広島13-3阪神。交流戦後初の試合を大勝する。

Last Updated on 2017年12月29日 by wpmaster

23/06/2017 10回戦 広島 13-3 阪神 マツダスタジアム

交流戦後初の試合、先発は、Kris Johnsonとメッセンジャー。

広島打線は、メッセンジャーが来日してから、抑えられるときは抑えられてしまいますが、メッセンジャーの対広島戦の防御率はそれほど良くありません。

攻略した比較的大量点を取って早い回にKOしてきましたが、今季は未だメッセンジャーから勝てていません。

Johnsonは、プレートの踏み方は、いつもどおりだが、ステップするときには、膝を曲げたまま静止してから着地したり、

膝を伸ばしてノンストップで着地したり試行錯誤している。

立ち上がりは、三角筋を作って胸の張りができていたが、4~5回になると、胸の張りが不十分になった。

胸の張りが十分でないということは、しなりができずに、腕が振り切れていない。

手の平を正面にリリース方向に正面に向けれていないということ。

バックスピンが十分にかからない。

しかし、6回には、胸の張りを作って2アウト目を取った。

フィニッシュの仕方は、立ち上がりは、一塁側に重心が残っていたが、球数を投げる毎に三塁側に移動するようになった。

数としてはまだまだ少ないが、左足も右足の上を通過するようになってきた。

阪神の打者のステップが遅れてスイングさせられるようになってきた。

しかし、糸井の対しては、重心移動を緩めてハードカーブを投げたり、

足を上げてステップする梅野は、緩い球が強いのだが、トップが下がって落ちずに打たれた。

Johnsonは、まだ、調整途中ではあるが、7回 108球 9安打 4奪三振 1失点(自責同じ)。

加藤は、三角筋を使って胸の張りが作れていた。

制球が高めに外れることがある程度あるのは止むを得ない投げ方だが、

しなりができて、バックスピンのかかった球が投げられるし、背筋を消耗しないので球数を放れる。

つま先を蹴って左膝を伸ばし、ノンストップで着地。

下半身のタメもあるし、左足で弧も描いていない。

フィニッシュのときに、三塁側に重心が残っていたのは1球のみで

右足を左足の上を通過させたり、一塁側にななめに着地し、一塁側に重心移動できている。

しかし、ステップするときに、頭が前に出ていってしまい、

ただでさえ大きく見えるテイクバックが更に大きく見える。

三塁側の頭上にフリーな空間ができてトップの位置が下がる。

腕のスイングがぶれる。

ボールを引っ掛けて低めに外れると振ってくれない。

スイングしたとき肘がロックされてしまっているのである。

頭がラインから一塁側に外れたときには、高めにも外れる。

トップの位置、肩、肘が下がると、打者にとっては、視野が横に広がって見えるので、

ボールが遅く感じられるので、糸井にはヒットを打たれる。

加藤は一死も取れずに10球 被安打1 四球2で降板(自責2)。

ファームでやり直しだな。

立ち上がりの練習をして先発で一軍に戻ってこいや。

その後は九里が20球2イニングを0に抑える(1安打 無四球)。

しかし、トップを作ったときに右肩が下がり、ボールを引っ掛けたり、

フィニッシュで左足を右足の上を通過させて重心移動できていたのは、髙山に対しての1球だけと内容は今一つ。

エルドレッドの守備に助けられた。

K.Jの投げているときだが、菊池もハーフバウンドのゴロをグラブを前に出して上手く合わせた。

野間は、あの当たりは、取らなきゃいけないよ。

プロなら難しくない当たりだ。

打つ方は、初回田中のラバーの破れたところにボールがはまる二塁打を足掛かりに、3点を先制。

この試合トータル3本の犠飛と5回二番手の柳瀬から3本の本塁打で大量リード。

阪神の投手は、メッセンジャーは、フィニッシュで左足を右足の上を通過させて重心移動できており、

高めの球にはキレがあった。

しかし、トップを作ったときに右肩が下がることがあったので、広島打線は、低めを見極められた。

広島打線は、メッセンジャーに対して白旗を挙げてセンターから逆方向に打って攻略した。

メッセンジャーは、4回 64球 8安打 3奪三振 5失点(自責同じ)

柳瀬は、ステップする足で弧を描いていないものの、膝が開く。

柳瀬は、1回 44球 6安打 3被本塁打 2四球 8失点(自責同じ)

今季は、これが最後の登板になるかもしれない。

山本翔也と岩崎(いわざき)は、ステップする足で弧を描いていた。

山本翔也は、2回 26球 2安打 1奪三振 無失点

岩崎は、1回 15球 1安打 2奪三振 無失点

鈴木誠也は、1打席目の犠飛は、トップを作るのが遅い。

2打席目は、右打ちの指示だから仕方がないが、アウトハイをインサイドアウトでヘッドを遅らせて

フォローを大きくとってライト前。

他の打者はそれでいいかもしれないが、

一観客としては、鈴木には、左膝をルーズに曲げたX軸を作ってレフト方向に持っていってもらいたかった。

試合は、13-3で広島の勝利

勝利投手は、Johnsonで、2勝2敗

敗戦投手は、メッセンジャーで、7勝3敗

対戦成績は、広島の4勝6敗

まとめ

ベンチは九里をロングに考えているようで、今日は20球で済んだが、

九里に限らず、ロングリリーフで40球前後投げると、先発させたのと同じで、

中4日程度開けて次回登板をさせざるを得ないので、

その間起用できない。

ロングリリーフは実際には、リリーフ投手を一人減らしたのに近い。

弱いチームであれば、大差負けは年間25試合前後あるかもしれないが、現在の広島の場合、

また、年10試合あるかどうかで、敗戦処理の投手を登録、ベンチ入りさせて置くのも枠の無駄使い。

敗戦処理も基本的には、今季hs、これからは、将来の先発投手を試すことが難しくなるので、一人1イニングで構わない。

九里は、先発に戻して、一軍レベルの投手を基本的には、タフな投手の順に中継ぎに7人配置し、

ブルペンで全く投げない日を作った中継ぎローテーション制にして

ビハインド、大差リードでも中継ぎは回跨させず、一人一イニングを投げさせる方が

勝てる試合を捨てずに済む。

対阪神3連戦の初戦を取り、

2戦目は、藪田と能見の先発。

[追記]

Johnsonは、立ち上がりから徐々にキレてきましたが、試合後もベンチで身振り手振りを交えながら投球動作について会話をしているところからも、試行錯誤であることが伺えます。

加藤は、実際に今日、抹消されました。

現状では、一軍ではどこでも投げさせられないでしょう。

守備走塁でもアピールできなければ、野間は起用する場面がなくなるでしょう。

打撃もトップを作るのが遅いのが相手投手に丸わかりですから、これもどうにかしなければなりません。

足の速い選手もしっかりフルスイングできなければなりません。