遠藤淳志3回無失点2020/02/19練習試合広島1-5日本ハム

Last Updated on 2020年2月21日 by wpmaster

2020年スプリングキャンプにおいて4試合目の練習試合。対戦相手は日本ハム。先発は、広島が先発ローテーション6枠入りを争う遠藤淳志、日本ハムが加藤。
遠藤淳志は、3回無失点と結果を出しましたが、全く課題は無しとして差し支えないのか、また、その他の投手に課題がないのか。これらの面を中心に見ていきたいと思います。

※「この記事は何分で読めます」と言う文言を入れることができるプラグインがありますが、この記事は5分やそこらで読めません。

韓国人は、個人のユダヤ金融に雇われてユダヤ金融資本のテレビに出て日本人を洗脳する仕事をさせられます。芸能人には韓国人が多いのです。街角でインタビューに答えているのも売れない役者です。ユダヤ金融は、電通の社員に台本を書かせ、メディアに出る者に、労働力を再生産できる肉体の動かし方よりも、できない使い方の方を大声で読ませます。
個人のユダヤ金融は、学者にウィルスと更に肉体を損耗させる薬を作らせ、労働者に大量生産させ、CIAの工作員にばらまかせます。工作員が全地域にばらまかなくても一部にばらまけば、それを報道して煽ることで、借金が捏造されて課され、労働力の再生産をせざるを得ない人民は、薬を買ってくれます。
最も電力を消費するのはテレビの視聴です。テレビの視聴をやめれば冷暖房の使用を節約する必要はありません。人民は、労働力が再生産できなければ薬を買ってくれます。原爆の被害を受けなかった者はセックスをしてくれます。ユダヤ金融は、代理人を使って、東北に原爆が投下された後もテレビの視聴をやめろとは言わず、テレビで情報を確認することを勧めました。
私は原爆が投下されてからも冷暖房をガンガン使い、マスクを付けずに外出していますが、肉体は全く損耗していません。
張本勲の言っていることは、全てが間違っているというわけではありません。ダルビッシュ有や田中将大のように耳から遠いところを投球腕が通過する投手よりも耳の近くを通る投手が優れているというのは事実です。
しかし、佐々木朗希がこの「耳の近くを投球腕が通過する真上から投げ下ろすことができる投手」に当てはまるかというとどうでしょうか。実際の佐々木朗希の投げ方を見ると、確かにダルビッシュや田中将大よりは、耳の近くを投球腕が通過していますが、佐々木朗希よりも耳の近くを投球腕を通過させる投手は存在します。右では才木、森下、引退したメッセンジャー、左では濵口、中日笠原、フランスアがその例です。

遠藤淳志のピッチング

日本においては、多裂筋、内腹斜筋、腹横筋、骨盤底筋を強化するトレーニングがコーカソイド、ニグロイドの間ほど進んでいません。よって日本人は骨盤が前傾しません。最も骨盤が前傾しているのが黒人です。
投手は、ピッチングに置いて、投球腕を引手よりも下げるときには、ローテカフ(肩回りの筋肉)の一つである棘上筋を使います。

投球肘をつまみ上げる、投球肘を担ぐ動作を外転(右肩関節の外転)というのですが、ローテカフの一つである棘上筋、棘下筋を使います。

投球数が増えると、棘上筋、棘下筋が損耗します。前述のように日本のプロ野球選手の間では、多裂筋、内腹斜筋、腹横筋、骨盤底筋のトレーニングが進んでいないので、後ろの股関節で地面を、背中側すなわち、右投手は、一塁側、左投手は三塁側に蹴り、骨盤の打者側を背骨側に格納して、ヒップの頬っぺたの部分を打者の方に向けないと投球肘を前に出すことができなくなります。そうなると投球肩を下げた後、投球腕が背中の方に引かれます。投球腕を背中の方に引くと棘上筋は、更に損耗します。
千賀や遠藤淳志、佐々木朗希は、球数の嵩んでいない立ち上がりから投球肘が背中の方に入ります。
岡田明丈は、球数の嵩んでいない立ち上がりは、骨盤が前傾し、右肩を引手より下げてから右腕が背中の方に入りません。しかし、40球を超えた頃から骨盤が滑って右肘が背中の方に入っていきます。

九里、菊池保則は投球腕を背中の方に引きませんが、後ろ足のスパイクの外側を支点に後ろ足の股関節で地面を一塁側に蹴ると右足の拇指球に体重が移って後ろ足を軸に骨盤が外転前に回り始めます。この2人は、右肘でスクラッチする間ができないと両肩がM字になります。骨盤の回転に右肘が遅れて出ていきますので背骨と投球腕の交わりがスリークォーターの交わり方になります。
クリスジョンスンは、逆くの字の段階で左肩を右肩よりも下げているので左肘でスクラッチして両股関節をぶつける間も右膝で地面を蹴る間も作れます。

中村恭平、床田は、骨盤が滑り、二塁方向に左の股関節で地面を蹴れていないので、前足で着地位置を探り、右膝で地面を蹴る間ができず、リリースの瞬間に右膝が屈曲します。

投手はは、投球腕を背中の方に引くと、投球肘を逆Lにしたとき、上体を下半身の捻転差が横に広くなります。逆Lにする間ができずに投球肘が伸びるアーム式になります。
投球腕の上腕部を外旋してトップを作るまでに投球腕を引手より下げる動作をする間が作れません。
投球腕の上腕部を外旋してトップを作るまでに投球腕を引手より下げる動作を入れないまま右腕を背中の方に入れると、右肩関節を外転したときに前肩が下がりませんので投球肘が上がりません。
投球腕の手首が地面方向に下がらないので二塁ベース方向に後ろの股関節で地面を蹴れないので後ろ足を軸に骨盤が外転前に横回転します。よって投球腕がドアスイングになります。

骨盤が前傾できている投手は、投球腕を引手より下げてから投球腕を背中の方に引かずに投げることができます。よって二塁ベース方向に後ろの股関節で地面を蹴ることができます。
日本人の投手のように打者に背中やヒップの頬っぺたを向けると、投球肘の推進より先に後ろ足の拇指球に重心を移して後ろ足を軸に骨盤を回してやらないと投球肘を推進させることができない。引手側の肩を開いてやらないと投球肘が出て行かない。
アーム式は、逆L方式と異なり、側副靭帯損傷の程度は小さいですが、投球肘が上がりません。
打撃で言うと、丸の左足の踵に体重がかかって骨盤が一塁側に骨盤が滑ると、左足の拇指球に体重が移ったり、左足のスパイクの内側でエッジをかけてストライドが広がる。頭がボールの軌道と逆を向く。左足の拇指球に体重を移すのが投球の軌道に追いつかずにアウトロー、アウトハイにヘッドが届かない。丸の打撃におけるこれらのメカニズムも、後ろの股関節を背中方向に蹴る投手の動作と同じです。
そのような投手は、骨盤が先に回るので、大腿骨を背骨に突き刺す間ができない。打撃で言うとヒッチの上げるができない。右肘でスクラッチして投球腕の上腕部を外旋していたら、右肘が骨盤の回転に追いつかない。右肘でスクラッチして投球腕の上腕部を外旋する間が作れないのです。
更には、前膝で地面を作って前足首を背屈することができない。前足を軸に骨盤を縦にすなわち投球腕の軌道と同じ方向に回すことができない。

このコンテンツを作る過程で必要なので前田智徳のバッティングの動画を見たのですが、前田智徳は骨盤を前傾させて打席に立ちます。クローズドスタンスに近いスクエアスタンスで打席に入りますが、一回目のステイバックのときに前肩を動かさず、ヒップの頬っぺたを背骨の方に格納しません。両足の内転筋だけを内旋します。後ろの股関節で捕手方向に地面を蹴っていますので、ストライドが広がらない。右投げ左打ちなのに、右足のつま先が接地し右足首が底屈したときに左肘がヘッドの外側に張り出し、ヘッドが立つ。ヘッドが立つから前肩を下げて両肘を畳んで上から振れる。前膝で地面を蹴る間があるので、前膝が突っ張り、後ろの股関節が外旋する。両股間節が引っ込み、右足首が背屈します。前田智徳は、ヘッドステイバックの大きさが吉田正尚、小園、西川龍馬と同じぐらい大きいのです。ヘッドの加速距離が長くなる。ヘッドがしなる。押手の肘が骨盤より前を走るので、ヘッドのしなりが戻ったときボールの外側を擦り下ろせる。
前田智徳は、現役時代、「ゆっくりと振る」ことをテーマにやってきましたが、ゆっくりと振るということはこのことなのです。
右投げ左打ちの選手は、右方向の打球が18%前後で逆方向の打球が半数という打者が多いのですが、前田は半数以上が右方向の打球で逆方向の打球が18%未満なのです。
落合博満は、「前足で壁を作って前足を固定すると前膝を故障する。だから骨盤と一緒に前膝を回してやらない」旨を言う。言っていることは正しいのです。
私も前膝で作った壁を崩すなと言いますが、敷衍すると、前足首を背屈し、前膝を屈曲させることなく前膝を突っ張らせたまま、前足踵を支点に前足を軸に骨盤を回せということです。
しかし、落合の打席を見ると、前足首を底屈したまま前膝が屈曲して骨盤と前膝を開いている。前足を軸に骨盤を回すことができていない。前田智徳は前足を軸に回れているのです。

よって、右腕を背中の方に引く投手は、骨盤が水平回転するので、頭が右腕前腕部の回内→回外という投球腕の軌道と距離が離れます。手投げになるので、投球腕の上腕部が凹みます。ワンバウンドの投球が増えます。
事実、千賀も遠藤淳志も全投球に占める上腕部の凹む割合、ワンバウンドの投球の割合が他の投手に比べると高い。岡田明丈も40球、早いときは25球を超えると右腕上腕部が凹んでワンバウンドの投球が増える。

前述のことを踏まえ、今回の遠藤淳志のピッチングを観察しましたが、二塁側に右股関節で地面を蹴れていることもありますが、まだ、骨盤が三塁側に滑ることがあります。右腕が背中の方に入って右肘をスクラッチする間ができないので右肩関節の外転のときに両肩がM字になります。故に骨盤が横回転します。左膝で地面を蹴る間がないのでリリースの瞬間に左膝が屈曲します。
「く」の字を作ったときに右肩を左肩より下げていますので、トップを作ってからは、左肩が下がって投球腕の腕の振りは、縦に振れていますが、骨盤の回転方向を投球腕の振りが一致しません。
メディアは、二段モーションに戻し千賀フォームを封印したとバカの一つ覚えのように宣伝し、カープファンのブロガーもバカの一つ覚えのようにこれに追随します。
遠藤は、二段モーションには戻しましたが、千賀と同様の投げ方は修正されていません。

岡田明丈レベルまでローテカフが損耗してしまえば、インナーマッスルを強化しても先発をこなすことは無理ですが、遠藤淳志の場合は、右腕上腕部の凹む程度からすると、インナーマッスルの強化と投げ方の修正次第では、投球動作の源となるフィジカルは、先発をこなすに耐えうるレベルに到達しないとまでは言えないでしょう。

テイラースコット、DJジョンスンのピッチング

テイラースコットは、右腕が背中の方に入らず、右肘でスクラッチする間が作れています。リリースの瞬間に左膝が突っ張っています。
フリー打撃のときに比べ、右肘が上がり、体軸との交わりはオーバーハンド寄りのスリークウォーターで投げられています。
但し、少し、右の股関節で一塁方向に地面を蹴っていますので、右肘が逆Lになったとき、上体と下半身の捻転差が一塁方向に広がります。
前足で前足の着地位置を探っているので左足で弧を描くことがあります。弧を描くと右肩関節の外転より先に骨盤が横回転します。

DJジョンスンは、テイラースコットよりも更に体軸と投球腕の交わる角度がオーバーハンドに近く、ほぼオーバーハンドで投げられています。
左足は弧を描くことなくストレートに踏み出せています。しかし、左足首を背屈する間ができず、左膝が突っ張り切らないことがあります。

フランスアは、既往のシーズンは、骨盤を前傾し、二塁ベース方向に左股関節で地面を蹴るので、左肘でスクラッチする間ができて両肩甲骨をぶつける間ができます。右足のインステップをスクエアに戻す間も作れます。右足首を背屈し右足を軸に回り、右膝で作った壁がフォロースルーのフィニッシュまでここまで崩れない投手はいません。
フランスアは、開幕までにフィジカルを仕上げてくれれば問題はありません。現段階ではギアを上げる必要はなく、”とりあえず名前を書きました”でOKです。
個人的には、クリスジョンスンともう一つ外国人枠を投手に割くとすれば、迷わずフランスアであることは変わりません。

矢崎拓也のピッチング

矢崎は、骨盤を前傾させて「く」の字を作って右肩を左肩よりも下げ、右足の小指球に体重が乗っている。左肩もスクエアになっている。骨盤も内に入っていない。しかし、右足の踵が地面を離れており、二塁側に右足の股関節で地面を蹴れていない。よって、右肩関節の外転の過程で引手が親指が上になって左肩が開いている。故に、左膝で地面を蹴る間がない。矢崎は、「く」の字のときに右肩を左肩よりも下げているので、左膝と左肘の並進後は、左肩が下がってオーバーハンドの角度で体軸と右腕が交わる。しかし、左膝を蹴ることによって作るヘッドステイバックがリリースの瞬間に間に合わず、左膝が屈曲。左膝を蹴って右足首を背屈させたのがファオロースルー期になり、左足を軸に右足をターンさせているが、手投げになっている。

中田翔は、矢崎の投球を左肩を残し、インサイドアウトスイングでヘッドを残し右翼席に本塁打

打線の調整の進捗度

打者は、逆方向に打つときは、押手の肘の推進より先に骨盤を回し、前肩を残して打つ。引き付けて逆方向に打つのではなく、正確には引き付けないで逆方向に打つ。

打者は、ボールの回転数、軌道のレベルが上がると、後ろの股関節の外旋をする間が作れず、骨盤が押手の肘より先に回り始める。一流の選手はそれでも前肩を残して60点の打撃をする。そうでない選手は前肩が開いてドアスイングになる。

1回表、田中広輔は、インサイドアウトスイングで中前安打
続くピレラは、左足つま先が接地したとき右肘がヘッドの外側に張り出す。ヘッドも立つ。左肩を残しインサイドアウトスイングで右中間に安打

加藤は、左足を前外しで左足拇指球を支点にターン。一塁側に背を向けリリースの瞬間に右膝が屈曲。二塁牽制がインローに外れる。センターがカバーに入り三塁送球。田中広輔は三塁に進塁。
加藤の投じた送球は、一塁走者ピレラの前方、ライナーではなくゴロ。外野に抜けるかは実体がない。ボールを手にしているセンターは三塁よりも二塁の方が距離が近い。
ピレラは三塁送球の間に二塁に到達。ピレラは紅白戦のときも一塁走者で安部の遊ゴロで二塁に到達しています。安部のミスを救っています。

ピレラは、3回表、三塁線に二塁打。ピレラは、回転半径狭く、ほとんどスピードを落とさず二塁に走る。
ピレラは、1回目のステイバックのときに左肩が動かない。
この打席では、ストライドは狭くできたが左足つま先が接地したとき右膝が少し内側に入った。しかし、左膝が突っ張りヘドステイバックの角度も悪くない。骨盤を縦に回しヘッドをボールの外側を打てている。完璧ではないが、この選手も今は”取りあえず名前を書きました”でOK
西川龍馬は、ヘッドの下がりを抑えて右越二塁打
これがこの試合唯一の得点

当落線上の正隨は、1回目のステイバックのときに前肩が内に入る。中村奨政と宇草のところでも書きましたが、押手の肘より先に前肩を開いてやらないと押手の肘が出ていかない。ボールの軌道と顔が逆を向く。ここが修正をできないと、投手陣の動作の精度が調整段階である今は打てても開幕してから一軍の投手に対応できなくなる。

総括

リリーフ投手の私の中での序列は、フランスア、DJ、スコットの順番であることは変わらない。
ピレラは、シングル安打で二塁から本塁に還れるでしょう。上位打線に置きたいという見解も成立します。
しかし、右打者は、簡単なボールを逆方向に打って走者を進めると打撃を崩す。
それと小園は、一死からレフトへのライナーの安打で二塁から本塁に還れることを証明しました。
ピレラは、鈴木誠也同様、前肩が動かず、押手主導で終始両肘が伸びずに振れます。すなわち、パーフェクトインサイドアウトスイングでボールの外側を打てますので、5番に置きたい。ピレラとビシエドは共に押手主導で打てますが、ピレラは、ヘッドのしなりが戻った後、ボールの外側にヘッドが入る、ビシエドはヘッドのしなりが戻った後もヘッドが残るという違いがあります。メジャーでの数字はビシエドの方が上ですが、ピレラは、ビシエドぐらいの実力はあります。

若い人はオンタイムで見ていませんが、広島は、1980年代後半から1990年代前半、山崎隆造、長内、小早川、長嶋と同じような成績を残す左打者(長内、長嶋は左投げ左打ち、山崎隆造は右投げ両打)が並び金太郎飴打線と揶揄されていました。貧打で大野豊と槇原が先発した試合は、8割方広島が競り負けていたと記憶しています。
カープファンの多くが挙げる一番田中広輔、二番菊池涼介、5番松山、松山が帰ってくるまでは長野をスタメンに並べる打線だと、西川龍馬は上の4人より一歩抜けつつありますが、バティスタが戻るまでは、誠也,ピレラ以外は金太郎飴打線になってしまいます。
広島は、昨季に比べ、先発、リリーフとも層が厚くなりましたが、チーム全体で防御率2点台の数字を出せるかというと難しい。打線は最低でも4点、できれば7点は取りたい。
しかし、カープファンの多くが挙げる前述のような金太郎飴打線だと、丸、坂本、岡本の巨人打席に勝てないどころか、松山や長野が5番だと、誠也が歩かされたら4点取るのは難しいでしょう。
故に個人的には、小園は、三番遊撃で143試合フルイニング起用したい。

試合結果

(C)遠藤ー矢崎(4回)-高橋樹也(5回)-スコット(6回)-フランスア(7回)-DJジョンスン(8回)

(F)加藤ー鈴木健(2回1/3から)-杉浦(4回)-金子(7回)