12/06/2021広島2-3オリックス,森下6回3失点,拙守拙攻で敗れる

Last Updated on 2021年6月15日 by wpmaster

大道は、私が松田元に捕れと言って獲得した投手。広島ーオリックス1回戦は、私は、3回無失点をプロ初先発の彼に望んだ。大道は、セットアップの解除から右腕前腕部の回内→回外の反復の各過程において、左腕前腕部の使い方、股関節の使い方という面において、これまで見た中で誤差が小さく使えている。その結果、5回無安打無失点と期待以上の結果を産み出してくれた。
広島-オリックス2回戦は、森下、田嶋の両先発で試合がスタートした。

交流戦2試合目オリックス戦初登板森下のピッチング

投手は、低目に投げると、リリースの際、トップハンドの人差し指の付け根がボールの上っ面に被さってしまい、投球腕の小指の加速距離が短くなり、更には、ボールを引っ掛けてしまうことがある。投球は、低目を突けばいいと言うものではないのだ。アウトハイは最もシュート回転が少ない。高目が即良くないという価値を付けるのは適切ではない。
森下は、アーム式ではないが、右手首を持ち上げてから右肘をつまみ上げるスタンダードWをも採用、スタンダードWを採用したときは、右腕上腕部を外旋していくに応じ、右肘の角度は、アウトサイド90°を経てインサイドになっていった。この過程で、左足首を背屈することができていたが、右足踵が地面から浮き、わずかに右足小指球で地面を後ろに蹴ってしまった。故に、高目に投げたとき、トップスピングが森下にしてはやや弱かった。

小園の守備、西川の守備

小園は、右足を軸にして捕球動作に入る。しかし、左肘のヒッチという始動が遅れたことに伴い、左手がトップポジションに入るのが遅れ、右足の着地が遅れた。トップを入れ替える間が作れなかった。左手小指で打球を叩くことができず、バックハンドでボールの外側に中指基節骨を入れる。右足首の背屈の過程で、右足が滑り、打球を後逸、打球は左中間をも破る。昭和の指導者が言うような、背骨の左側で捕球し、前に弾く捕球の仕方では間一髪の場面で、打者走者を刺すことができないので、小園の後逸に関して、ネガティブな価値を付けることを私はしない。
一方、西川は、左肘を伸ばして背骨の左側でグラブを出して打球を後逸、これはいただけない。
森下は、6回3失点で降板、広島打線の拙攻で試合は、2-3で敗れた。