あと一本ヒットが出なかったから負けたのではありません[対西武16回戦F1-5L]

Last Updated on 2023年3月13日 by wpmaster

日本ハム対西武16回戦、先発は、池田隆英と與座海人

現在のプロ野球の投手で、インサイドアウトでスイングを完成させた投手は存在しない。新庄は、不在となっている先発ローテーション6番手のポジションに関し、複数の投手をテストしてきた。
私は、その中で、池田が最もインサイドアウトスイングの水準に関し、最も価値を高く付けている。

池田隆英のピッチング

池田は、右手親指の指先はボールの外側に反らせ、右手親指基節骨をボールに当てる。背骨の前で、ベルトの上の位置にグラブをセットするが、左手親指のPIP関節が折れてグラブを閉じてしまっている。

セットを解くと、グラブが背骨を跨ぐ。

左肘を抜くと、右手親指の第一関節が折れる。右手の小指がしならない。

右手親指の腹でボールを叩いて右肘をつまみ上げる過程で、右足のスパイクの内側で地面を後ろに蹴ってしまう。

右手小指基節骨が45°の角度で、左打席の内側のラインに向いたところで右手親指のしなりを解いている。

右手人差し指の付け根がボールに被さり、右腕上腕部が凹む。

右手中指第二関節からボールが抜けた後、右手小指が立っていないから、右手小指第二関節の内旋が加速しない。右腕前腕部を回外しても右手人差し指と中指がくっつかない。

右手中指でボールを擦ることができずに、右手中指、人差し指の間でボールを引っ掛ける。ワンバウンドの投球は、労働量を減らせていないことと、フライングエルボーをする間、トップポジションを作る間が取れていないことによって生ずる。ワンバウンドの投球を繰り返せば、肉体の損傷が進む看、労働力が再生産できなくなる。

吉田輝星のピッチング

吉田輝星は、右手親指の指先はボールの外側に反らせ、右手親指基節骨をボールに当てる。背骨の前で、ベルトの上の位置にグラブをセットする。左手親指のPIP関節が折れてグラブを閉じてしまっている。

セットを解くと、グラブが背骨を跨ぐ。

左肘を抜くと、右手親指のPIP関節は屈曲しないが、右手首が底屈する。右手の小指がしならない。

右肘が伸展してしまい、右肘を伸展させずに右手親指の腹でボールを叩いて右肘をつまみ上げる。スタンダードWで右肘をつまみ上げることに失敗する。

右腕上腕部の関節を内旋しないと右肘がつまみ上げられない。トップを作る間が長く取れない。

2つの四球を出したことを含め、無死満塁としたところで降板させられる。

與座海人のピッチング

左手の親指の指先でボールを押す。右手親指の指先はボールの外側に反らしている。右手首は底屈している。グラブは、背骨の前でベルトの上の位置でセットする。右腕前腕部は回内している。左腕前腕部は回外している。左足のスパイクの内側、右足のスパイクの内側でエッジをかけてセットアップする。左肩、左膝は、オープンスタインスにしている。首は両肩を結ぶラインとアウトサイド135°で交わり頸反射していない。セットアップのとき、右股関節を内旋し、左股関節を外旋する。

セットを解く前に左膝を上げ、左膝を肋骨下部の位置で屈曲する。左足首は底屈している。右股関節を荷重する。右足踵がヒールアップする。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。左膝が伸展し始める。左足つま先が左打席の外側のラインの投手寄りからボール半個分内に入ったところに向ける。右足踵が地面を荷重する。

左足は、スパイクの外側から入射する。

右肘のアクセレーション前に最も両肩甲骨がぶつかる。頸反射していない。右手首を煽ったところでは頸反射していない。

右手小指基節骨の角度を15°にして左打席の中心線に向けたところから右手親指のしなりを解く。頸反射する。右腕前腕部を回外後、右手親指基節骨でボールを叩いてフィニッシュする。

ボータカハシのピッチング

ボータカハシは、左足のスパイクの内側、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、左肩はオープンスタンス、左足は、クローズドスタンスでセットアップする。右足のスパイクの外側は、プレートの一塁側に沿わせる。左肩は、左打席の外側のラインからボール2個分内に入ったところに向ける。頸反射している。頸反射の角度は、アウトサイド190°である。右手親指の指先はボールの外側に反らし、左手親指の指先でボールを押す。右手首は背屈している。右腕前腕部、左腕前腕部を回外している。グラブは、背骨の右側でベルトの高さにセットする。右股関節を内旋、左股関節を外旋してセットアップする。

左膝のレッグアップに関しては、左膝をヘソの高さでインサイド85°に屈曲する。左足首が背屈する。右足が踵体重になる。頸反射している。

左腕前腕部、右腕前腕部を回外してセットを解く。グラブは、背骨の左側に移る。頸反射している。左膝の屈曲がアウトサイド145°になり、左足踵が一塁線に向く。左足外踝が右打席の内側のラインの投手寄りを向く。右足小指球にウェイトが移る。

左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。左膝が伸展する。左足首が背屈する。右足踵が地面を荷重する。右足首は底屈し、右膝が折れ、右足つま先の前に出る。頸反射している。

左足は、スパイクの内側から入射する。

右肘のアクセレーション前に頸反射している。右手首を煽ったところでも頸反射している。

右手小指基節骨の角度を65°にして左打席の外側のラインと内側のラインの中心線に向けたところから右手親指のしなりを解く。リリース直前の左膝の屈曲の角度は、150°である。左股関節から下がO脚になる。

右足の拇指球で地面を蹴る。右足を一塁側にターンさせ、両足をクロスさせる。

近藤健介の外野守備

近藤は、4回表、三塁線を空けて守る。背骨の左側で左肘を伸ばしてグラブを出して、三塁線方向に向かって打球を追う。左足拇指球で地面を蹴り、右足は、スパイクの内側の拇指球寄りから入射し、ストライドが広がる。右股関節が外旋し、打球を落球する。

打者と審判は、スイングの始期に関する価値を付ける段階が異なる

2ストライクを取られた後は、フルカウントにならなくても、投手は、ペイオフピッチである。打者がノーバウンドの投球を三振をすれば、攻撃終了である。打者は、ワンバウンド以外は振る義務が生ずる。

フルカウントからコーナーギリギリの投球に対し、スパイクの内側から前足を入射してストライドを広げ首を投球の軌道が進む方に入れる選手が生ずる。

又は、前足をスパイクの外側から入射しても、首を投球の軌道の進行方向に首を入れて、トップハンドの前腕部の回外、小指第二関節の内旋を止める選手が生ずる。すなわち、トップハンドの親指のしなりを解く前のトップであるトップハンドの親指のしなりを作らない選手が生ずる。

トップハンドの親指のしなりが作れないということは、コーナーギリギリであろうと、ワンバウンドの投球の軌道であろうと、トップハンドの親指のしなりを解く直前にトップハンドの上腕部が内旋しているのである。

すなわち、トップハンドの上腕部の内旋がスイングの開始である。打者は、事後に、トップハンドの親指のしなりを解いた後がスイングの開始であるという価値を付ける。

一方、審判は、打者がトップハンドの親指のしなりを解く前に投球の軌道に価値を付けている。打者は、トップを作る過程にブレーキをかけることは厳禁である。

審判がコーナーギリギリの投球の軌道にボールという価値を付けて四球が取れた場合、選球眼が優れていると褒める監督、コーチ、ファンがいるが、投手の立場からすれば、安全パイの打者である。

投手は、ワンバウンドの投球をすると、ローテカフ、肩関節窩、側副靭帯、深層屈筋の損傷が進むから、投手はワンバウンドの投球を拒否する。

投手は、このような安全パイの打者に対し、パーフェクトインサイドアウトスイングをしてもヘッドが届かないボールゾーンに投球をしてくれない。

私が監督であれば、コーナーギリギリの投球に対し、トップを作る過程にブレーキをかける選手をスタメンで使わず、首をプレートの三塁側に向け、投球の軌道がノーバウンドであればストライクゾーン、ボールゾーン問わず、ストライドを狭めてヘッドステイバック(=トップハンドの親指がしなる)して空振りしたり、ポップフライを打ち上げる選手を使う。

トップを作ったときにトップハンドの肩関節が外旋していれば、ワンバウンドの投球に対してスイングしたという価値が審判から付けられない。三振が減る。

投手は、故障を防止し、本塁打を打たれてもソロ本塁打であるからストライクゾーン内に投げる。

コーナーギリギリの投球に対し、トップを作ったときにトップハンドの上腕部が内旋する打者を重宝する監督コーチも、投手が長打が打てない安全パイの打者に四球を出すと、バッテリーを叱る。

センター返しは、トップハンドの小指の付け根を投球の軌道に入れる。すなわち、引っ張った場合よりもトップを作ったときほど、トップハンドの上腕部の外旋が大きくはないか内旋しかかっている。

打撃の基本は、センター返しではなく、引っ張ってフライボールを産み出すことである。

監督がヒット待ちの采配をしなければならないケースは、先頭打者及び走者が一人も出塁していない場面で打席に立つ選手に対してである。

私が二番打者を左打者に推す根拠

無死一塁のケースで、三塁手は、前進守備を敷いてドラッグバントに備える。また、一二塁間を狭めた場合、三塁手も遊撃、二塁と平行して右にシフトする。守る側の監督コーチ又はチームリーダーは、左翼手に前進守備を採らせ三塁送球に備えさせる。三塁ベースがガラ空きになる。バントや進塁打を用いずに、一塁走者が二塁ベースの内側のコーナーを右足で蹴ってオーバーランをすれば、三塁まで進塁し得るからである。

二死走者が既に出塁している場合で、2ストライクを取られるまでのケース打撃

投手は、トップを解除して投球腕の親指のしなりを解いたら、投球腕の前腕部の回外の過程で、投球腕の小指基節骨を向けた塁に対して、球種、コースを変えることはできてもそれは難しい。他のベースに軌道を修正することは、更に難しい。

2アウトを取られた後は、投手がセットを解いたと共に行う盗塁及び投手が親指基節骨でボールを叩いた後にスタートを切るディレードスチールを行うとすれば、初球かカウント1-0である。

1ストライクを取られた後は、走者は、投手がセットを解く前は、2wayリード。捕手がスタンダードWで送球肘をつまみ上げる前にグラブを持つ方の膝を地面に着けたら、シャッフルしながら2次リードを取る。

捕手が膝を地面に着けなかったら、投手がトップを解除した後、ボールをトップハンドの親指の腹で叩く前までに2次リードを取る。

ノーバウンドで捕球されたら攻撃終了であるから、ノーバウンドで捕球する前、すなわち、打者がトップハンドの親指のしなりを解いたら次の塁にゴーである。帰塁の必要はない。

1回裏2死一二塁カウント0-1から一塁走者の近藤、二塁走者の近藤は、清宮が左手親指の基節骨でグリップを叩く前に、スタート切った。

二死2ストライクを取られた後のケース打撃

前述のように、打者は、トップを作ったときにトップハンドの肩関節が内旋して三振を取られることは厳禁である。

捕手は、投手より先に捕球に関するセットを解く。すなわち、捕球に関するトップを作る。捕手は、グラブを持つ手の肘が落ちる。捕手は、投球腕の肘が上がる。

2死であるから捕手は、投球の軌道がストライクゾーン内であれば、どの塁に向けても投球腕の前腕部を回外して小指第二関節を内旋をできるけども、投手がセットを解いた直後の段階ではしない。

一塁走者は、捕手がセットを解いた後にスタートを切る。捕手は、打者がトップハンドの小指第二関節を内旋する前のフライングエルボーの後で投球腕の前腕部を回外して小指第二関節を内旋する。

二塁走者は、打者がトップハンドの肘を上げる前にトップハンドの親指基節骨でグリップを叩いた後に、スタートを切る。

捕手は、打者が親指のしなりを解く前にすなわちトップを解除する前に、投球腕の親指基節骨を下向きに叩く。捕手の投球肘が上がる。

よって、捕手は、一、二塁だけでなく三塁に向けても投球腕の前腕部を回外して小指第二関節を内旋できる。

三塁走者は、打者が親指のしなりを解いた後にスタートを切る。尚、いかなる場合も、投手が本塁に向けて投球腕の親指のしなりを解いた段階では、走者は帰塁する必要はありません。

5回裏二死満塁では、フルカウントにおいては、前述の手順で全走者がスタートを切った。

無死一塁からのランエンドヒット

無死一塁から盗塁に成功すれば、無死二塁が作れる。

4回表、スコアは、1-2と1点ビハインド。打者宇佐見のカウントは、1-1。

バントでアウトをくれてやる必要もないが、ヒット待ちの野球をする必要もない。

最低一死一三塁を作り、あわよくば、得点する。ランエンドヒットをかけると最低一死二塁、低めに落ちる投球をヘッドステイバックし引っ張ってフライボールを産み出すスイングをした結果、高めの投球に差されて内外野の間に打球が落ちれば得点できる。一死二塁に留まれば、二塁に達した走者が三盗しない限りは、ヒット待ちの攻撃になる。

しかし、左打者の王は、ヘッドをホームベース方向に倒してセットアップする。左手首をコックする。右肩がホームベースに被さる。右肩を開いてトップを作っても左肩が残らない。左飛に終わる。

宇佐見は、左肘をヒッチするのではなく、左手親指の指先でグリップを押して左手首をヒッチする。高めの投球を空振りする。左手首をコックする。右肩がホームベースに被さる。フライングエルボーが遅れる。左腕前腕部の回外、左手小指第二関節の内旋に関する回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。

右肩を開くと左腕前腕部を回外して左手小指第二関節が内旋する間が作れない。再度、左腕前腕部を回内、トップを作らないと左手親指基節骨でグリップが叩けない。高めの投球を空振りして、淺間は、単独スチールに失敗したのと同じ結果となる。

無死二塁のケース打撃

無死二塁の場面においては、バント、ゴロ、飛球の何れでも最低一死三塁のケースを産み出すことができる。

打者上川畑、カウントはフルカウント。監督、コーチ、チームリーダーによっては前進守備の指示を出す。私が守る側の監督であれば、絶対に前進守備の指示は出さない。

一死三塁であれば、2ストライクからトップを作れずに、又は空振りをして捕手がノーバウンドで捕球した場合と投ゴロの場合以外は、得点できる。打者は、ノーバウンドの投球、コーナーギリギリの投球の軌道に対し、トップを作ったときにトップハンドの上腕部が内旋して三振を取られることと、センター返しの打撃が厳禁である。

7回裏無死二塁、4点ビハインド、バントでアウトをくれてやる必要もないが、ヒット待ちの野球をする必要もない。最低一死一三塁を作り、あわよくば、得点する。

一塁走者は、進塁優先の2wayリードで打者がトップを解除したらスタートを切る。外野手がグラブを持つ手の前腕部を回内した後、帰塁してタッグアップでスタートする。

監督、コーチ、チームリーダーによっては前進守備の指示を出す。私が守る側の監督であれば、既述のとおり、絶対に前進守備の指示は出さない。

私が上川畑に望むものは、低目のノーバウンドの投球に対し、ストライドを狭めてヘッドステイバックして右翼にフライボールを打つことである。高めの投球が来ても差されることができる。外野手が前進守備を採っていてもいなくても内外野の間に落ちる。二塁走者が本塁に還れる。上川畑は、アウトロー(左打者のインロー)のノーバウンドの投球を空振り三振する。

上川畑は、左手親指基節骨でグリップを叩してから、左手中指第二関節、薬指第二関節、小指第二関節の順でグリップに嵌めていく。左手親指のPIP関節は屈曲せずに左手親指の指先はグリップの外側に反っている。

左手中指、小指を開いて、右手親指をしならせる間ができない内に、中指、薬指、小指の第二関節をグリップに嵌めていく。

左肘をヒッチした後、左手親指基節骨でグリップを叩いた後、左肘を上げる前に、左手親指の指先がグリップに巻き付いてしまう。左肘を上げる間ができず、トップを作る間もできない。

総合

アナウンサー.評論家は、「あと、一本が出なかった」と言うが、新庄は、「あと一本が出なかった」と発言しなかったことは救いである。

敗因は、第一に、投手を中心とした守りによって、ロースコアの試合を作れなかったことである。

第二に、安打以外でも得点できるケースを作れなかったことである。

池田は、ボールの握り方、吉田輝星は、ボールの握り方及びグラブの位置を変えれば、課題はクリアできる。

上川畑は、グリップを握り直さなければ、課題がクリアできる。宇佐見は、グリップを握る順番を変えれば、課題がクリアできる。

投打の源泉及び土台

日本ハム

1回表、池田は、8球目、森友哉に対し、アウトロー(左打者のインロー)にスライダーをワンバウンドさせる(ボール)。
4回表、池田は、41球目、外崎に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。

4回表、池田は、44球目、外崎に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

池田は、右足のスパイクの外側をプレートの中央に沿わせる。左足の拇指球から爪先を右足の爪先からはみ出す。首を三塁線に向ける。左足で地面を蹴らず、セットを解かずに首を左打席の中心線に向ける。グラブは背骨の右側で丹田の高さでセットする。

左足拇指球で地面を蹴る。右腕前腕部を回外してセットを解く。

右腕前腕部を回内する。右手首は両股関節を結ぶライン上で止める。左足前脛骨筋が回内(外反)する。右腕上腕部を内旋して右肘を垂直に屈曲させる(右手首は右肘より下にある)。右手親指基節骨でボールを叩いた後、右足拇指球にウェイトが移る。捕手が捕球できずに後逸し、西武側に一点が入る。

7回表、井口は、2球目、山川に対し、アウトローにフォークをワンバウンドさせる(ボール)。

西武

6回裏、佐々木健は、7球目、アルカンタラ(右打席)に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(空振り)。
6回裏、佐々木健は、10球目、アルカンタラ(右打席)に対し、インロー(右打者のアウトロー)にチェンジアップをワンバウンドさせる(ボール)。

7回裏、本田は、12球目、野村に対し、アウトローにカーブをワンバウンドさせる(ボール)。

8回裏、宮川は、8球目、アルカンタラ(左打席)に対し、アウトロー(左打者のインロー)にカーブをワンバウンドさせる(空振り)。

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