04/08/2020広島6-3ヤクルト,長野,田中広輔の3ランで逆転勝ち

Last Updated on 2020年8月25日 by wpmaster

3点ビハインドから長野の3ランで同点、更には、田中広輔の3ランで逆転
東京の人間にコンプを持っているカープファンは虎の威を借りて大威張りし、小園が嫌いなカープファンは、さそかし、大はしゃぎをしたことだろう。田中広輔をディスってきた奴等も掌を返したことだろう。
この試合のハイライトは、7回裏の塹江のピッチングだろう。

塹江敦哉のピッチング

7回表の頭から登板した藪田は、前回までと同じく、ローテカフに負荷を増大させる投げ方で、25球中6球がワンバウンドの投球。これ以上、投げさせたら、藪田の肉体は潰れる。
7回裏二死一、二塁、塹江は、1球目、左足小指球で地面を踏んで左足踵で地面を蹴りながら、右足拇指球を一塁線方向にスライド。投球肩を前肩よりも下げている。左足小指球で地面を踏んで左足踵がヒールアップする。左足拇指球で地面を蹴ってから、再度、左足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。投球肩を担ぐときにローテカフにかかる負荷が増す。前膝を下し始めてから前膝が少し背骨の方に入る。前足踵と前肘を並進したとき、左足のスパイクの内側にウェイトが移る。リリースの瞬間に右膝が突っ張るが、左膝が緩く伸びる。左腕上腕部が凹みフォーシームをワンバウンドさせる。坂倉は、バックネット方向に後逸。走者は、夫々、二、三塁に進塁、
肉体の稼働の源となるフィジカルコンディションは、良くない。良くない上に更に肉体を損傷させる。カウント3-0になって村上を申告四球で出塁させ、二死満塁
塹江は、この後も、5球目、9球目をワンバウンドの投球をしている。

塹江は、フルカウントから、10球目、塹江は、左足踵で地面を蹴って投球肩を下げてから右足拇指球で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴った方がローテカフの負荷を軽減できる。左肩関節の外転のときに、左足スパイクの外側で二塁ベース方向に地面を蹴っているが、わずかに左足踵が浮く。レイバックは、ほぼ地面と水平だが、楕円運動型とのハイブリッドの投法。最大外旋位のときに前足首を背屈。リリースの瞬間に右膝が突っ張る。左足を三塁側にターン、両足をクロスさせる。右足踵寄りで地面を蹴って両足をシャッフル。順番どおり体を動かして労働力を再生産、90点の投球。

山﨑晃太朗は、右足小指球で地面を蹴ってスライドしながら前膝を上げてから左股関節を外旋、左足つま先を捕手方向に向ける。手首を下げ上げする。左足の拇指球をウェイトがかかり、アウトステップしながらストライドが広がる。空振り三振

九里亜蓮のピッチング

1回裏、堂林は、前肩が背骨の方に入り、両膝を着いて逆手で捕球。前肩を開かないと押手の肘が出ていかない。インステップする。送球が逸れたのは焦ったからではない。
塩見は、ストライドが広く振り遅れて空振り三振
青木は、とんでもないドアスイングで三邪飛
坂倉は、17球目、スパイクの内側でエッジをかけて前肩を前に出す。後の股関節を外旋してガイドハンドの手首とボールの距離が取れない。ガイドハンドの肘が前肩に後れて出る。逆手で捕球するがボールをこぼす。坂口は二盗に成功。
九里は、19球目、左足拇指球で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げる。右肩関節の外転のときに右足小指球にウェイトが移る。リリースの瞬間に前膝が突っ張りきらず、右腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。村上は、ドアスイングで空振り三振。九里は、80球中、ワンバウンドの投球が10球。最悪の出来
連戦の頭であることから、九里の4回での降板には反対意見もあるが、これ以上、投げさせたら、九里の肉体を潰すので、80球での交代は止むを得ない。但し、私であれば、九里の代打には、安部を起用しない。
2回裏、先頭打者がヘッドアップした打球に対し、引手主導で捕球してから送球、アウトにできない。
エスコバーは、右足のスパイクの内側でエッジをかけて両足を前に運ぶ。しかし、前膝で地面を蹴る。押手の肘が前股関節の前に出る。ヘッドに手首のラインを越えさせる。振り下ろし始めまでは滅茶苦茶だが、安打になったのは、根拠があるのである。

広島打線の打撃

高梨は、右足小指球で地面を踏み、前肩をオープンにして左足スパイクの内側踵寄りで地面を蹴る。右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げる。ローテカフにかかる負荷が増す投げ方をする。116球中、ワンバウンドの投球は6球
広島の打者は、一部を除き、田中広輔、菊池涼介、堂林、松山、坂倉を始め、始動(=後の股関節の外旋)がいずれも前膝のレッグアップ後と遅く、投球動作に応じて振るから、前肩が背骨の方に入る。順番どおりに体を動かせない。ドアスイングになる。ヤクルト高梨と何度対戦しても打てない。
鈴木誠也は、素人には、やる気がないように見えるかもしれないが、投球動作に合わせず、ゆったり振ることで、ヘッドを残す動作、引手主導の矯正、ストライドの調整、始動すなわち後の股関節の外旋の確認をしている。ストライドが微妙に広がって振れないこともある。野球選手も借金を背負わされて働かされ続けているので、やる気がないから怠慢プレーをするということはあり得ない。
7回表、大盛は、前膝を上げてから左足股間s津を外旋、左足つま先を捕手方向に向ける。手首を僅かに下げてから上げていく。ストライドが広がってヘッドアップ。セカンドが左腕上腕部を背骨の方に引いて前に出て前肩を開いてからガイドハンドでボールを捕まえているので内野安打になった。こんなバッティングをしていたら、スタメンで使ってもらえないよ。

西川は、前膝で地面を蹴っているので、ヘッドアップしても差されるが右前安打。
菊池涼介の代打ピレラは、両足がクロスするぐらいストライドが狭い、前膝で地面を蹴れている。差されてスライス回転がかかった捕邪飛。始動が遅れているが、右股関節の外旋→前足小指球で地面を蹴るという順番どおりのスイング
同じ内野フライでも、ボールの内側を撫でるように振っている菊池涼介とはスイングが全く異なる。

7回表二死一塁からは、マクガフが登板。
マクガフは、左足拇指球で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩よりも下げる。右肘を逆Lにしたとき、右足小指球にウェイトが移り、右足踵が地面を離れる。
長野は、前膝を上げてから右股関節を外旋、前膝が少し背骨の方に入り、右股関節を荷重、右足踵は三塁側に滑らないものの、やや右足が踵体重になる。割れを作ってストライドも両足がクロスするぐらい狭い。左手拳で右手人差し指の付け根を押し込んでヘッドを残す。右翼棒際の本塁打を打つ。

8回表、松山は、前膝を上げてから手首を下げ上げ、左足拇指球にウェイトがかかってストライドが広がる。引手主導のスイングになる。左手親指でグリップを押し込んだとき、前膝で地面を蹴るが突っ張りきらない。しかし、前肘を曲げてヘッドを残す。これが安打の根拠。打球が沈んでボテボテの三ゴロを打つ。

坂倉は、ドアスイングで泳ぐ。手首を返さなかったから野手の間に落ちる。堂林は、打撃を崩しているが、バントは前肩を開いてボールを捕まえるので更に打撃を崩す。私であれば、堂林にはバントをさせずに、真ん中高目のクソボールとインローを振らせる。
堂林はドアスイングで空振り三振
田中広輔の代打には、上本を起用する。塹江のところは、7回だけで、10球中3球ワンバウンドの投球をしているので、代打安部を送る。坂倉は、最後までマスクを被らせ守らせる。8回表ヤクルトは、下位打線から始まるので、クローザー島内を投げさせ、9回セットアップのフランスアを投げさせる。

清水は、前膝を上げたとき、左腕上腕部が背骨の方に凹む。前膝を下したとき、左足踵と右膝がクロスする。前膝が背骨の方右に入る。前足の着地位置を探り、前肩を開いて、前膝、前肘を推進してからでないと押手の肘が推進できない。「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトが移る。
田中広輔は、前足小指球で地面を蹴って前膝を上げてから左手首を下げ上げ、前膝を下してからも左足スパイクの外側で地面を蹴る。ストライドが僅かに広がってから右足スパイクの外側を背骨の方に引いてストライドを狭める。

総括

菊池涼介に代打が出され、菊池涼介は肉体の稼働を強化すれば、カネを貸している方に利潤が産み出される。給料分働けが実現される。肉体の一部及び全体に負荷がかかる体の動かし方(前膝を上げてから後の股関節を外旋→背骨の方に前肩が入る)をすれば、労働に付される価値が更に下げられてしまう。田中広輔は代打を出されなかった。
長野、田中広輔の打った本塁打は、打撃動作面の根拠がある。労働に価値を付して支給される年俸に上乗せしなければならない。しかし、長野の打撃は中堅より左に打球が飛ばない打ち方でクリーンアップとしては物足りない。長野は、代打専門で、ピレラを休ませたとき、先発で起用するなら6~7番というのが妥当。清水は、少々始動が遅くても後の股関節を外旋してトップポジションに手首を持っていく間ができる投げ方をしている。田中広輔は、ドアスイングをせずインサイドアウトで投球腕を振れる投手に対しては、前肩が背骨の方に入ってドアスイングになるだろう。実際、高梨と対戦したときは、ドアスイングになっていた。この試合後二軍に落しても一向に構わない。この2人が今後もスタメンで固定させると、チームは浮上できない。

試合結果