館山昌平のピッチング

Last Updated on 2022年4月11日 by wpmaster

2004年キャンプ中に右肘の靭帯を断裂。3月に右肘内側側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、以降リハビリを行い二軍のマウンドにも立てずにシーズン終了。

2005年4月に一軍復帰すると、4月27日にプロ初勝利を挙げる。7月30日、甲子園での阪神タイガース戦で完封勝利(被安打4・無四球)。1年間ローテーションを守り、10勝を挙げる。

2005年11月右手薬指と小指の感覚が鈍いということで右肘の再手術を受けた。

2006年途中、中継ぎ転向、6月27日にはプロ入り初セーブを記録。9月には抑えも任される。最終的には自己最多の44試合に登板。

2008年、シーズンを通して先発ローテーション入りを果たす。開幕直後こそ出遅れたが最終的に12勝を挙げ、自身初のタイトルである最優秀勝率投手を獲得。

2009年5月28日のオリックス戦で2008年8月から続く連勝を12に伸ばし、57 – 58年の金田正一による球団記録を51年ぶりに更新、記録は14まで伸ばした。16勝を挙げ、吉見一起と共にセ・リーグ最多勝のタイトルを初受賞。

2011年防御率が自己最高となる2.04を記録し完投・完封もリーグトップを記録。WHIPも1.00を切り、キャリアハイを記録した。
2011年11月11日に右手血行障害の手術を受けた。

2013年4月12日に二度目の右肘内側側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた。

2014年4月10日に右肘外側滑膜ひだ切除手術を行った。同時に右肘の内側側幅靱帯(じんたい)再建と右前腕の屈筋腱(けん)縫合手術も受けた。

2015年6月28日の巨人戦で復帰登板を果たすと、7月11日のDeNA戦で1019日ぶりの勝利投手となる。3ヶ月で6勝を上げる。

動作解析

右投げ右打ちのサイドハンドに近いスリークォーター

館山は、右足の踵から拇指球に重心を移して、右股関節を外旋して左膝を上げる。

左足は踵から着地し、右足を三塁側に着地させてフォロースルーを止める。

館山は、トップを作る過程で頭が前に出されて、リリースの瞬間に、打者の正面に胸を向けた。

左肩、左膝の割れに右肘の出が遅れ、リリースの瞬間に右肘が伸びてインハイに外れることがある。

各種指標

球種配分

カーブは、ナックルカーブである。

球場別成績