[豚對虎2連戦]今は肉体の再生産が最優先だ

横の動きを削っていけば、投げ込みをしなくても手抜きをして投球動作を終了しても投球動作を再現できるようになる。

既に実績を産み出している投手は、オープン戦、二軍戦では全球ギアを上げずに投げます。オープン戦、二軍戦でどんなボコられても一軍の試合で使われます。

実績は産み出していないが、肉体の稼働に関し、監督コーチトレーナーから評価が高く付けられている投手は、オープン戦、二軍戦では全球ギアを上げずに投げます。

二軍の選手にどんなにボコられても一軍の試合で投げさせてもらえます。

一方、捻転することによってギアを上げドアスイングで投球する投手は、二軍で記録員に限りなく防御率0.00に近い評価が付されて続けても永遠に一軍に上げてもらえません。

ギアを上げずに投げる手段としては、下記の2つが可能です。

!1)投球肘をアクセレーションしない,

投球肘を上げた後(投球腕の前腕部を回内)、投球肘のアクセレーション(右腕前腕部を回外)を経ずに、スローイング(投球腕の前腕部の回内)のプロセスにストレートに進みます。

投球腕の前腕部を回外すると投球肘の側副靭帯の前束と前腕部の深層屈筋が突っ張ります。投球腕の上腕部の腱板が緩みます。

投球肘のアクセレーションを省くと投球肘の側副靭帯の損傷が進行するのを臆させることができます。
(2)フォロースルーを小さくする

投球腕の前腕部を回内し、投球する手の親指基節骨でボールを叩くと、投球する手の中指基節骨の関節窩からボールがリリースされます。

投球腕の前腕部を回外し、投球する手の小指基節骨でボールを叩くと投球する手の中指基節骨の関節窩にボールが嵌ります。

ここからがフォロースルーの開始です。

この後、投球腕の前腕部を回内して投球する手の親指基節骨でボールを叩かずに、投球腕前腕部の回外運動をフェイドアウトしていくのが、フォロースルーを抑制する手段のその壱です。

投球腕の前腕部を回外した後、投球腕の前腕部を回内して投球する手の親指基節骨でボールを叩き、その後、投球腕前腕部を回外することによって投球肘が頭の高さに跳ね上がるのを防止します。これがフォロースルーを抑制する手段のその弐です。

投球腕前腕部を回内後は投球肘の側副靭帯の前束と前腕部の深層屈筋が緩みますが、投球腕の上腕部の腱板が突っ張ります。

フォロースルーの過程で投球腕の前腕部の回内運動を省く又は完結しないことで投球腕上腕部の腱板の損傷が進行するのを遅らせます。

Oisix2連戦

伊藤大海は、ステップの仕方を変えたことで、右腕前腕部を回内後に右腕前腕部を回外する間を作り、テイクバックが広がるのを防止し、左膝を使ったブロッキングも申し分ない。故に昨シーズンよりもリリースポイントが高くなった。

伊藤大海は、独立リーグの選手にボコられたからといって先発ローテーションの座を剥奪されるわけではない。プレシーズンマッチの段階で、右肘をアクセレーションし、フォロースルーで右手親指基節骨でボールを叩き、右肘を頭の高さまで跳ね上げるまでギアを上げて飛ばす必要があったのか疑問が生ずる。

一方、山﨑福也は、左肘をアクセレーションせずに投球し、故に、レギュラーシーズンよりもリリースポイントは低い。

02/03/2024 F6-5T

(1)バーヘイゲン

セットポジションでクローズドスタンスで立つ。
左足の内踝で地面をタップ

クイックでは、骨盤より下の高さまでしか上げない。左膝はアウトサイドの角度で屈曲している。
右腕前腕部が背面から出る前に右腕前腕部を回外しており、テイクバックも小さい。
右腕前腕部が右肩の高さを越えるまでの両肩を結ぶラインはスタンダードW
左足のスパイクの内側の踵寄りから入射するがストライドは、5.5足~6足である。脱力しているから、

素人には遅く感じられるだろうが、メジャー復帰する前に日本ハムで投げていた頃よりはクイックは上手くなっている。

右肘は、アクセレーションせずに投げていた。
フォロースルは、前述のその壱、その弐を使い分けて抑制していた。

この投手は、ブルペンで投げ込まなくても、何度も肩を作り直さなくても試合で投げられる状態にまで、肉体を再生産できる。回跨ぎして複数回、肩を作り直すよりは、リリーヅで回跨ぎをせずに投げる方が肉体を再生産できる。

(2)加藤貴之

右足親指の裏で地面をステップオフ、右足前脛骨筋が回内(外反)している。
右股関節は内旋してしまっている。
但し、左腕前腕部を回外してセットを解き、回外運動の加速距離が長いので、左肘が速く上がる。
右股関節を外旋するまでの間が短い。

(3)田宮の犠走

2回裏二死二塁、二塁走者淺間

田宮は、左肘のヒッチが遅れ、フライングエルボー、トップを作る間ができず、ヘッドが下がる。ヘッドアップしてしまう。

淺間は、二次リードを済ませ、門別が左腕前腕部を回内(スロー)した後、スタートを切る(ディレードスチール、ランエンドヒットのスタート)

田宮の産み出した打球が左前に落ちる。打撃の内容は良くない。

左翼手前川が打球に触れた段階では、淺間は三塁ベースを蹴ったばかりである。

しかし、田宮は二塁ベースをオーバーランして左翼手前川が本塁ではなく二塁に送球、二三塁間に挟まれて淺間の本塁生還をアシストした。

03/03/2024 F3-2T

(1)パトリックマーフィー

マーフィー 左足内踝で地面をタップ

右肘をアクセレーションしないので、右肘をアクセレーションしてから投げた場合よりも右肘の高さ、リリースポイントが低い。抜け珠も多かった。
右肘をアクセレーションを省いて右肘を上げて投げているので、右肩上腕部の腱板が弛緩せず、投球数が嵩んだ4回に阪神打線に対応された。

この投手は、ブルペンで投げ込まなくても、何度も肩を作り直さなくても試合で投げられる状態にまで、肉体を再生産できる。回跨ぎして複数回、肩を作り直すよりは、リリーヅで回跨ぎをせずに投げる方が肉体を再生産できる。

(2)アニュラスザバラ

左足内踝で地面をタップする。

オープンスタンスは変えていない。

リリースポイントは、レギュラーシーズンの比較では、マーフィー、バーヘイゲンよりも低いが、右肘をアクセレーションして投げていない分、レギュラーシーズンのザバラよりも右肘の高さ、リリースポイントは低い。

現段階のザバラは、右肘のレイトコッキングの角度、右肘の高さ、右腕と背骨の交わる角度は、ジェイジャクスン(広島-ロッテ)と同程度のスリークォーターである。

山口俊(DeNA-巨人)ほどサイドハンドには近くない。

右肘のレイトコッキングの角度、右肘の高さ、右腕と背骨の交わる角度の内、最も重要なのは、右肘のレイトコッキングである。右肘のアクセレーション後のトップポジションとの関係で言えば、トップポジションにおける右手小指の入射角である。

右肘のアクセレーション前に肩関節と両股関節の外旋運動の回転半径を狭めておかなければならない。

プレシーズンマッチの段階からら右肘をアクセレーションをして投げろということではなく、右肘をアクセレーションできる土台を作っておけということである。

股関節の外旋、内旋が横回転であるのは、労働の反復によって生じた誤作動である。股関節の外旋、内旋を横方向に捻転して労働したが故にO脚が生ずる。生まれつきではないのだ。

投球肩側の股関節の内旋が投球腕の回外運動に先行してしまうと、前腕部だけで回外運動、回内運動をしなくてはならなくなる。投球肩側の股関節の内旋運動によるフォローが受けられなくなる。

投球腕の上腕部の腱板、投球肘の前腕部の前束、前腕部の深層屈筋を弛緩させながら投球を再開できる状態に再生産するという面からすれば、股関節の横方向への捻転は縦方向に修正しなければならないと考える。故に、私は、岩本勉氏、黒田博樹氏のように股関節の外旋、内旋が横回転の投手は、サイドハンドにトライすべきだとする見解には賛同できない。

(3)上原健太

上原は、右足内踝で地面をタップする。
右足内踝が左足首の上に重なり、左足の爪先が外側に開く。
左足拇指球でバックを踏んでしまうと、左肘を上げる間が十分に作れない。
右膝と突っ張らせ、右股関節を引っ込めることででストライドの広がりをブロックしたことで、左肘をアクセレーションをする間を作り、リリースポイントをオーバーハンドの高さに維持していた。

(3)今川優馬

今川は、ヘッドを投手に向けた後、右肘をヒッチして右手首をコックさせる(①)。

鈴木誠也(現カブス)は、右肘をヒッチしてヘッドを鋭角にして構え、フライングエルボーをした後、ヘッドが投手方向に向く。今川も昨シーズンまではヘッドを寝かせて構えていた。

今川は、オープンスタンスから(③)、左足内踝で地面をタップし、右膝に左足内踝をぶつける(③)。

左膝を骨盤の高さに上げている。①~③が原因で右足踵にウェイトがかかる。

今川が現在問われているのは、結果ではなく、土台である体の使い方である。

footnote

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する」頻出野球用語集[完全保存版]