対巨人1回戦、広島9-6巨人。菊池5安打で打ち勝つ。

Last Updated on 2017年12月18日 by wpmaster

11/04/2017 広島9-6巨人 東京ドーム

緒方氏、ついに”禁”を破る。

あのバカ、とうとう、4番打ちやがったよ。

日本で最も早くから4番説を提唱し、叩かれながらも曲げなかったブロガーの夢がついに現実になった。

日本最強チームとの開幕戦、セリーグの右投手No.1が投げる試合が初の4番。

新たな伝説がここに始まる。

広島の先発は、野村。

菅野は、昨年よりも左足を高く上げ、真下に下す。

左足で弧を描くことなく本塁方向にステップ。

左足を骨盤より高く上げることによって、ステップする足を加速させることによって、

肩、肘も上がり、前でリリースし、バックスピンがかかり、ボールに伸びが感じられる。

1回表

田中 5球目インハイ152キロファウル

7球インローの縦のスライダーで空振り三振

菊池がアウトハイ153キロの難しい球をボールに水平に当て安打。

丸がアウトローの遠いところのストレート系を空振り三振

鈴木 アウトローカットボール遊飛。

左膝は曲がっている。

ストレートは147~153。

1回表、野村は、真下に足を下し、カーブを投げるとき以外は、左足が弧を描いていない。

中井が真ん中シュート系の球をセンター前安打。

立岡バント失敗。

坂本には、人差し指、中指、薬指で投げるアウトローのチェンジアップ。

坂本膝の開き早い。一塁ゴロ。

昨年あたりから壁を投手寄りに戻して前でさばいている阿部。

1,2球目インサイドを手を出してこない。手首を動かさずに待つ トップが固まる。

かなり状態はいい。

真ん中低めのカーブにも前で拾って抜けそうな当たりであったが、

芝に当たって跳ねたところをエルドレッドが押さえ、一ゴロ。

2回裏

野村が投げたアウトハイの、バットの面をボールに当てて引っ張ったり逆方向に打つことも難しい球。

マギー少しヒッチしてそれを引っ張る。

田中の重心が浮き上がり、エラー。

長野が132キロアウトローのスライダーを右足を後方に引いかけたまま、球を追いかけて併殺。

野村は、長野を打ち取った球は左足が弧を描いて投げていた。

重信はオープンスタンスで「く」の字で打席に立つ。

ボールに力を伝えやすい構え。

オープンスタンスでなければ、インハイにも対応できる構え。

野村は、素早く対応しなければならないインハイボールゾーンに真っすぐ系136キロを投げて三振。

3回表

石原、野村連続三振。

菅野は、この日、田中には苦手のインロー、インハイ攻め。

152キロインハイで詰まらせる。

3回裏。

小林は、137キロアウトコースベルトの高さの真っすぐ系の球を

曲げた左膝を股関節を使って内側に入れ、懐を深くした打撃でセンター前。

菅野が送る。小林2塁。

一死二塁。進塁義務がないので3塁タッチプレー。

中井オープンスタンスで立つ。

中井は、真ん中低めの132キロチェンジアップを打って二塁走者小林の前の遊ゴロだが、小林三塁へ。

立岡には、親指と人差し指の間から抜くインコースのドロップから入る。

立岡は、インハイの初速と終速の差が少ないカットボールを肋骨を沿わせて打たれる。

サード安部の送球が逸れる。エルドレッドが逆シングルで止める。

サードエラーで先制される。広島0-1巨人。

立岡 二盗

坂本対野村は、通算39-16 .410 2本 3四球 4三振。

しかし、坂本をインコースベルトの高さの135キロのシュートでニゴロ

4回表

菊池は真ん中低めの142キロワンシームをヘッドを下げて高いバウンドでセンター前安打。

丸が遊ゴロでランナー入れ替わる。

鈴木 アウトハイの136キロのスライダーに対し、ステップをまっすぐ本塁方向に踏み出す。トップが深く、懐深い。右膝もテイクバックのときにルーズに曲がっている。
いつかは膝は開かなければならないが、開きが早くない。

レフト前安打。

松山が真ん中高めゾーンよりボール2個分高いボール球147キロを打ってフライアウト。

エルドレッドはアウトコースベルトの高さの遠いところの137キロスライダーを空振り三振。

4回裏

野村は、昨年あたりからプレートを一塁側に踏み、左足が弧を描かなくなった。

2,3回は低めの変化球のときに弧を描き始めたが、この回から左足が弧を描かなくなった。

阿部は、アウトローのチェンジアップをポイント前すぎてライトフライ。

マギーはインハイの129キロチェンジアップが高く外れて四球。

長野は開きが早い。アウトローのスライダーに遊ゴロ併殺。

5回表

菅野は、石原にアウトコースベルトの高さに138キロスライダー系の球を投げる。

石原のフライが安打になる。

野村が送る。

田中 インコースの縦スラ 見送る。四球。

菊池 遊撃 深いところのゴロで安打。

丸 アウトコースのベルトの高さ、遠いところ151キロを空振り三振。

菅野5回終わって96球

5回裏

重信 真ん中チェンジアップを後ろ手首をインパクトのときに固めグリップ下がりを抑止して打つ。

レフトの頭上を越える。

小林 ライトヒッティングのケース。アウトコースベルトの高さに127キロのスライダーに対して投ゴロ。

中井は、野村のツーシームの握りの真ん中ベルトの高さの113キロカーブを、

テイクバックのときにヘッドを立て、ヘッドを下げ、

ボトムハンドである左手首から先に出して、

ストロークを短く、ヘッドを残して打ち、レフトスタンド最前列に本塁打。

広島0-3巨人

6回表

鈴木 アウトローの真っすぐに対し、まっすぐステップ。ストロークを長くしてレフト前に運ぶ。

松山 アウトローの真っすぐを見送り、四球。

エルドレッド 真ん中高めゾーンよりボール2個分上、151キロ空振り三振。

エルドレッドは、今日は、高めの空振りのときに膝が伸びている。

鈴木 三盗

安部がアウトローのシュート系をライトスタンドにファウルした後、アウトコースベルトの高さのカーブをヘッドを下げ、一ゴロ。

ゴロゴーのケース 阿部は、打者からみて一塁ベースのわずか左手前

阿部が前進して本塁に偽投。三塁走者の鈴木、いったん止まる。

前進した阿部が二塁に偽投したのを見て、鈴木は再度加速して滑り込む。

広島1-3巨人。

石原の代打新井がアウトハイのスライダーを窮屈に打って三ゴロ。

野村の代打小窪がアウトローの真っすぐを後ろに体重を残して打つ。前進守備の長野を超え、三塁打になる。

田中は、インローのスライダーを見送り四球。

菅野はここで谷岡に交代。

菅野は、5回2/3 125球 7安打 9奪三振 3四球 自責5

右の谷岡は、左足を二塁側に蹴って戻すことで弧を描かない。

菊池は、アウトロー141キロの真っすぐ系を左中間にバックスピンをかけて打ち、4-3と広島が逆転。

丸はストレートの四球。二死満塁。

鈴木は、初球(アウトコースベルトの高さのスライダー)、2球目(真ん中高めのフォーク)を見て0-2と追い込まれる。

昨日からテイクバックのときに右膝が柔らかく曲がっている。

フォークを4球ファウルしたあと、アウトコースベルトの高さの138キロのフォークを開かずセンター前安打で6-3。

今日3安打目、メンタル厨ザマぁ~。

巨人は投手を左の池田に交代。池田は、肘は高く上がり0ポジションができるが、弧を描く。手首が寝る。

堂林がアウトハイを見送り、四球。

エルドレッドは、アウトローのチェンジアップに三振。

野村は、5回 77球 4安打 1奪三振 1四球 3失点(自責2)。

6回からヘーゲンズが登板。

これは現状最も手堅い継投だと思う。

ヘーゲンズは、三塁側に蹴る。弧を描かない、肘上がるものの、手首が寝る。

低めに叩きつける。

見送りやすい球を外でない分、巨人打線は手を出す。

坂本は真ん中低めのシュート系141キロをレフト前。

阿部にはシュート系の球が外高めに外れる 四球

マギーは、インコースベルトの高さのシュート系をヘッドが残る、懐の深い打撃。6-4。

亀井がインローのカット系をライト前にストローク短くして打つ。二塁頭上を越える。6-5。

ランナーを出してからヘーゲンズは三角筋を使えていない。肘が伸びる。

重信  レフト前 真ん中高めのカット系を内から外にバットを出し、後ろの手で押し込む。6-6の同点

中田廉に交代。

小林 スリーバント失敗

脇谷がオープンスタンスで打席に立つ。フォークで三振。

中井がオープンスタンスでバットを担ぐ。フォークを三塁正面のライナー。

ヘーゲンズは、0/3 17球 4安打 1四球 3失点(自責同じ)

7回表。

サイドスローの森福 右足が大きく弧を描く。

安部 アウトローのスライダーをストローク長くして引っ張る。

會澤送る。

真ん中高めのゾーンより上の対応が難しいコースに真っすぐを投げますが、小窪はレフトへ引っ張る。

広島7-6。

田中 インコースのベルトの高さの128キロシュートにバットが折れ、遊ゴロ。ランナー入れ替わる。

田中 盗塁

菊池は、真ん中低めのスライダーにボールと水平にバットを当て、レフトスタンドに本塁打。

広島9-6巨人。

7回裏

中田廉続投。

中田は、肘上がらず坂本がアウトコースベルトの高さの127キロスライダーをレフト前。

阿部に投げさせたら、やられる、ここで交代かと思いました。

阿部 真ん中低めのフォークを前で拾う 開かず、ヘッドが残るすなわちボールにバットを水平に当てセンターへ安打。

マギーにはアウトハイのバットを水平にぶつけることが難しいコースに真っすぐ144キロを投げ、見逃し三振。

ここで藪田に交代。

亀井 真ん中低めのツーシーム系を右腕主導で払う。

打球が浮く。安部のグラブに当たる。打球の方向変わる。

菊池が素手で捕るも、間に合わない。

藪田は左足が弧を描かない。インハイ153キロに重信膝が伸びて三塁側バックネットにファウル。

アウトローにシュート系ツーシームで空振り三振。

中田は、1回2/3 31球 2安打 3奪三振 無失点

8回 藪田が回跨ぎ。

岡本にインハイのシュート系が外れ、四球

石川 カットボールで三ゴロ併殺。

中井もアウトコースベルトの高さの147キロのカット系で三振。

藪田は、1回1/3 27球 1安打 2奪三振 1四球 無失点

9回巨人は、山口鉄也

山口は右足を真下に下し、右足で弧を描かない。

小窪、アウトコースベルトの高さ138キロシュート系をセンターフライ。

田中 フォークに空振り三振

菊池 真ん中129キロシンカーに左肩が下がり投手側に前傾、三ゴロ。

9回裏、今村が登板。

サファテが終盤リタイアしたときに2~3セーブを挙げた記憶があるのですが、ほとんどがセットアップか7回で、

通算11セーブを挙げているとは思わなかった。

今村は左足が弧を描かないので、

立岡 真ん中高めボール、アウトハイのスプリットに刺されてファウル。

アウトローのフォークで三振。

インコース140、145に坂本は膝が伸び刺される。

真ん中フォークに坂本の右足が伸びる。左膝がつま先より前に出て力のないライトフライ。

阿部へのストレートの四球は、勝負を避けたもの。

今村は、マギーをインローに入ってくるフォークで三振。肘も上がり、角度もつけられていた(今村はオーバースローで投げることもある)。

今村は、1回 17球 無安打 2奪三振 1四球 無失点

本拠地であるにもかかわらず、6-6の段階からMathieson、カミネロを温存。

打たれた森福に回跨ぎさせたところを見ると、7回終わったところで森福は二軍降格を決めたのかもしれません(当方の推測です。中継ぎの弱いチームなら一軍帯同でしょうが)。

試合は、9-6で広島の勝利

勝利投手は、中田で、1勝0敗

敗戦投手は、森福で、0勝2敗

対戦成績は、広島の1勝0敗

まとめ

今村も無難に9回を締め、藪田が見事なセットアップを務めた。

思い出や記念だとかは言わせやしねえ。

明日からは元の打順に戻す?

3安打、内、菅野から2本打った奴を降ろす必要があるか?

閉幕まで4番に決まってるだろうが、ボケ。

明日は、福井が先発かと思ったら床田が先発。

福井は、帯同だけで今カードでの一軍登録は見送りかな。

[追記]

私は、2013年二軍で.281を打っていた頃、将来4番になると確信しました。

しかし、現在でも、多くのメディアは、やせている→足が速い→右方向に打てる中距離のアベレージヒッターの図式を描きます。

巨人のスカウトも3年で現オリックスの中島になれるというものでした。

当時は、確かに、今よりずっと線が細かったです。

しかし、その頃から引っ張り専門で、広角に打ちません。打ち方は、ホームランバッターのそれでした。

2014年~2016年開幕前までは、野球関連のブログを見ても、鈴木誠也を広角に打てる中距離打者であると評するものが圧倒的でした。

鈴木誠也のことを買って下さる方も、4番起用については、2016年開幕前は、ほぼ例外なく時期尚早という反応でした。

将来4番になれると言った方は、他にもいましたが、「将来ではなく今から4番にしろ」と活字したのは私が日本初でしょう。