17/04/2021中日5-0広島、柳裕也8回14奪三振零封

Last Updated on 2021年4月18日 by wpmaster

中日vs広島5回戦は、中日先発柳裕也、広島先発九里亜蓮で行われた。

三塁でストップした羽月隆太郎の打撃及び走塁

一回表、羽月は、トップを入れ替えた状態を作ってセットアップ、バットは左手人差指、中指、薬指の付け根で握る。トップハンドとボトムハンドの間を空ける。トップハンドの回転半径が長く、加速距離が短くなる。左肘をヒッチするが、左手小指が加速しないので親指がしならない。左肩が残っている分、両肘が伸びてボールの内側を打っても三塁線を破る。間違っても合格点は付けられませんが、左肩が残っている分、田中広輔、松山、林よりは益しです。
西川は、左肩を残し、両肘を畳み、ヘッドがしなる。トップを入れ替えると右膝が突っ張る。ヘッドが加速してボールの軌道の下に入る。ボールの下にヘッドが入ったとき、トップハンドの小指がグリップの上に来ていたら(ヘッドが下がっていたら)ゴロになる。左肩が残っている段階で100%西川の打球は右翼の頭上を越える。一死の場合、二塁走者は、ハーフウェイまでリードして帰塁よりも本塁に還ることが優先される。
西川が打った打球を、右翼福留は、三塁側に背を向け、打球を追う。背骨の左側でグラブを出す。左股関節を右股関節から剥がせず、グラブを背骨の方に引く。ボールを前に弾くグラブの使い方をしている。福留は、打球の追い方もグラブの使い方も上手くない。福留の打球の追い方、グラブの使い方(左手親指、中指、小指の使い方)であると、左肩を背骨の方に入れ、左肩を開いてからトップを入れ替えないと送球できない。右股関節を左股関節から剥がさないと送球できない。福留は捕球できず、着地した後、しゃがみ込み、クッションボールにも追いつけない。羽月は、三塁ベースの内側を左足、右足の順で蹴って回ったところで停止する。羽月は、塁間でリードしているとき、打者のトップ入れ替えの瞬間の後ろ肩の動き(後肩が残っていればGo、後ろ肩が前に出されて二塁ベース方向を向いていた場合、バウンドしたらGo)に対して、ヘッドステイバックができていないのです。
羽月に、羽月をタダ働きさせ、女、子供のように、味噌っかす、研修生という価値を付けるのであれば、二軍降格させる必要がありませんが、そうでないのであれば、佐々岡は、他人資本の顔色を伺わずに二軍に落とさなければなりません。田中広輔、松山のようなベテランは一つのミスで即二軍で干して自由契約で構いませんが、羽月には、一軍再昇格後。敗者復活戦を与えてもいいでしょう。
羽月の中堅守備は、後ろから回り込んで背骨の左側で打球を捕球している。このまま、この守備を続けていると、相手の打者走者に中前二塁打をやられるだろう。

この試合のA級戦犯2人

羽月のミスは、小さくはありませんが、A級戦犯に認定されるほど、羽月は、大物になっていません。
柳は、右手中指の基節骨、薬指、小指の付け根でボールを握っています。左膝でブロッキングして左足を軸に投球する。記録員がマシンを稼動させて付けた球速表示は大したことがなくても(セリーグの右投手では中村祐太の次ぐらいに低い)試合が作れます。
鈴木誠也は三振、坂倉はヘッドアップして一ゴロ。
打者は、トップを入れ替えてトップハンドの小指を加速させ、トップハンドの肘をヒッチします。トップハンドの肘をヒッチすると背骨が後ろに倒れます(第一次ヘッドステイバック。第二次ヘッドステイバックはトップを入れ替えたとき)。トップハンドの手首がトップハンドの肘の後ろに来ます。ヘッドステイバックすると、ヘッドステイバックをしていなければ、背骨の後ろにまで入り込まれていた投球の軌道が、背骨の前に来ます。トップハンドの親指がしなります。トップハンドの親指の基節骨を加速させてトップポジションに入ります。トップハンドの前腕部で投球の軌道を引き付けます。
鈴木誠也、坂倉、共に、1回目のヘッドステイバックが遅いんですね。1回目のヘッドステイバックは、投手がセットアップの段階でやらないと、その後の動作をゆったりできないのです。投手がヘッドステイバックの段階でトップハンドの肘をコンスタントにヒッチしていたのは、長いプロ野球の歴史の中で前田智徳だけです。ヘッドステイバックが完結し、トップポジションに入ったときにトップハンドの親指がしならせる間ができず、しなりが解ける。鈴木誠也は、トップを入れ替えて右肘をヒッチするが。トップポジションの過程で左足首を底屈して背骨の真下で左足踵を着地、右肩も残っているが、右手親指のしなりが解ける。坂倉は、トップを入れ替えないで左肘をヒッチ、トップを入れ替えると、左肩が残らない。
トップポジションにおいてはトップハンドの前腕部は回内します。前腕部は、回内すると肘は上がるんです。前腕部を回外すると肘は下がります。セットアップのトップを固めろ、終始、トップを動かすなというOBがいますが、体が動く仕組みがわかっていない人です。

九里亜蓮のフィールディング

7回裏、無死一二塁、打者三ツ俣、カウント0-1
一塁堂林は、前進守備、二塁手、遊撃手は中間守備、三塁手は、ベースより前で、三塁線は空けて守る。三ツ俣のバントは、九里の正面、九里は、フォアハンドで腰を落として背骨の右側で捕球。右打席において、左腕前腕部で割れを作ったのと同じ状態になる。九里は、左肘を掃ってからトップを入れ替えて三塁に送球。三塁送球をアウトローにショートバウンドさせて二塁走者は三塁セーフ。九里は、背骨の右側で捕球は正しいが、それ以外の動きが無駄である。九里は、腰を落とさずに、右手(素手)で捕球し、トップハンドでボールを引き付け、左腕前腕部をどかさなくてもトップを入れ替えられるようにしないと二塁走者を三塁で刺すことはできない。

総括

相手チームの監督がエース(柳は右のエース)を先発させてきたら、5番手6番手の投手(九里は、森下、大瀬良に次ぐ3番手の先発投手)を先発させても一敗であることに変わりはないとする監督がいますが、それは間違いです。自分のチームのエースを登板させれば、相手チームの選手は打てませんので、前進守備を敷きます。転がす打撃をしてきます。引手で割れを作りクサイボールにトップを返しません。ど真ん中の緩い変化球をフルスイングできなくなります。相手投手は、パーフェクトに近いインサイドアウトスイングができる打者には、ヘッドが届かないところに投げて歩かせまので四球が取れます。ボテボテのゴロになっても、相手右投げの野手は、ヘッドステイバックする間ができないので、背骨の左側で捕球します。左肩を開いてからトップを入れ替えます。カット打ち(両肩がフラット、後ろ肩が残さないでスライス回転のファウルを打つこと。反対に後ろ肩が少しでも残っていればヘッドが下がらないのでバックネット方向にファウルが飛ぶ)をしたり、引手で割れを作る打者には、ストライクゾーン内に連投してきます。カット打ちの打者や引手で割れを作る打者が、ストライクゾーン内のボールを振り遅れずにスイングできるかというと前述のように振り遅れます。バットに当たっても、右投げの野手は、背骨の右側で捕球できます。
インサイドアウトで走れて投げられて打てる選手を揃えないと相手チームのエースから点を取れません。