リリーフ転向でブレイクした中村恭平のピッチング

Last Updated on 2022年3月25日 by wpmaster

今季、リリーフに転向してブレイクした投手として中村恭平が挙げられる。

私は、ロシア人とのハーフの母親が20歳のときに、その元カレとの間に出来た子である。
戸籍上の父親と間男は既に死にましたが、母親は70歳を超えた今でもピンピンして生きています。

私は、昔、キリスト教の幼稚園に通っていたました。
私は、海外勤務のとき以外は日本語を話し、日本食を主に食べていますので、今でこそ、日本人と変わらない顔になってきましたが、幼稚園の頃の全体写真を見ると、私だけ目の周辺が凹んで影ができており、周りと明らかに違った顔をしています。
移民が日本に大量に入ってくる前ですから、私は、”あいのこ”(実際にはクォーター)と言われていじめられており、小学校に入ってからも友達のいない子でした。
低学年の頃は、友達の輪に入れてもらえず、いつも校舎の壁に9分割の四角を書いて軟球で壁当てをしていました。
プロ野球の選手であれば、ストライクゾーンの140キロのボールは100%正規捕球できますが、バットを持つとその分リーチが長くなり、リーチの重量が重くなります。
押手の肘を畳んだり伸ばしたりする労力と距離が増えますので肘の伸縮運動が鈍くなります。足が長くなればストライドが広がり膝の伸縮運動、回転運動が鈍くなります。

小学生の頃の私は、クラスの男子で一二位を争うチビ男で、他の生徒より球が速いだけでなくコントロールも良く、ビシビシとコーナーを投げ分けることができました。犬のように速く走れました。

日本で昭和と呼ばれていた頃は、各学年に番長というのがいて、私の通っていた小学校の草野球チームは連戦連敗で、番長が使いっぱに命じて「あの外人のチビ」連れてこい」と言ったようで、私は草野球が行われている原っぱに連行されました。
草野球のエースで4番になりホームランを打った私は、勘違いし、「プロ野球選手と同じボールで投げてみたい」と思うようになりました。

私が住んでいた都内は、硬球の使用が禁止されているところばかりで、リトルリーグに入るしかありませんでしたので、小学三年の途中でリトルリーグに入りました。
バント屋のセカンドになりたくなかったので、煮干しを食いまくりました。
高校に入ってからは、成長促進剤(いわゆる遺伝子組み換え)の入っていないシャクリーのプロテインを飲んでいました。
大豆、小麦に牛に成長促進剤を与えれば、労働量が増え労働に付される単価が下がりますからダヴィッドロスチルドやデヴィッドロックフェラーといったユダヤ金融の利潤が増えるんです。小学校の給食には必ず牛乳が出されました。学校給食の牛乳を飲めば骨はヒョロ長く伸びるので身長は伸びますが、牛乳は殆どが脂肪でカルシウムは微々たる量しか含まれていません。骨が弱くなります。

私は今でもコーヒーはブラックコーヒーしか飲みません。金を出してまで抹茶アイスも食えません。
小学校の低学年の頃は、そんなこと知りませんでしたが、洋食はまだしも和食に牛乳ってあり得ないでしょ。
しかし、全部飲み切れないと昼休みに遊びに行かせてもらえないから仕方なく飲んでいたわけですよ。
今思えば、人並み以上には牛乳を飲まなかったことが良かったのかなと思います。
私は下手くそで毎日自打球を当てていましたが一度も骨折したことがありません。

私は、中学に入ってから急激に身長が伸びましたが、中村恭平クンは高校に入学するまでチビ男。彼も煮干しを食いまくって高校に入ってから身長が急激に伸びたそうです。
彼は、高校のときに身長が伸びていなかったら、「イケメンだけど残念な人、いやチビ男はイケメンと言わないよ」と言われていたことでしょう。
私は、身長が伸びると共にコントロールが悪くなり、高校に入ってからは、10個以上四球を出して完投したことがあります。球数は、180球ぐらい行ったんじゃないかな。10個以上出すと負けるもんなんだけど、勝ってしまったんよ。
オーバーハンドで投げていてもチビだと台無しなので、チビのままでいれば良かったのかと言われれば絶対に嫌だけどな。
彼も身長の伸びに伴ってコントロールが悪くなっていったようだ。

私は、プライベートでよくバクラワと呼ばれる中東のパイ菓子、カダイフ菓子、やサーモンパイやミートパイやプリンを作ります。中東やマレーシアには、ツナの入ったクリームパン、鶏胸肉の入ったプリンもあるのですが、私も作ったことがあります。
ニシンとかぼちゃのパイ、そう、ニシンの頭と尾が突き刺さっている奴な。
私は、ニシンとかぼちゃのパイも作ったことがあるのだ。
これらは、食ったことがない人からすれば不味そうに見えるかもしればうが、いずれも実際には美味しい。
中村恭平クンの趣味も、ケーキを始め、お菓子作り。

中村恭平は、昨季(2018シーズン)から試合前に遠投を行うことで調整しているが、投球肩を引手の肩よりも下げ、後ろ足のスパイクの外側に体重を乗せ、後ろの股関節を外旋してストライドを狭めないとボールを遠くに投げることができない。多くのカープファンは、飯田を残して中村恭平をクビにしろと言っていたが、私は、中村恭平は必ず良くなるからクビにするなと言い続けた。
中村恭平の今季の飛躍は努力の賜物である。

動作解析

中村恭平は、右膝をルーズに曲げ、逆「く」の字を作ったときに、左肩を右肩よりも下げる。これにより、体軸の使い方を縦回転にすることができる。
投手は、骨盤を前傾させることにより、投球肘の推進前に投球腕の前腕部が回外(打撃で言うとヘッドが寝る)することを防ぐが、中村恭平も骨盤を前傾させることができている。
投球肘を畳んでから投球肘が先に出ることによって投球腕の前腕部が回内し、投球腕の手首を背屈し、投球腕の手の甲がL字に曲がり投球肘を背骨の近くを通過させることができるのである。親指で押し込むことでボールの打者寄りを縦に擦りバックスピンをかける。
これらは打撃と同じである。

左肘が逆Lから左肘をつまみ上げるまでの過程で左膝が内に入ることがある。すなわち左股関節の間が足りないことがある。

左肘をつまみ上げたときに左肘をスクラッチして外国人投手並みに両肩甲骨がぶつかるので、左腕上腕部を外旋して左肘を推進させたときに両肩甲骨を剥がす。この動作により瞬発力を産み出すので回転数の多いボールの軌道を産み出すことができる。

打者は、前膝を上げてからステイバックの過程で引手の前腕部を回内して引手の肘を曲げることで、ヒッチすることしかできないから、後ろの股関節を外旋してボールを引き付けざるを得なくなる。押し手主導で打たざるを得ない。このことは投手についても言える。

中村恭平は、左肘をつまみ上げたとき、引手の右腕の前腕部は小指を上に回内できている。背中も打者に向けていない。右肘が折れ曲がっていれば、押し手の肘をスクラッチして投球肩を下げ大腿骨を骨盤に刺して左股関節を外旋して左腕前腕部の稼働域を広げざるを得ない。
回内のときに両肩をぶつけるが、先に投球肘を前に出さないと前肩関節を前の肩甲骨に格納できない
この上下運動によって両股関節をぶつけたとき、一遍に骨盤で地面を押しつぶすように内旋し、骨盤を縦回転にできる。
骨盤が投球肘より先に出すと骨盤が徐々に水平に回転し体軸が投球肩の方に傾き投球肘より先に投球肩関節、投球腕の手首が先に出て腕の振りがドアスイングになるのは打撃と同じである。

しかし、中村恭平は、右肘が伸びてしまっている。

左腕上腕部を外旋してトップを作る前に左腕前腕部が回外して左肘が沈んでしまっている。これも左肘をつまみ上げたときの左股関節の外旋が足りていないから左腕上腕部を外旋する間ができないのである。

投手は、前足の踵を着地してから、一旦、前足首の関節を底屈して左足の拇指球が接地する。このとき、大部分の左投手は、生活による臓器の偏りによりインステップするが、右投手よりも投球肘は高く上がる。

ウィキでは中村恭平はスリークォーターになっているが、投球動作の面から言うと、中村恭平は、日本人の左投手では笠原祥太郎に次ぐオーバーハンドの投手である。

両股関節をぶつけるのは、投球腕の前腕部の二度目の回内(リリース)のときだが、インステップすると投球肘の推進より先に前膝を開いてやらないと後ろの股関節を内旋することができない。
中村恭平は、左投手でありながらインステップしない。これが体軸の縦回転が作れている要因の一つである。

中村恭平は、投球肘を推進する前に前肩を真下に下げて左肘を推進させていく。

投手は、前膝で地面を蹴り、前肩を真下に下ろし、投球肩より先に投球肘を推進させることで投球腕の上腕部を外旋し、胸の張りを作るが、中村恭平は、左腕上腕部の外旋だけで胸の張りを作っている。

前膝で地面を蹴って前足の踵を支点に前足首の関節を背屈することで、前の股関節が引っ込み、後ろの股関節より先に投球肘を前に出してやらないと後ろの股関節を内旋できない。
リリースの瞬間に、後ろの股関節より先に前足を軸に前足の股関節を外旋してやらないといけない。すなわち、前足を軸に両股関節をぶつけ骨盤を回転させることができるのである。
中村恭平は、右足のスパイクの内側の踵寄りから着地し、右足の小指球が地面に触れた後、右足の踵を支点に移しているが、右膝で地面を蹴れていない。

左投手は、一旦左腕上腕部を内旋、左腕前腕部を回外した後、左腕上腕部を再び外旋するが、中村恭平は、左腕前腕部を90°レイバックする。この最大外旋位の大きさがフォロースルー期に右腕前腕部を回外したとき、左腕前腕部のしなりを産み出す。これも回転数の多いボールを産み出す要因の一つである。

中村恭平は、左腕前腕部の回内、左腕上腕部の外旋→左腕前腕部の回外、左腕上腕部の内旋の過程で両肩峰をぶつける。

中村恭平は、リブダウンが大きく三塁側に上体が地面と平行になるぐらいに倒れる。これも回転数の多いボールを産み出す要因の一つである。

しかし、中村恭平は、左腕前腕部の回内(リリース)のときに、右膝がほぼ垂直に折れ曲がってしまっている。これは、右肘と右膝を並進する前の左股関節の外旋が足りなかったことが原因である。故に、リリースの瞬間までに後ろ足を軸に骨盤が回り始めているので前足を軸にリリースすることができない。
右膝が折れ曲がっていることにより、左股関節の外旋と両肩甲骨を剥がす動作により産み出した瞬発力が下半身に吸収されてしまうのである。
右膝が折れ曲がるので、右股関節が引っ込まず、右股関節の前に左肘が出ていかない。
フォロースルーのとき右膝で地面を蹴るが、左足を三塁側にターンさせ両足をクロスさせるが右膝で作った壁が崩れてしまう。

各種データ

コース別成績

右打者

左打者

球場別成績

※スマホでご覧の毒者は、二本の指で画面をつまんで水かきを広げると画面を拡大できます。
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球種配分

球種別成績

通算成績

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マウンドの硬さは、そこを本拠地とするチームのエースによって決められ、先発投手が異なる毎に、土を入れ替える。

札幌ドームが最も硬いマウンドで、東京ドーム、ナゴヤドーム、マツダは、レンガ色の粘土、甲子園は、ブラックスティックと呼ばれる黒土の粘土を基本使用している。
東京ドームは、2019シーズンから投手が踏み出す位置の土の下には、横1.2m、縦1mのスペースにレンガが敷き詰められた。相手投手のストライド幅で地面が掘れにくくなったが、前足の踵で着地する投手には負荷がかかる。

前膝を折り曲げて重心を低くし、前足首を底屈して接地し、前足若しくは後ろ足の拇指球又は小指球で骨盤を回すことで柔らかいマウンドに対応してきた日本人投手は硬いマウンドに対応するのが難しい。

東京ドームよりは柔らかいマウンドで、傾斜が緩い横浜のマウンドでも後ろの股関節の外旋が難しいので、成績が良くない。

まとめ

中村恭平の投球動作の修正のポイントは、右膝で地面を蹴ること、左股関節の外旋である。
この課題を克服することで、現在よりも更に、瞬発力が指先に乗った回転数の多いボールを投げることができる。
投球腕の前腕部、投球腕の手首の加速距離が長くなり、スピードも今よりも出る。
右足の着地から左肘が出てくるまでの間が短くなるので、打者は後ろの股関節を外旋する間を作ることが難しくなる。

最大外旋位のとき、投球肘の側副靭帯の前束への負荷が軽減され、側副靭帯の損傷を抑止できる。
東京ドームの硬いマウンドにも対応できる。

対戦成績