日本ハムファイターズ資本は、昨シーズン後のオフにFA権を行使した山﨑福也(前オリックス)と契約
また、マーフィー、ザバラ、かつて日本ハムでプレーしていたバーヘイゲンとも契約
同じポジションに別の選手を加え被せていくことで、新加入した選手が産み出すパフォーマンスによって投手成績に上積み(自由契約になった選手の成績分がマイナスされるので純利益)が生ずる。
生え抜きの選手及び既に日本ハムと契約していた投手もサービス(肉体の稼働)の水準を向上させないと仕事が奪われ、給与として支給される商品に付される価値が下がる。
生え抜きの選手及び既に日本ハムと契約していた投手は、これまで以上に投球動作を研究、更新させていかざるを得ない。
よって、チームの投手全体の底上げも産み出すのだ。
これまで、日本のプロ野球においては、投球肩側の足を蹴る方法(体重移動)に関しては、コンテンツが多く産み出されてきた。
一方、打者寄りの足に関しては、踵体重による弊害との関係で膝をどこの高さまで上げるか、ヒップファーストの関係で研究が進められてきたが、山本由伸がステップを改造(2023)した後も、打者側の足のどの部分で地面をタップすることによってステップした足の股関節の前後への内旋を抑制できるか(=縦回転の内旋にできるか)に関しては、メジャーリーグに携わる関係者が産み出したコンテンツと比べると、日本のプロ野球関係者の産み出したコンテンツの数は少ない。
前足(打者寄りの足)は、内踝で地面をタップする!各投手に生じたメリット
前足(打者寄りの足)は、内踝で地面をタップします。
モチーフにしたのは下記記事です。
以下に、前足(打者寄りの足)は、内踝で地面をタップしたことにより、各投手に生じたメリットの概要を挙げておきます。
メリットの詳細に関しては、各投手のコーナーのリンク先の記事を参照して下さい。
(1)伊藤大海
リリースポイントの位置が高くなった。
(2)田中正義
インバートWが修正、リリースポイントが上がり、高めだけでなく低目の投球もホップしてから失速するようになった。
未だ、実績を産み出していない選手も格段にレベルアップしています。
(3)細野晴希
プロ入り前の細野は、下記の動作に関し、脱力ができていないという評価を付けざるを得なかった。
- 右膝のレッグアップ(右足の拇指球でバックを踏む)後
- 右膝を下した後の前後の振動(両股関節の伸張)
- 左腕前腕部回外前に右肘が沈む動作(深層屈筋、側副靭帯前束が突っ張る)
- スロー直前の右膝の屈曲の角度(前足の股関節の外旋運動、後ろ足の股関節の内旋運動の回転半径が長く加速距離が短い=後ろ足の股関節が弛緩しない)
しかし、セットを解いた後のステップを変えることで、一部を除き、投球動作の大部分に関し、脱力ができていると感受できるようになった。
但し、左肘のアクセレーション前に左肘が沈むことによって左腕上腕部の腱板が緩む。左腕前腕部の回内運動の再開後に両肩を結ぶラインがスタンダードWになることを産み出し、インピジメント、ルーズショルダーを防止するというメリットが生ずるので、左肘のコックアップの過程で左腕前腕部を回外する動作は欠かすことができない。
左腕前腕部を回外することによって、左腕上腕部の腱板を弛緩することはできるが、左手中指、小指第二関節の内旋運動によって左肘側副靭帯前束、前腕部深層屈筋の張りを緩和することはできても、肩関節、股関節に比べると稼動域(≠可動域)が狭く完全に張りを除去して弛緩させることまではできない。
(4)達孝太
左足のスパイクの外側から入射できるようになった。フォロースルー開始後、右腕上腕部の腱板が弛緩するようになった。
但し、修正の余地が生ずる。
(5)孫 易磊
インバートWが修正された。クイックモーションが上達した。
総じて、前足の内踝で地面をタップすることのよって、前足の股関節が内旋しないので、前肩(グラブを持つ手が後ろ肩(投球腕側)に入りません。
グラブを持つ手の前腕部の回外運動、回内運動、投球腕の前腕部の回転半径が短く、加速距離が長くなります。
最後に昨シーズン以前から前足の股関節を内旋しないステップを採用しない投手若しくは前足のスパイクの内踝で地面をタップしていた投手に関し、関係記事を置いておきます。
山﨑福也
山本由伸
打者も前足(投手寄りの足)の内踝で地面をタップすることによるメリットが生じます。
日本ハムの選手の中には、スモールステップで打撃を行う選手がおります。例えば、万波、今川、水谷、レイエスです。
万波は、ヘッドをホームベースの方に倒して構える神主打法をやめてヘッドを寝かして構えることによって、右肘を上げた後、前肩(投手寄りの肩)が右肩の方に入らなくなりました。
その結果、一昨年に比べ、ワンバウンドの空振りが激減しました。
しかし、ワンバウンド投球の空振りが完全に生じなくなったわけではありません。
万波以外の今川、水谷、レイエスは、従来からヘッドの角度を鋭角にして構えておりますが、ワンバウンドの空振りは、生じないわけではありません。
それは、前足を拇指球でタップしたり、前足の拇指球で時計回りにツイストしているからです。
その結果、左足の股関節が右肘を上げる前に内旋します。
僅かに、左肩が右肩の方に入ります。
左腕前腕部の回外運動、回内運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなります。
右腕前腕部の回外運動を完結する間が作れないので、右肘を上げる前に行った右肩の内旋運動にブレーキをかけることができず、審判にスイングをカウントされてしまいます。
万波を含め、今川、水谷、レイエスは、左足の拇指球ではなく、左足の内踝で地面をタップすることによtて、右肘を上げる前に、左股関節が内旋しないので、左肩が右肩の方に入ったり、左肘が突っ張ったりしなくなります。
左腕前腕部の回外、回内運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が短くなり、加速距離が長くなります。
右肘を上げる前に行った内旋運動にブレーキを掛けられるのでワンバウンドを空振りしなくなります。
右手首が背屈し、右手小指基節骨が垂直に近付きます。
右腕前腕部の回内運動(スイング)の加速距離が長くなります。
バックスピンが増します。
左股関節が内旋して左膝が背骨を跨がなければ、右股関節が外側に開いて右足の爪先が捕手方向に向かなくなります。
右肘を上げた後、右足の拇指球で地面を後ろに蹴らなくなります。ストライドが広がらないので、ストライクゾーンの投球をスイング振れなくなるということが生じなくなります。
一シーズン(560打席)30本塁打以上のペースで本塁打を量産しつつ、一シーズン25個ベースに三振を減らすことができます。
総合
「若手は、二軍でじっくり」という見解に私は賛同できない。ドアスインガー相手に投げても成長できないからだ。
実績を産み出していない若手であっても、サービスの土台である肉体の稼働の源泉である肉体が出来上がり、且つ再生産でき、産み出すサービスに高い価値を付けることができるのであれば、一軍の重要な場面で起用することだ。
シーズン残り試合60試合前後から、細野、孫、達の中の内、交代で登録抹消し2人を一軍ベンチに入れる。
一軍に上げ、リードしている試合、同点又は1点ビハインドの場面で投げさせる。
先発の根本を一軍登録する際には、先発要員の金村又はリリーフの細野、達、孫の3人の内、投球動作から登板過多であると評価を付けることができる投手を一軍登録を抹消する。
先発の金村を一軍登録する際には、先発要員の根本又はリリーフの細野、達、孫の3人の内、投球動作から登板過多であると評価を付けることができる投手を一軍登録を抹消する。
先発全員がとはいかないが先発は、打者一回りをギアを上げた投球の割合を増やして抑える。
4回 北浦
5回 山本拓実、又は河野
6回 細野若しくは孫又は達
7回 池田、ザバラ若しくはマーフィー、又はバーヘイゲン
8回 マーフィー又はバーヘイゲン
9回 田中正義
ここに挙げた投手が故障なく、登板をこなせば、昨シーズンのオリックス以上に強力なリリーフスタッフが完成するだろう。
footnote
打者は、静止が義務付けられてはいませんが、一方、投手は、セットを解く前に静止が義務付けられています。
ステップする前の前提要件として、セットアップ及びタップを完全にすることが必要である。
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- ボールは、親指IP関節を背屈して親指基節骨に当てる→中指第二関節に嵌める→投球腕前腕部を回内して親指IP関節を背屈する(手首は背屈)
- 首を打席の方に向けてから投球腕の前腕部を回外してセットする。
- 右足内踝、左足内踝を地面に噛ませる(右股関節を内旋することによって、左股関節の内旋にブレーキをかける)。
- 左足内踝を右足内踝にぶつける。
- 又はグラブを持つ手側の足の内踝で地面をタップする前にグラブを持つ手側の親指のIP関節を屈曲、長母趾屈筋を弛緩させる。
グラブを持つ手側の足を入射する前に左投手は一塁方向ではなく、右投手は三塁方向ではなく、各々、二塁ベースの左(三塁寄り)、二塁ベースの右(一塁寄り)にグラブを持つ手側の股関節を伸展(外旋)することも要件である(グラブを持つ手側の股関節が引っ込む、前脛骨筋が回内(外反)する。
用語の意味に関しては、下記記事参照