Last Updated on 2022年10月27日 by wpmaster
プロ野球ドラフト会議(2022年10月20日)にて北海道日本ハムファイターズ関係者は、加藤豪将を3巡目で指名し、入団交渉権を獲得しました。加藤豪将は、現在メッツ資本傘下(3Aシラキュース)とマイナー契約していますが、日本ハム資本と契約が成立した場合、2007年の多田野数人以来の逆輸入入団となります。
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プロフィール
右投げ左打ち
生年月日 1994年10月8日
ランチョバーナード高(サンディエゴ)-2013年MLBドラフト2巡目ヤンキースマイナーマリーンズマイナーーAAAエルパソチワワズ(パドレス傘下)ーブルージェイズーメッツ
188cm 90kg
内野手
MLB史上初となる日本国籍のMLBドラフト指名による入団を経て40人枠入りした選手、及び、日本国籍でNPBを経ずに40人枠入りした史上初の野手
今季は、3Aシラキュースで80試合出場して打率.223、64安打、9本塁打、32打点、7盗塁を上げている。
年度別通算成績(MLB)
打撃
左足の内踝、右足の拇指球でエッジをかけ、オープンスタンスでセットアップしている。ヘッドの角度を45°にして左肩に担いでいる。左手親指のPIP関節(付け根でない方の関節)は屈曲している。左手人差し指の付け根にグリップを嵌めている。セットアップの段階で頸反射している。
右膝は左膝頭の上の高さで屈曲する。左手親指の指先でグリップを押した後、右肩が左肩の方に入る。
右足は拇指球から入射する。両股関節のストライドが広い。
右膝で地面を蹴ってブロッキングすることによって、左腕前腕部を回外する間を作る。
故に、左腕前腕部の回外運動、左腕上腕部の内旋運動の回転半径が長く、加速距離が短い。
骨盤を横にずらしてバナナカーブを作る。
手塚一志の信者の方々には、支持されるスイングであるが、個人的には、上位打線、クリーンアップでは厳しいと思う。
内野守備
送球は、背骨の左側で捕球し、右手親指の指先でボールを左肘を右肩の方に入れ、左腕前腕部を回外する。スローイングにおいても、左腕前腕部の回外運動、左腕上腕部の内旋運動の回転半径が長く、加速距離が短い。
ベース上でシャッフル(ベースをスパイクの内側で蹴る)するのではなく、ベースを踏んで送球するので、スライディングしてオーバーランしてきた走者を避けるのが上手くない。
ボテボテの打球に関しては、ベアハンドキャッチができる。
ベースランニング
ベースランニングは、本塁から一塁までの間で走路に膨らみを作って一二塁間のハーフウェイでの膨らみを抑える。一二塁間のハーフウェイでの走路の膨らみは、江越と同程度である(=大きくはない)。
総合
私見としては、労働は生計の手段であり、最も値段を高く付けてくれる球団資本と契約するのが妥当であると思う。メジャーでやれるだけのサービス(肉体の稼働)を提供できるのであれば、メジャーと契約し、メジャーで引退するのがベストであると考える。
個人的には、現在、メジャーに定着してやれるだけのサービスを提供できる水準に達していなくとも、西日本の都市を本拠地とするどっかの球団のファンのように、メジャーで成功することに失敗することを願うのは好きではない。
全ての球団のスカウトは、アマチュア選手がプロ指名届を出す前から交渉を開始し、当該選手及び関係者と経済関係を構築する。
確かに、日本ハム資本が獲得したとしても、現在の段階では、佐藤龍世、谷内のライバルという位置付けとなるであろう。二塁定位置のレギュラーを獲得する水準までには達していないと思う。
且つ、現在、加藤豪将自身がFA権を行使していない以上、経済関係上、これ以上、メッツ資本との契約に横槍を入れてまで獲得する必要はないと思う。