巨人の先発ローテーション定着に挑む今村信貴のピッチング

今回、取り上げる投手は、広島打線が点を多く取った試合もあるが、以前に比べ、広島打線は、打ちあぐみつつある投手になりつつある投手である。

今季は、巨人の先発ローテーションに入り得る、何度もシーズン中に対戦し得る投手なので、研究が必要な投手でもある。

昨季の通算成績(2018)

2018年は、開幕当初は二軍スタートであったが、シーズン途中に先発ローテーション入り。

楽天戦で二年ぶりの勝利を挙げ、8月5日の中日戦でプロ初完封を達成する。

動作解析

左足の踵に重心をかけて左股関節を外旋して右膝をレッグアップする。

右足をステップする前に一旦静止する。

クイックのときは、左足のスパイクの外側に重心をかけて左股関節を外旋してからステップする。

テイクバックのときに、左肩を右肩よりも下げる。

左腕前腕部を回内するが背中の方に引かない。

右足は踵から着地するがインステップする。

トップを作ったときに、左股関節にタメがある。

右肩がスクエアになっている。

トップを作る過程で右肩が開くことがある。。

トップを作ったときに左腕前腕部が回外して左肘が沈む。

左腕上腕部の外旋が大きい。

右足の着地から左肘が出てくるまでの間が長い。

リリースの瞬間に右足が突っ張る。

リリースの瞬間に0ポジションができていることがある。

リリースの瞬間に左腕上腕部が凹む。

上体が前方に倒れる。

右足は踵から着地するので、球数が嵩むと下半身が損耗する、黒土の分、札幌ドーム程ではないがマウンドの硬いヤフオクドームでの成績が良くない。

打者は、レッグアップを早め(今村信貴がレッグアップ又は左股関節を外旋したとき)にしてトップを早く作れば、右足から左肘が出てくるまでの間が長いので懐の深い打撃が可能。

リリースの瞬間に右足が突っ張り、0ポジションができたときは回転数の多いボールが行くので、打者は、ステップ幅を狭くしてトップハンドのエルボーファーストで、後ろの股関節を内旋することが重要になってくる。

ボトムハンドの方の肩が内に入ったり、トップハンドの肘よりも先に開くとトップハンドの肘の出が遅れたり、フルスイングできなくなったり、外の落ちる球にヘッドが止まらなくなる。

各種指標(2018)

コース別成績

右打者

左打者

球種配分

球種別成績

対戦成績

年度別通算成績

NPB