佐々木朗希58球5回4安打1失点[対ロッテ20回戦F1-8M]

Last Updated on 2023年3月9日 by wpmaster

日本ハム対ロッテ20回戦、先発は、鈴木健矢と佐々木朗希
前膝を上げない万波、今川、ヌニェスはスタメンで出場していない。
投球の軌道に逆らって引っ張ってフライボールを産むのが打撃の基本である。
トップハンドの親指基節骨のPIP関節寄りでグリップを叩いて右手中指、薬指、小指の第二関節をグリップに嵌めるだけで、前膝を上げなくても、トップハンドの前腕部が回外してトップハンドの肘がヒッチする。ヒッチすれば、後ろの股関節が外旋する。トップハンドの親指がしなる。親指基節骨でグリップを叩けばトップハンド肘が上がる。肘が上がれば、ボトムハンドの肘が落ちる。前足が踏み込まずに、スパイクの外側の歯が丹田の至近距離に真上から刺さる。
前膝を上げて後ろの股関節を外旋していたら、トップハンドのフライングエルボーが遅れる。トップハンドの前腕部を回外する間が作れない。
カーブがトップスピンの軌道に入る前に、トップハンドの前腕部を回内してトップハンドの親指のしなりを作る。前足の股関節を引っ込める。カーブのトップスピンの軌道に変わったらその軌道に合わせてトップハンドの上腕部を内旋する。後ろの内踝を前足の内踝にぶつける。ファストボールの軌道に合わせて後ろ足の股関節を内旋する。ファストボールに差されるのが打撃の基本である。
佐々木朗希は、肋骨下部まで左膝を上げてからセットを解くので、打者は、グリップを握る間は作れる。佐々木朗希は、シーズン毎にテイクバックは小さくなっているが、右腕前腕部を内旋して右肘を屈曲してから右手親指基節骨でボールを叩くインバートWで右肘を上げるので、前膝を上げる打者でも、フライングエルボーをする間は作れる。左足は、スパイクの内側から入射するので、前膝を上げる打者でも、トップを作る間も確保できる。
記録員がマシンを稼動して投球の軌道に付けた価値ほど難しい投手ではない。
事実、木村文紀もフォーシームに対し、左足をスライドステップで入射位置を探っているにも関わらず、トップを作る間が確保でき、中堅塀に本塁打を打っている。

佐々木朗希のピッチング

佐々木朗希は、左肩は、左打席の中心線からボール2個分外れたところに向ける。両肩を結ぶラインと首が交わる角度をアウトサイド175°にしている。左手親指の指先をボールの外側に反らす。右手親指PIP関節は屈曲している。右手首は背屈、左手首も背屈させている。右腕前腕部を回内、左腕前腕部を回外している。右足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせる。グラブは、背骨の前で鎖骨の高さにセットする。
首を左打席の内側のラインのマウンド寄りに向ける。左肩が左打席の中心線からボール1.5個分外れたところを向く。
首を三塁線方向に向ける。両肩を結ぶラインと首が交わる角度は、アウトサイド115°である。左肩が左打席の中心線からボール1個分外れたところを向く。
首を三塁ベース方向に向ける。左肩が左打席の中心線を向く。右足外踝にウェイトがかかる。グラブが胸の高さで背骨の右側に入る。右腕前腕部は回内している。
首と両肩を結ぶラインが交わる角度をアウトサイド185°にする。左肩を左打席の中心線からボール1個分外れたところに向ける。
左肩を、左打席の中心線からボール2個分外れたところに向ける。両肩を結ぶラインと首が交わる角度をアウトサイド175°にする。左足のスパイクの内側でエッジをかける。右足のスパイクの外側で地面を荷重する。
右足拇指球で地面を蹴る。クイックで投げる場合は、左膝を右股関節の高さで屈曲の角度を110°にする。左足首は背屈している。右足のスパイクの外踝より踵寄りにウェイトがかかる。左肩が左打席の中心線からボール1個分中に入ったところを向く。グラブは肋骨下の高さで背骨の右側に入る。左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解く。頸反射している。
左腕前腕部を回内する。左膝が伸展するが、左足首は背屈する。左股関節は内旋している。右腕前腕部を回内する。右足首が底屈し、右膝が折れ、右足つま先の前に出る。
左足前脛骨筋が回内(外反)し、左足の裏が50°の角度で立つ。左足の甲側の親指の基節骨が曲線になる。左足の外踝が左打席の中心線からボール1個分外れたところを向く。左膝の屈曲の角度は90°で、左足首は背屈する。クイックで投げる場合は、右手首は臀部のラインの横で止める。頸反射している。左手小指基節骨は二塁ベースの一塁ベース寄りのラインに向く。
左足のスパイクの内側から入射する。右肘のアクセレーション前に頸反射しているが、両肩を結ぶラインの外側に首は出ていない。リリース直後、右腕上腕部が凹む。スプリットを投げたときは、右腕前腕部を回外後、右手人差し指と右手中指はくっつかない。右足小指球で地面を蹴って右足を一塁側にターンさせ、両足をクロスさせる。

1回表日本ハムの攻撃

木村の先頭打者本塁打が生じた後、清宮もフライングエルボー、トップを作る間を確保しているので、トップを解除後ヘッドが立つ。フォロースルー後、アウトローのスプリットに対し、ヘッドが投球の軌道の外側に入る。
近藤も左肘をヒッチしてから上げ、左腕前腕部を回外して引っ張り、トップを解除後、ヘッドを立てて、フォロースルー後にヘッドが投球の軌道に入ってスライス回転をかけて左飛を打っている。投球の軌道に左腕前腕部の内旋を合せて打ってはいない。
松本剛は、右肘をヒッチしてから上げ、右腕前腕部を回外して引っ張り、トップを解除後、ヘッドを立てて、フォロースルー後にヘッドが投球の軌道に入ってスライス回転をかけて逆方向に打っている。投球の軌道に右腕前腕部の内旋を合せて追っ付て打っているのではない。
一死一二塁、一塁走者、二塁走者とも進塁義務が生じるので、ディレードスチールのスタートは簡単ではないが、二塁走者の清宮は、佐々木朗希が右腕上腕部を回内後、二次リードを取る。佐々木朗希がトップを解除した後、スタートを切るディレードスチールのスタートをする。
膝が完治していない一塁走者の松本にできることは、佐々木朗希が右腕前腕部を回内した後、棒立ちでシャッフルしながら、可能な限り二塁に近付いて捕手又は投手に二塁牽制又は一塁牽制を投げさせることである。しかし、上川畑の打席でそのような動きはしない。
上川畑は、フライングエルボーの間が作れず、左肩甲下筋が張る。左腕上腕部の内旋運動にブレーキがかかり、左肘が上がらない。右足のスパイクの外側から入射するものの、ストライドが広がる。左腕前腕部が回外できず、左腕上腕部が内旋する。真ん中低めのフォーシームを振れずに三振する。

5回表日本ハムの攻撃

5回表、先頭の清水は、右腕前腕部の回外を完結できず投球の軌道に右手小指の付け根が入るセンター返しの打撃をし、結果は中前安打となったが、打撃の内容は、佐々木朗希に負けている。
佐藤龍世がバントで送って一死二塁
二塁走者は、塁が詰まっておらず、進塁義務が生じない。よって、ディレードスチールができる。古川は、佐々木朗希が右腕前腕部を回内した後、二次リードを取るディレードスチールのスタートを切るが、全球ノーバウンドで打者の膝より上の投球の軌道を産む。木村文紀は、右肘を上げる前に左肩がホームベースに被って、空振り三振
清宮は、トップを解除後、ヘッドが下がる逆波のスイングの軌道となる。左手首をコックしてヘッドアップし、投ゴロに終わる。

佐藤龍世の守備

6回、左足の内転筋が内転し、右膝が屈曲し、右足つま先の前に出る。右足小指球で地面を蹴る。左足のスパイクの内側を踏み出す。左膝が左足つま先の前に出る。右足のスパイクの内側で地面を跳ね上げる。左足の拇指球にウェイトが移る。背骨の左側でフォアハンドでグラブを出す。右足踵が着地する。右足内転筋が内転している。首が右肩の方に捩じれる。右足のスパイクの外側にウェイトがかかる。左足拇指球で地面を蹴る。左足小指球にウェイトが移る。右足小指球で地面を蹴る。左膝が左足つま先の前に出る。左足のスパイクの外側の歯が地面に刺さる。左太ももの前でフォアハンドで捕球する。右足拇指球を一歩前に出す。右足のスパイクの内側で二段ステップする。左股関節、左膝が屈曲する。左足の拇指球で地面を蹴る。左足のスパイクの外側にウェイトがかかる。左足拇指球で地面を蹴る。右足踵から着地する。右腕前腕部を外旋し、右肘をヒッチする。ボールをグラブの中に入れる。右手親指基節骨でボールを叩き、右肘を上げる。ボールを抜き取る。両足をシャッフルする。左足のスパイクの内側から入射する。トップを作ってからリリースする。一塁ベースのマウンド寄りのコーナーの前で送球をワンバウンドさせる。

総合

スタメンの内、アルカンタラ、上川畑、清宮は、前膝を上げず、入射位置も探らない。清宮だけがトップハンドの肘をヒッチしない。骨盤の高さまで前膝を上げるのは近藤のみである。近藤は入射位置は探らない。近藤は、左肘をヒッチする。しかし、松本、佐藤龍世、木村、石井、清水は、ほとんど前膝は上げないが、前足の股関節を伸展して一歩前に出てから前の股関節を引っ込めファストボールを振り、変化球に対し、前股関節を引っ込めず前膝を屈曲したまま泳ぐスイングをする、すなわち、トップハンドの上腕部も股関節もファストボール対応をしている。一歩前に踏み込む分、佐々木朗希より肩関節の外旋、内旋運動に関するインサイドアウトの完成度が高い投手が投じた投手のファストボールにはフライングエルボー以降が振り遅れる。スタメンで出たメンバーは、佐々木朗希に、打者が加速距離を長くしても届かないノーバウンドのボール球を投げさせる水準にまで到達していない。2回、3回、4回は、佐々木朗希自身のエラー以外では、出塁していない。
佐々木朗希は、フォーシーム、スプリット、スライダー、カーブの4つを使って58球を投じた。

参考資料

ロッテ

1回表、佐々木朗希は、18球目、石井一成に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り三振)。
4回表、佐々木朗希は、42球目、アルカンタラ(左打席)に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(空振り)。
5回表、佐々木朗希は、57球目、清宮に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

6回表、西野は、5球目、近藤に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ハーフスイング、空振り三振)。
6回表、西野は、11球目、石井一成に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、西野は、12球目、石井一成に対し、アウトロー(左打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
6回表、西野は、14球目、石井一成に対し、アウトロー(左打者のインロー)にフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。

日本ハム

5回裏、鈴木健矢は、78球目、茶谷に対し、インローにスライダーをワンバウンドさせる(四球)。
5回裏、鈴木健矢は、93球目、安田に対し、インロー(左打者のアウトロー)にシンカーをワンバウンドさせる(ボール)。

6回裏、河野は、24球目、中村奨吾に対し、アウトロー(右打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる(四球)。
6回裏、河野は、33球目、井上晴哉に対し、インロー(右打者のアウトロー)にカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
6回裏、河野は、39球目、安田に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。
6回裏、河野は、41球目、安田に対し、インローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。

7回裏、北山は、4球目、角中に対し、インロー(左打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ハーフスイング、ボール)。

北山は、右足のスパイクの内側をプレートの一塁側寄りに交差させる。右足拇指球で地面を荷重し、右足踵は地面から離している。首は左打席の中心線のバックネット寄りのコーナーに向けている。グラブは、背骨の右側、胸の高さにセットする。右足小指球で地面を荷重する。左足拇指球で地面を二塁方向に蹴る。右股関節を外旋する。首を右打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーに向ける。左膝をヘソの高さでアウトサイドの角度で屈曲する。左足首は背屈している。右足踵にウェイトがかかる。左膝を骨盤の高さに落した後(屈曲の角度は110°、左足首は背屈している)、首を左打席の中心線に向ける。左膝を骨盤の高さでインサイド45°の角度に屈曲した後(左足首は背屈している)、左打席の外側のラインのバックネット寄りのコーナーに首を向ける。リリース後、右腕上腕部棘下筋が凹む。右股関節は屈曲している。

角中は、左手首を耳の上の高さにセットし、左手親指PIP関節を屈曲し、左手親指の爪の裏でグリップを押す。グリップは左手中指の付け根に嵌める。右足拇指球、左足の内踝でエッジをかけ、スクエアスタンスでセットアップする。左足の爪先は捕手方向を向く。頸反射をしている。右膝を70°、左膝を110°の角度に屈曲している。両足首を底屈している。ヘッドの角度を40°にして投手方向に向ける。

角中は、右股関節を内旋、右足拇指球で地面をマウンド方向に蹴って右膝を背骨方向に入れるが、右足拇指球は地面から離さない。右足前脛骨筋は回内(外反)する。右膝の内側が右膝の外側よりも下がり、左足首と左膝の中間の高さに落ちる。左膝が外側に開く。左手親指の爪の裏でグリップを押す。右肘が伸びる。左腕前腕部を回外後、左手親指の爪の裏がグリップに接する前に左腕上腕部の内旋を左手首をコックして止める。

7回裏、北山は、9球目、佐藤都志也に対し、インロー(左打者のアウトロー)にフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

8回裏、堀は、2球目、藤原恭大に対し、アウトローにフォーシームをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、堀は、9球目、髙部に対し、アウトローにスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
8回裏、堀は、15球目、三木亮に対し、アウトロー(右打者のインロー)にカットボールをワンバウンドさせる(ボール)。

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