沖縄セルラースタジアム那覇で行われた巨人とのプレシーズンマッチ(2024年2月27日)で、先発金村尚真は、11個のアウトを取った後、投球数が80球に到達し、3回2/3、被安打8、5失点で降板した。
一方、北山亘基は、16のアウトを取り、投球数54球、4回無安打無失点(与四球1)という結果を産み出した。
金村尚真のピッチング
金村は、左股関節を内旋、左足拇指球でタップして走者を出していない段階では骨盤の高さまで、走者を出した後は、右股関節より下まで左膝を上げる。
右腕前腕部を回外してセットを解き終わる前に左膝を下し始めてしまう。
右腕前腕部を回外してセットを解いた後も、左股関節をわずかに内旋した状態で「く」の字を作っている。
よって、右腕前腕部を回内して右肘が右肩の高さに上がるよりも僅かに前に右足拇指球で地面を蹴ってしまっている。
左足のスパイクの外側から入射することによってストライイドは、6足と1/3に留めたが、右肘をアクセレーションする間が作れず、左肘が落ちずに、左肩が開いてしまった(左肩甲下筋が横に突っ張る)。
右腕前腕部を回内後、右手中指基節骨からボールが外れ、右手中指と人差し指の間からボールがリリースされてしまっていた。
金村は、右腕前腕部を回外してセットを解くことにより、左股関節の内旋を抑えて左足の内踝で地面をタップすることができるので右足拇指球で地面を蹴ってしまうこととを抑止できる。
金村は、これまでできていたこと(左足の内踝で地面をタップすること)(関係記事①、②、③、を参照)ができなかっただけなので、次回登板までには十分修正できる。
北山亘基のピッチング
山本由伸は、左股関節を外旋した状態で地面をタップしてからセットを解く。北山もキャンプ当初は、その順番で行っていた。
しかし、右足拇指球で地面を蹴りストライドが7足近くまで広がってしまうことが生じた。
この試合で、北山は、右腕前腕部でセットを解いた後、左足拇指球で地面をタップすることによって、左足内踝で地面をタップすることにより、右肘を上げた後も、ストライドを6足半以内に抑えることができた。
それにより、右肘をアクセレーションする間が作れ、スロー後も右肘が上がる。
低目の投球もホップしてからシュート回転した。
番外編:レイエス、水谷の一塁守備
レイエス、水谷とも、シャッフルしながら打球の落下点の後ろに入り、落下点の後ろで左腕親指基節骨又は小指基節骨を入射できている。
水谷は、外野守備よりも一塁守備の方が上手いという評価が付けられる。
レイエスの外野守備は、新聞記者やセイバー信者から評価を低く付けられているが、実際には下手ではないという評価が付けられる。レイエスは、左翼も一塁もこなせる。送球の軌道は松本剛よりも強い。
バーヘイゲン先発の試合(マーフィー、ザバラ、レイエス→ベンチ入り、マルティネス→ベンチ外)でも下記のオーダーが組める。
(右)万波
(中)五十幡
(指)松本剛
(左)レイエス
(一)水谷
(二)加藤豪将
(三)清宮(清宮復帰までは野村)
(捕)進藤
(遊)上川畑
二塁守備固め 郡司
遊撃守備固め 水野
代走、外野守備固め 江越、細川
基本オーダーの其の弐、其の参として下記オーダーも組める。
(右)万波
(中)五十幡
(指)水谷
(左)レイエス
(一)マルティネス
(二)加藤豪将
(三)清宮
(捕)伏見
(遊)上川畑
二塁守備固め 郡司
遊撃守備固め 水野
代走、中堅左翼守備固め 江越、細川
代打野村
代打代走 松本剛
(右)万波
(中)五十幡
(左)松本剛
(一)レイエス
(捕)マルティネス
(指)野村
(三)清宮
(遊)上川畑
(二)加藤豪将
代打 水谷
遊撃守備固め 水野
二塁守備固め 郡司
関係記事
レイエス
レイエス
総合
日本ハムの先発ローテーションの私的構想は、伊藤、北山、金村、バーヘイゲン、加藤、山﨑福也上原である。
一方、新庄の構想では、伊藤、マーフィー、バーヘイゲン、加藤、山﨑福也、上原を先発ローテとして北山、金村、根本を候補としている。
しかし、ザバラ一人がリリーフに加えただけでは、リリーフの層を厚くすることはできない。マーフィーもリリーフに回さないとリリーフを盤石にすることはできない。
伊藤は、スタンダートWとインバートWを使い分ける。
加藤、山﨑福也、上原、バーヘイゲンは、何れも、投球肘を上げる動作がスタンダードWであり、投球腕の腱板の損傷の進行を抑えることができるが、投球肘を上げる前に投球腕を前腕部を回外するので、の側副靭帯の損傷の進行を完全に除去することができない。
どんな体の使い方をしても側副靭帯の損傷を全く損傷しない投げ方はできない。
上記の5人は、金村、北山、根本に比べると、肉体を実戦で投げられる状態にまで再生産できなくなることが早期に到来し得る。
上記4人を今季、先発ローテの軸としてしまうと、今季リーグ優勝できたとしても、上記の4人が揃って肉体を再生産できなくり、翌季に再び最下位に転落することが生じ得る。
今シーズンを通じて、金村、北山、根本が肉体を実戦で投げられる状態にまで再生産しながら一シーズン一軍のローテーションで回れる水準にまで引き上げ、上記5人は、飽く迄、北山、金村、根本の3人のサポートとしての位置付けができるまでにしていかなければならないだろう。
バーヘイゲンは、日本ハムを自由契約になってメジャーに復帰してからは、走者を出した後、左足内踝で地面をタップし、右足内踝にぶつけてスライドステップを行っており(左膝を骨盤より上に上げていない)、メジャー復帰前に日本ハムでプレーしていた頃より、スライドステップが上達している。
ザバラがリリーフで通用しなかった場合には、バーヘイゲンをリリーフに回す。
根本は、2軍のドアスインガー相手に先発しても成長しない。
レイエスは、飛球を打っても次の塁の近くまでオーバーランする。犠牲の走塁ができる。打てなくなっても勝利に貢献できる。
マーフィー、ザバラ、バーヘイゲンを毎試合ベンチに入れるとルール上マルティネスを毎試合ベンチから外さなければならなくなる。
よって、又は、ザバラ、バーヘイゲン、マーフィーの3人をリリーフに入れ、3人の内、1人を交互に登録抹消して10日間休養させる。
先発・・・伊藤、金村、北山、加藤、山﨑、上原、根本
金村、根本は、投げ抹消する。
先発控え・・・鈴木健矢、ロドリゲス、田中瑛斗、黒木、生田目
リリーフ
マルティネスと郡司も捕手ができるから捕手は3人も登録する必要は生じない。よってブルペンは9人にする。
4~6イニングス目・・・山本拓実、北浦、河野、プラス細野、達、孫の中から2人
7イニングス目・・・ザバラ、バーヘイゲン、池田
8イニングス目/・・・マーフィー、バーヘイゲン
9イニングス目・・・田中正義
リリーフ控え・・・細野、達、孫、齋藤友貴哉、石川直也、玉井、杉浦、福田俊
先発要員の根本を一軍登録する際には、先発要員の金村又は、リリーフ要員の細野、孫、達のいずれか一人(投球動作から登板過多か否かという価値を付す)を一軍登録抹消する。
先発要員の金村を一軍登録する際には、先発要員の根本又は、リリーフ要員の細野、孫、達のいずれか一人(投球動作から登板過多か否かという価値を付す)を登録抹消する。
SNS上やマスゴミ報道上は、「先発ローテ入り北山一歩前進、金村一歩後退」「先発候補の北山金村明暗分ける」「金村は開幕ローテに入れなくてもシーズン中のどこかでチャンスがもらえる」という書き方がされるが、北山と金村は共に先発のローテに入れなければダメだ。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照