外側から出ていない。

右腕上腕部内旋(リリース)直前の右手小指基節骨の入射角は、55°、左膝の屈曲の角度は、150°である。

リリース後、右腕上腕部棘下筋が凹む。
右肘の高さ、右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドに近いスリークォーターである。
右股関節、右膝が屈曲する。右膝の屈曲の角度は、100°である。
右足を一塁側にターンさせ、両足をクロスさせる。

走者を出塁させる前は、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせ、左足の爪先から踵までが右足の踵から出る。首の向きは、左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーである。

右肘のコックアップ前の左肩関節の向きは、走者を出塁させた後と同じ左打席の中心線であるが、右足小指球でステップオンしてから右股関節を外旋し、上半身、下半身を捻転させる分、打者にトップハンドの前腕部を回外してトップハンドの肘をヒッチする間を生じさせる。又は、ステップオン&スモールステップする間を生じさせる。

得点圏に走者を出塁させた後は、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせ、グラブは背骨の前、ヘソの高さにセットする。

首を二塁走者の方に向けた後、左足で地面を蹴らず、セットを解かずに、首を三塁ベース方向、左打席の内側のラインの捕手寄りのコーナー、左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーからボール1個分入ったところ、左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーに首の向きを変えてから、チェンジアップを投げる場合には、更に左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーからボール1個分入ったところに首の向きを変えてから左足の拇指球で地面を蹴る。

しかし右手首をコックしてグラブの位置を上げるので、グラブが背骨の右側に入る。右肘のヒッチに関する回外運動、右肘のコックアップに関する回転半径が長く、加速距離が短くなる。故に、右腕前腕部は回内にシフトしないものの、右肘が伸展する。

ナックルカーブを投げる場合、左足のスパイクの外側の踵寄りから入射する。右肘のアクセレーション前に頸反射しない。右肩の方にも捩じれていない。
右腕前腕部の内旋運動の回転半径が短く加速距離が長い。
右肘の高さ、右腕と背骨の交わる角度、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドである。

スライダーを投げる場合、右肘を右肩関節の高さにコックアップした後、左足の拇指球と土踏まずの境目から爪先分インステップする。そこからアウトステップするので、インステップした分、ストライドが長くなる。右腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。右腕前腕部の回内運動の加速距離が短くなる。

シンキンファストボールを投げる場合には、右肘のアクセレーション前に頸反射しない。

球種

  • フォーシーム 平均 151km/h、Max 156km/h
  • カッター       平均 137km/h
  • シンキンファストボール               平均 151km/h
  • チェンジアップ             平均 141km/h
  • スライダー                         平均 130km/h
  • ナックルカーブ                           平均 128km/h

総合

打者走者は、バウアーが走者を出塁させていない段階では、前膝を高く上げたり神主打法を用いない限りは、出塁するのは難しくない。

バウアーは、得点圏に走者を出してから投げ方を変える。盗塁阻止よりも打者を打ち取ることを優先する。

しかし、本文に記載したとおり、セットを解く前にグラブの位置を上げるので、”トップハンドの肘”をヒッチした上で、ノーステップ又はスモールステップすれば、バウアーは、テイクバックが小さいがレッグアップが大きいので、フライングエルボー及びトップを作る間が作れる。

また、バウアーは、左足を入射してから右手首をふけるので、右手首をふける間が作れないことが生ずる。右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、右肘の加速距離が短くなrば、打者がトップを作る間を生じさせる原因となる。

二塁走者は、セットを解く前の前腕部の回内、回外によって球種が感知できる。テイクバックが小さい分、二次リードを進めるのが簡単ではないが、スライダーを投げる場合、インステップするので、二塁走者は、左腕前腕部を回外してバックステップする間が作れる。

年度別通算成績

MLB

NPB

記録及びタイトル

最優秀防御率(2020)

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