[豚vs鷲㉓]野球の原点に帰れ

日本ハム対楽天23回戦

先発は、加藤貴之と荘司康誠

試合は、1-3で日本ハムの敗戦

たとえ2死からであっても、初めて出塁した走者が二盗、三盗、本盗に成功すれば、後続の走者に安打が産まれなくても得点できる。

指揮官は、四球乞食やアヘ単のドアスインガーの出塁がつながることを期待してはいけない。

野球は、出塁した打者走者の数だけ得点できる。
出塁した走者の数だけ得点できなければ、攻撃にロスが生じているのである。

この試合に関して言えば、日本ハムの選手が出塁した数は、延べ5人、5点取れていなければ攻撃にロスが生じているのである。この試合は、勝つことができた試合なのである。

野球の原点は、走ることだ。

二死二塁、二ゴロ[ケース打撃]

ポイント

打者走者、二塁走者とも、フォースドプレーではない。打者走者がアウトになる前に本塁を蹴れば得点は成立する。

打者走者は、外野に抜けないゴロを打った場合、一塁ベースを蹴った後、ファウルゾーンをオーバーランすることができる旨、規則が定められているが、フェアゾーンをオーバーランすることが認められていないわけではない。

打者走者を含め、後続の走者は、オーバーランして先頭の走者の進塁及び本塁生還をアシストする。
打者走者は、ゴロ、飛球を問わず、二塁に向かって走る。

打者走者は、二死を取られた後は、帰塁することなく本塁に走る。

関係記事

3回表二死二塁、投手荘司(右投手)、打者清宮(右投げ左打ち)、一塁走者細川

スコアは、1-0で日本ハムが1点リード

清宮は、スイング後、ヘッドが下がる。左手首をコックしてヘッドアップ後、カチ上げる(左腕前腕部を回内)。

清宮は、一塁までギアを上げずに走る。一塁ベース手前で減速している。

捕手が非正規で打球に触れた後、即帰塁してしまうから球審がボールデッドとすることに逃げ口上を与えてしまう

ポイント

リードを大きく取るだけではダメ、偽走だけではダメ

実際にスタートを切って盗塁を仕掛ける

アウトカウント関係なく、スチールは帰塁不要。特に二死を取られた後は、スチールは帰塁不要

投手がワンバウンドの投球をした場合、球審がタイムをかけなければ、ボールインプレーである。

投手が投球をワンバウンドさせた場合、タイムをかけてボールを交換してしまえば、走者は帰塁させられる。

試合が長引き、投手の投球数が増す。サービス労働の量が増えれば、ロスチャイルドに利潤を産む。関係記事①

9回表二死一塁、投手松井裕樹(左投手)、打者今川(右投げ右打ち)、一塁走者松本剛

スコアは、1-1の同点

松井裕樹は、初球、左腕前腕部を回内(スロー)後、左肩腱板が凹む。

スタートを切るが帰塁してしまう。

投球をワンバウンドさせる。

スタートを切るっても帰塁してしまうから、捕手田中光が審判にボールの交換を要求してしまう。球審も応じてしまう。インプレーを停止してしまう。

松井裕樹は、カウント1-1から3球目の投球動作を開始する。投球はノーバウンド。松本剛は,2盗に成功する。

カウント1-2、松井裕樹がインバートLを造った後、二塁走者松本剛がスタートを切るが、田中光が前に投球を落とした後、松本剛は帰塁を開始してしまう。

スタートを切るっても帰塁してしまうから、捕手田中光が審判にボールの交換を要求してしまう。球審も応じてしまう。インプレーを停止してしまう。

カウント2-2から、今川は、スイング後、右膝が地面を着くという素晴らしい空振りをする(皮肉ではない、)。

松本剛が本塁に向かってスタートを切り、帰塁せずに走る。

盗塁できる投球がペイオフピッチを除き3球生じたにも関わらず、二盗に成功したに留まり、得点できない。

脚注

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]