走塁面、守備面に課題を残した試合[対楽天23回戦F6-3E]

Last Updated on 2023年3月9日 by wpmaster

日本ハム対楽天23回戦、先発は、根本悠楓と涌井秀章
試合前、開幕後の2022年4月6日、経皮内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を行った五十幡亮汰が一軍登録され、二番中堅手としてスタメン出場し、楽天との今季最終戦に登板することとなっている達、畔柳、松浦の3投手以外の野手全員が一軍の試合に出場することとなった。
試合は、延長戦に入り、10回表に4得点した日本ハムが6-3で勝ったが、走塁面に課題を残した。

五十幡亮汰の打撃及び走塁

1回表走者無し五十幡は、両手首の高さは帽子のツバの高さ、左足の内踝、右足の拇指球でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップする。頸反射は、している。ヘッドの角度は、40°で、左手親指のPIP関節(親指の付け根でない方の関節)が屈曲している。涌井が右肘をアクセレーションする前に右足拇指球で地面を蹴る。右膝は、左股関節の下の高さで垂直に屈曲する。左肘を上げた後も頸反射する。右足はスパイクの外側から入射する。トップを解除した後、左手首は背屈して辛うじてヘッドが立つ。三遊間を狭めアンツーカー後方で守っていた遊撃山﨑剛が背骨の左側でバックハンドで捕球、一塁にワンバウンドで送球するが、内野安打となる。
近藤に対する涌井のカウントは、1-2
五十幡は、両足のスパイクの内側でエッジをかけ、両腕前腕部を回内し、両足を交互に内旋してリードを取る。涌井が右腕前腕部を回内した後に左腕上腕部を外旋、内旋してスタートを切る。五十幡は、ハーフウェイを越えてからも左足の拇指球で地面を蹴ってしまう。走路が膨らむ。走路の膨らみは、広島の西川、野間田中広輔、矢野ほど大きくはない。右足拇指球で地面を蹴ってしまう。左膝を屈曲、右膝を伸展してスタートするが、タッグアウトとなる。

小深田の左翼守備

3回表一死一塁、打者中島卓也は、トップを解除した後、ヘッドが下がり、左手首をコックしてヘッドアップしてしまう。しかし、打球が三遊間を抜ける。
左翼に入っていた小深田は、背骨の前で右手を添えてフォアハンドで捕球しているが、両手首をコックすることなく両腕前腕部を回外する。右肘を伸展することなく、右手親指基節骨でボールを叩いて右肘を上げる。小深田は、三塁にワンバウンドで三塁ベースの遊撃寄りのラインを通過させる。
一塁走者の石井は、一二塁間のハーフウェイ、二三塁間のハーフウェイの手前で左膝が外側に開く。左股関節を内旋すると走路が膨らむ。走路が膨らみは広島の西川、野間、田中広輔、矢野ほど大きくはないが、三塁タッグアウトになる。

二死一三塁における攻撃

3回表二死一三塁、涌井が初球右腕前腕部を回内後、右手親指基節骨でボールを叩く前に五十幡がスタートする。太田光は座ったまま、涌井は、ピッチドアウトする。太田光は、どこの塁にも投げない。太田は、涌井に山なりの返球をするが、涌井は、マウンドを降りて芝のところで捕球する。走者二三塁となる。

一死一三塁における攻撃

6回表一死一三塁、無安打でも得点できる。審判がタイムをかけない限りは、三塁走者が帰塁不要の二死一三塁とは異なり、三塁走者は進塁優先の2Wayリードのケースである。一塁走者の鈴木翔天がセットを解いた直後にスタートを切る。太田は、三塁線上で右肘をフライングエルボーしたところで静止後、二塁に投げる。涌井は送球をカットせず、遊撃手の山﨑剛が二塁に入る。三塁走者の上川畑は、送球がプレートを越えた後も左腕上腕部を内旋してセットを解くが右膝が右足つま先の前に出てスタートが切れない。
10回表、清宮は、マウンド一塁線間にプッシュバントをする。茂木は、背骨を本塁方向に向け、右手親指の指先でボールを押して右肩甲下筋が突っ張る。三塁に投げられない。右股関節をバックステップしてからも右手親指の指先でボールを押して右肩甲下筋が突っ張る。茂木は、一塁に送球する。
一死一三塁、捕手の炭谷は、右手親指基節骨でボールを叩き二塁ベース方向に右肘をフライングエルボーする。三塁走者の近藤は、炭谷が右手親指基節骨でボールを叩いた直後、左腕上腕部を内旋してトップを解く。しかし、右膝が右足つま先の前に出てスタートが切れない。炭谷は、右肘をフライングエルボーをしたところで送球動作を静止して一死一三塁となる。

一死一二塁における守備

内野手は、グラブを持つ手の前腕部を回外し、グラブを持つ手の小指第二関節でボールを叩き、投球腕の前腕部を回外して捕球すると共に送球のトップを作る必要が生ずる。
7回裏一死一二塁、二塁走者の鈴木大地は、玉井が右腕前腕部を回内した後、二次リードを取る。ギッテンスがトップを解除後、左股関節を外旋し、トップを解除しスタートを切る。
ギッテンスが産み出したゴロに対し、玉井は、右股関節を内旋してフォアハンドでグラブを出すが捕球できない。
遊撃手の上川畑は、背骨を三塁ベースに向け、両腕前腕部を回外して背骨の前でフォアハンドで捕球する。右手をグラブに添える。捕球の段階で鈴木大地は、二三塁間の2/3を通過している。捕球後、右手親指基節骨でボールを叩いたとき、鈴木大地は、二三塁間の7割を追加している。上川畑は、首を二塁ベース方向に捩じり、右股関節を内旋後、右股関節をバックステップして二塁に送球する。二塁に入った石井が一塁に転送する。
鈴木大地の三塁進塁を許す。

一二塁間のランダウンプレー

4回裏、一塁走者の茂木は、両足のスパイクの内側でエッジをかけ、一次リードを取る。右足のスパイクの外側をアンツーカーと芝の境目に沿わせている。根本は、左足のスパイクの外側をプレートの三塁側から外さず、スタンダードWで左肘を上げる。茂木がスタートを切る。茂木は、ストライドは狭いが、左足の拇指球で地面を後ろに蹴る。右足のスパイクの外側から入射するが、右足のスパイクの外側から骨盤の右側がはみ出る。僅かに走路が膨らむ。根本は、一塁に牽制球を投じる。清宮は、右足を一塁ベースから外し、左足をスパイクの外側から入射する。右股関節をバックステップして捕球する。グラブが背骨の右側に入る。清宮は、スタンダードWで右肘をつまみ上げる。しかし、清宮は、左足のスパイクの内側から入射し、右腕前腕部を回外する間が作れない。二塁送球が二塁ベースのマウンド寄りのコーナー手前でショートバウンドする軌道となる。茂木は、右膝を伸展してスライディングする。二塁ベースに入ったアルカンタラが二塁ベースのマウンド寄りのコーナーを左足の親指で蹴って背骨の左側でフォアハンドでグラブを出すが、後逸する。二塁ベースカバーに入った上川畑が捕球する。

涌井秀章のピッチング

右足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせる。グラブは、背骨の右側で丹田の高さにセットする。左肩は、左打席の中心線からボール2個分外れたところに向ける。首と両肩を結ぶラインの交わる角度をアウトサイド175°にしている。
左膝は、右膝の上の高さでアウトサイド120°に屈曲する。左肩が左打席の中心線からボール1個分入ったところを向く。頸反射はしていない。
右腕前腕部を回内する。左足の裏を25°の角度で立てる。右手首が右股関節を結ぶラインを通過する前に右腕前腕部を回外する。右肘がインサイドの角度で屈曲する。右手親指基節骨でボールを叩く。右足小指球にウェイトが移り、Cアーチが崩れる。
左足は、スパイクの内側から入射する。
右肘のアクセレーション前に右足小指球にウェイトが移る。左股関節が外旋する。頸反射していない。
右腕前腕部回外後の右手小指基節骨の入射角は、55°である。左膝の屈曲の角度は、140°である。
リリース直後に右腕上腕部の棘下筋が凹む。右腕と背骨の交わる角度、右肘の高さがスリークォーター、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドである。

西垣雅矢のピッチング

首を遊撃定位置方向に向ける。
首を二塁ベースの三塁側寄りのラインに向ける。
首を三塁ベース方向に向ける。
首を左打席の外側のラインからボール3.5個分入ったところに向ける。
首を左打席の外側のラインからボール2.5個分入ったところに向ける。首と両肩を結ぶラインの交わる角度をアウトサイド175°にしている。グラブは、背骨の右側でヘソの高さにセットしている。
右足小指球で地面を踏む。左肩が左打席の中心線からボール2.5個分外れたところを向く。
左足拇指球で地面を蹴る。
左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解く。頸反射はしていない。左膝は右膝の上の高さでインサイド80°の角度で屈曲する。左足首は底屈している。左肩が左打席の中心線からボール2個分外れたところを向く。右腕前腕部を回内する。右腕前腕部を回外する。左足の裏を35°の角度で立てる。頸反射している。右手親指基節骨でボールを叩く。右肘をスタンダードWで上げている。
左足は、スパイクの内側から入射する。
右肘のアクセレーション前に右足の拇指球にウェイトが移り、左股関節が外旋する。頸反射していない。
リリース直前の右手小指基節骨の入射角は、55°である。左膝の屈曲は、140°である。
リリース直後に右腕上腕部の棘下筋が凹む。右腕と背骨の交わる角度、右肘の高さ、右肘のレイトコッキングの角度は、オーバーハンドに近いスリークォーターである。

参考資料

日本ハム

1回裏、根本は、13球目、島内に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
3回裏、根本は、28球目、小深田に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
4回裏、根本は、53球目、鈴木大地に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
5回裏、根本は、55球目、岡島に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
5回裏、根本は、61球目、小深田に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
6回裏、根本は、86球目、島内に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
7回裏、根本は、94球目、鈴木大地に対し、アウトローにフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。
7回裏、玉井は、7球目、山﨑剛に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、北山は、10球目、島内に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、北山は、15球目、辰己に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
10回裏、石川直也は、4球目、茂木に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
10回裏、石川直也は、7球目、茂木に対し、アウトロー(左打者のインロー)にナックルカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
10回裏、石川直也は、15球目、島内に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
10回裏、石川直也は、19球目、辰己に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

楽天

2回表、涌井は、35球目、梅林に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
5回表、涌井は、71球目、梅林に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、鈴木翔天は、4球目、木村文紀に対し、インロー(右打者のアウトロー)にツーシームをワンバウンドさせる(ボール)。
7回表、宋は、5球目、中島卓也に対し、インロー(左打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
7回表、宋は、11球目、今川に対し、アウトローにチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
8回表、西口は、1球目、近藤に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
8回表、西口は、3球目、近藤に対し、インロー(左打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。
9回表、松井裕樹は、4球目、木村文紀に対し、アウトロー(右打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
9回表、松井裕樹は、13球目、石井一成に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(四球)。
10回表、宮森は、10球目、近藤に対し、アウトロー(左打者のインロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
10回表、宮森は、17球目、清宮に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(バント構え、ボール)
10回表、宮森は、18球目、清宮に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォーシームをワンバウンドさせる(バント構え、ボール)。
10回表、宮森は、20球目、上川畑に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
10回表、西垣は、1球目、木村文紀に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
10回表、西垣は、7球目、石井一成に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

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