日本ハム対オリックス23回戦(エスコンフィールド)
先発は、北山亘基と宮城大弥
試合は、9回終了の段階で勝敗が確定せず、延長戦に入ったが、4-5で日本ハムの敗戦
敗因は、無死満塁を産み出した柳川ではない。
勝ち越し点が取れなかった原因となったプレイは、一塁間で挟まれてタッグアウトになった清宮でもなければ、二死一三塁でヒットを打てなかったマルティネスでもない。
一死満塁における遊撃守備
1回表
一死満塁
投手北山(右投げ)、打者セデーニョ(右投げ右打ち)
遊撃水野は、ハーフウェイより二塁ベース寄り、二塁走者の走路の後ろ、外野芝の切れ目の前で守る。
二塁走者がスタートを切った後、二三塁間を結ぶラインの直後まで前進し、左腕前腕部を回外して打球に触れる。
水野は、本塁に投げるのではなく右手で二塁にアンダーハンドでトスしてしまう。
結果としては、6-4-3の併殺が成立し、オリックスの攻撃は終了する。
二死二塁における三塁守備
7回表
二死二塁
投手生田目(右投げ)、打者太田(右投げ右打ち)
三塁手清宮は、三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろの三塁ベースアンツーカーと外野芝との境目のラインと三塁ベースアンツーカーと内野芝の切れ目の遊撃寄りのライン相当部分っが交わるポイントで守る。
三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろまで前進し、左腕前腕部を回外、左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟んだ後、二塁走者にタッグするのではなく、一塁に送球してしまう。
二塁走者に背後を通過される。
結果としては、打者走者は、実務上フォースドアウトと評価され、オリックスの攻撃が終了する。
二死一二塁における一塁守備
9回表
二死一二塁
投手齋藤友貴哉(右投げ)、打者頓宮(右投げ右打ち)
一塁手マルティネスは、一塁線を空け、一二塁間の走路の後ろ、外野芝の切れ目の前に守る。
左腕前腕部を回外して胸の高さで打球に触れるが、三塁に投げずに左足の爪先で一塁ベースの右中間寄りのコーナーを蹴ってしまう。
二死一塁における走塁
二死を取られた後は、走者を残す必要が生じない。
1回裏
二死一塁
投手宮城(左投げ)、打者レイエス(右投げ右打ち)
レイエスが産み出した打球が宮城の左足のスパイクの外側に当たる。
三塁手西野は、三塁ベースの左翼寄りのラインの後ろの三塁ベースアンツーカーと外野芝との境目のラインと三塁ベースアンツーカーと内野芝の切れ目の遊撃寄りのライン相当部分っが交わるポイントで守る。
西野が、二三塁間ハーフウェイ方向に打球を追い始める。
遊撃手紅林がハーフウェイより二塁ベース寄り、外野芝の切れ目の直前でバックハンドシングルで打球に触れる。
一塁走者清宮は、二塁ベースをオーバーラン後、停止してしまう。本塁に向かって走っていない。
紅林が一塁に向かって右肘を上げた後ですら、前位の塁にスタートを切っていない。
無死満塁における走塁
9回裏
無死満塁
投手マチャド(右投げ)、打者水谷(右投げ右打ち)
スコアは、1-4で日本ハムが3点ビハインド
左翼手西川龍馬は、左翼線を空けて守る。
水谷は、左翼線にライナーを打つ。
西川龍馬は、左翼塀に当たる前にウォーニングトラックより前でバックハンドシングルで打球に触れる。
二塁走者、三塁走者が本塁に還る。
一塁走者郡司は、右膝を伸展、左膝を屈曲し三塁にスライディンして停止してしまう。
外野芝のエリアで送球カットに入った紅林がバックハンドシングルで送球に触れ、二塁に偽投する。
水谷は、二塁ベースをオーバーランしていない。
二塁にボールをリリースさせること、更には二三塁間に挟まれるということをしていない。
一塁走者の本塁生還をアシストしていない。
一死二三塁における得点手段
9回裏
一死二三塁
投手マチャド(右投げ)、打者清宮(右投げ左打ち)
スコアは、3-4で日本ハムが1点ビハインド
二塁走者水谷
清宮は、右前安打
三塁走者は本塁に還る。
打者走者清宮がハーフウェイ手前までオーバーランした後、二塁走者水谷は、帰塁し始めてしまう。
清宮が一二塁間に挟まれている間に水谷は、三塁ベース上で停止しており、本塁にスタートを切っていない。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照