29/04/2021広島3-5DeNA、玉村昇悟プロ初登板初先発

Last Updated on 2021年4月30日 by wpmaster

広島のホームグラウンドで行われたベイスターズ6回戦、先発は、ベイスターズが濵口遥大、広島がプロ初登板となる玉村昇悟
玉村は、丹生高校のときには、越前のドクターKという価値がメディアの使用人が付けてきた投手
玉村は、左肘を逆Lにしてから左肘をつまみ上げる過程で、左足拇指球で地面を蹴ること、トップを入れ替えたとき、リリースの瞬間に右膝が屈曲することから広島の松田元が玉村を獲得することについては消極の立場を採ってきた。
玉村に付けた私の価値は高くなかったが、玉村自身が課題を修正し、どこまで成長したか、勝敗は度外視して見ることとした。

高卒2シーズン目玉村昇悟のプロ初登板初先発

玉村は、左足スパイクの外側の踵寄り、右足のスパイクの内側踵寄りにウェイトをかけ、左腕前腕部を回内してセットアップする。スライダーは、人差し指と中指を空け、人差し指の付け根、中指の付け根でボールを握る。フォーシーム他他の球種も人差し指の付け根でボールを握る。右足の拇指球で地面を蹴り、トップを入れ替え(左腕前腕部の回外)、左足踵で地面を蹴る。左足膝下が背骨の方に入る。右足首を背屈(くの字を作る)、ウェイトは左足踵にかけたままである。左腕前腕部を回内すると左足小指球にウェイトが移る。右足スパイクの内側から右足を推進する。左腕前腕部は骨盤の左側を跨ぐ。左腕前腕部を更に回内し、左肘が緩い逆L字になる。右腕前腕部は回外する。右足首が底屈する。右腕上腕部を外旋したとき、左足拇指球、右足スパイクの外側踵寄りにウェイトが移る。右膝は屈曲して右膝下がO脚になる。両肩甲骨がぶつかる。トップポジションの過程で右足首が再び底屈する。トップを入れ替えると左足拇指球から左足小指球がウェイトが移り、地面を後ろに蹴ってしまう。右足首は再び背屈し、右足スパイクの外側の踵寄りにウェイトが移り、右膝下がO脚になる。両肩甲骨はわずかだけ接近する。左手の親指のしなりが解けているので左手小指が加速せず、左肩が残らない。後ろの股関節を前の股関節から剥がせていない。右腕前腕部は回外したままにしている。左手親指基節骨でボールを叩くと右足首が底屈する。左肘が上がるにつれ、右足首が背屈、右足スパイクの外側の踵寄りにウェイトが移るが、右膝は突っ張り切らない。左手人差し指の付け根がボールの上っ面に被さる。左腕上腕部が凹む。左肘が上がり切らない。投球(2回表、32球目)をアウトロー(右打者のインロー)にワンバウンドさせる。嶺井は、左肩を開いてからトップを入れ替えるドアスイングで空振り三振。

打球の後逸により失点、代打を出された小園海斗

ソトは、トップを入れ替えたとき左肘が内側に入る。ヘッドがボールの外側に入り、ボールの外側を上から下に握り潰しているが、ヘッドは投球の軌道の下に入る。グリップが右手小指の下の分、打球は上がらなかったが、遊撃への低いライナーとなる。玉村との個人技では、ソトが上回る。打撃動作の面から言うと、安打
小園は、右足首の背屈が遅れ、左手小指をスイングしてフォアハンドでグラブを背骨の右側にすくい上げるが、ボールはグラブの下を通過する。左回りに両肩をぶつけるがボールを止められずに中堅に打球が抜ける。小園に関しては前にこぼせと言う人がいますが、ボールを前に落す選手は下手な選手です。
小園は、広島では鈴木誠也に迫る選手。小園は、會澤よりも振る力はずっと上。小園は、労働力を再生産できないレベルの故障でない限りは、いかなる場面でも代打を出すなと何度も書いてきた。佐々岡、河田、朝山が投手エスコバーのところで小園に代えて會澤を出したことに関しては、”ふざけやがって”との思いしかない。
私は、小園がエスコバーを打てなくても文句は言わない。
仮に會澤が打ってチームが勝ったとしても、私は、佐々岡、河田、朝山に価値を高く付けない。
松山は、安打を打っても、メヒアのようにヘッドが寝て腰に巻きつく右肩を開いてからトップを入れ替える。トップジハンドの人差し指の付け根でグリップを押している。投球の軌道と頭が逆を向いている。クロンよりもドアスイングである。朝山や河田は、打撃動作を解析せずに打率や安打数だけを見てスタメンを組んでいる。

総評

濵口は、記録員がマシンを稼動して付けたファウトボールの数値は、玉村と変わらないが、リリースの瞬間に右膝が突っ張り、その他投球動作のプロセスも玉村よりもパーフェクトインサイドアウトにずっと近い。
塹江、高橋昂也、フランスア、森浦は、リリースの瞬間、右膝が突っ張る。森浦、中村祐太は、右腕前腕部の回外、右足首の底屈だけでストライドを調整し、右膝でブロッキングしているが、右膝が突っ張る分、玉村より記録員が付けた球速表示は低いが、トップスピン、バックスピン共に玉村よりかけられている。右膝を玉村は、リリースの瞬間に右膝が突っ張らないという面で中村恭平、床田、遠藤、栗林と共通するが、床田、中村恭平、遠藤ほど屈曲しない。テイクバックは中村恭平、床田よりも大きい。中村祐太、遠藤、スコットほどテイクバックは大きくはない。
玉村は、セットアップのときに左足のスパイクの内側、右足の小指球でウェイトをかけていないので、後ろ足である左足に回転軸ができてしまっている。玉村は、人差し指の付け根でボールを握っている。投球において4回左腕前腕部を回内するが、左手親指から前腕部にかけての屈筋、伸筋が突っ張ってしまうので、左手小指が加速しない。
この試合は、玉村にあげた試合だから、今回の三連戦でベイスターズに負けたことに関しては批判はしない。
玉村は、2回目のヘッドステイバックのとき、両肩甲骨が高橋昂也、小林樹斗、フランスアはど接近しない。現段階では、小林樹斗の方が実力が上。
玉村は、基礎部分からやり直さず、現在の投げ方を続けていくと、高橋昂也、塹江に及ばず、床田、中村恭平以下にしかならないだろう。現状の投げ方では、遠くない将来、栗林と先発ローテ6番手を争うライバル関係になると言うのが私が描くストーリーである。