Last Updated on 2023年5月20日 by wpmaster
日本ハム対オリックス6回戦
先発は、加藤貴之と山岡泰輔
試合は、加藤貴之が8回無失点、先発加藤貴之ークローザーの田中正義の継投で完封勝ちした。
しかし、登板したオリックス4投手から7安打3四死球で延べ10人出塁したにも関わらず、1点しか取れなかった攻撃面は見直さなければならないだろう。
Contents
攻撃面の検証
8回表無死一塁
左打者がバントをするのであれば、三塁方向にプッシュバントをして三塁手又は遊撃手に打球を振れさせるのがベストである。
三塁ベースがガラ空きとなり、無死三塁又は一死三塁の関係を作ることができ、後続の打者が無安打でも得点できるからである(①)(②)。
左打席に入ったアルカンタラは、ヒッティングの構えから左腕前腕部を回外、左手首を背屈してバントの構えに切り替える。
三塁方向にドラッグバントをする。
辛うじて左肩が残った分、投手の阿部、三塁宗が打球を追う。
阿部が三塁ベースに走る。
宗が打球に触れ、一塁に送球し、打者走者のアルカンタラもセーフとなる。
無死一二塁
次の打者がバントで送ったとしても一死二三塁
後続が無安打でも得点できる状況を作った。
3回表二死一二塁、打者万波は、遊ゴロを打つ。
遊撃紅林は、二塁に送球する。
一塁走者上川畑は、着払いのスライディング
一二塁間又は二三塁間でラインダウンプレーに持ち込むには至らない。
5回表一死一二塁、上川畑は、ヘッドの出が遅れ、打球にスライス回転がかかる。左飛を打つ。
一塁走者伏見は、ハーフウェイまで進み停止する。
左翼中川が打球に触れ、三塁に返球した後、伏見は一塁に帰塁する。
7回裏二死一塁、一塁走者伏見、打者江越
ディレードスチールを含め、盗塁は仕掛けていかない。
8回裏一死一三塁、カウント0-2から阿部は、投球をワンバウンドさせる。
松本剛も、スイングしない。
しかし、審判が森友哉からボールを取り上げてしまう。
一塁走者、三塁走者は帰塁を余儀なくされる。
加藤貴之のボーク
2死を取られた後は、走者は帰塁が不要である。
2回表二死二塁、二塁走者の頓宮は、一次リードのみ取り、停止している(フォースボーク)。
加藤貴之は、二死二塁、茶野に対するカウント3-1から、右腕前腕部を回外してセットを解き始めた後、停止する(ボーク)。
左股関節をバックステップしてプレートから左足を外さずに二塁、三塁に向け左腕前腕部を回外する(二塁偽投動作の過程を取ることはルール違反ではない)。
二塁走者頓宮は、三塁に進塁する。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照
ボークに関しては、下記記事参照