無死一塁からのランエンドヒットで一塁走者が本塁に還る!ベースランニングの基本[対楽天14回戦F2-1E]

オールスターゲーム終了後の公式戦からレギュラーを決定し、スタメンを組む旨を明らかにしていた新庄剛志であるが、当方が四番として推すのは万波中正。私は、万波と今川だけは、労働力が再生産できる以上は全試合フルイニング、スタメンから外さないことを要望してきた。果たして、新庄は、誰を四番に据えるか注目していたが、新庄が四番に起用したのは、万波であった。因みに今川は、スタメン一番で起用された。
日本ハム対楽天14回戦、試合は、コディポンセ、瀧中瞭太の先発で始まった。

瀧中瞭太のピッチング

瀧中は、右腕前腕部を回外し、右手親指の指先をボールの外側に反らす。左手親指の指先でボールを押す。グラブは、背骨の右側でベルトの上にセットする。左内踝はオープンスタンス、左打席の外側のラインからボール1個分内側に入ったところに左肩を向ける。頸反射している。
セットを解く前に三塁方向を向いて右股関節を外旋するが、左肩がボール一個分、内側に動く。
左肩の位置を元に戻し、左股関節が外旋する。右腕前腕部が回内する。頸反射しない。左足首を背屈し、左左膝を屈曲する。左股関節が内旋し、右足小指球にウェイトがかかる。右膝が折れる。右膝の上の高さに、屈曲した左膝が達する。グラブが背骨の左側に入る。左足の爪先が右足のスパイクの外側を跨ぐ。頸反射はしている。左腕前腕部、右腕前腕部を回外する。右肘のアクセレーッション前にも頸反射はしている。右手首を煽ったところでも頸反射はしている。右手の小指基節骨の角度を60°にして左打席の外側のラインからボール1個分内に入れたところに向けたところから右手親指のしなりを解く。リリース直前の左膝の屈曲の角度は、150°である。右腕の前腕部を回外した後、右手親指の腹でボールを叩いてフィニッシュする。

安樂智大の一塁牽制

二死一塁、カウント0-2、一塁走者は、進塁優先のoneway寄りのリードを要する。投手がセットを解き、打者が投手がセットを解く前までにトップハンドの肘がヒッチできなかったら、帰塁不要が確定する。走者はトップを解除する(左手親指のしなりを解く)。ドアスイングの投手で、打者がトップを作ったときに後ろの肩関節が残っていなかったら、一塁走者は、帰塁不要が確定する。走者は、トップを解除する。安樂は、右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。左股関節を内旋して左足踵を一塁線方向に引く。右腕前腕部を回外し、グラブは背骨の右側でベルトの高さにセットする。右足のスパイクの外側をプレートから外さずに、右手親指の腹でボールを叩く。右手小指の第二関節を内旋せずに、セットを解く。右肘はインバートWでつまみ上げる。牽制は、左足のスパイクの外側から入射する。しかし、左足つま先はインステップしている。右肘をアクセレーションする前に頸反射していない。左肘を抜き、左膝を開くとドアスイングになる。牽制そのものは上手くない。近藤は、右足のスパイクの外側から入射し、左股関節をバックステップする。右股関節をアウトステップして右足のスパイクの内側から入射してリードを広げる。ディレードスチールでもそうでないスチールでも失敗するだろう。近藤は、帰塁に切り替え後、右内踝と左内踝をぶつけることができず、右足、左足の拇指球で地面を後ろに蹴ってしまう。故にタッグアウトになった。

日本ハムの投手リレー

先発ポンセは、セットアップ及び始動が打者にトップハンドの肘を上げる間を短くさせているが、右股関節のタメが足りないことにより、右手小指の入射の角度が50°前後になる。高目の投球の以外は、グリップを握る手順により始動が遅れ得るので、後ろ肩を残すまで到達できるかはともかくトップを作る間を与えている。高目の投球の軌道は、炭谷のようにドアスイングの打者が小指の第二関節の内旋を開始できていないので、ストライクという価値が審判に付けられなかった。一方、浅村のようにインサイドアウトで振れる打者は、高めの投球の軌道に対しても右手小指の第二関節を内旋する間が作れる。西川のように左肘を上げていく前にヘッドがホームベースに被さる打者は、左肘を上げると右肩がノームベースに被さる。しかし、打者にとってのインローの投球の軌道は、前肘を抜いてヘッドを立たせる間ができる。小深田のように、左肘を上げるときに左膝が開くドアスイングの左打者は、トップを作っても右股関節を戻せない。抜いた変化球に泳いだ後、右手の拳で左手を押し戻してヘッドを残し、右腕前腕部を回外してヘッドを立てて安打を打つことができる。ポンセは、少ない球数でイニングを食うことができなかった。100球を投じて17個のアウトを取ったところで、宮西に投手交代。
その後は、井口、北山と継投、最後は、当方が来季勝ち継投の一員として推す北浦が投げ、得点を与えなかった。総員で楽天打線を一点に抑えたこと、これがゲームを作る土台となった。

ランエンドヒットで一塁走者が本塁に還るベースランニング

6回表、無死一塁、打者今川、走者中島卓也の場面で、新庄がランエンドヒットを仕掛ける。安打が出れば、無死一三塁、安打を打たなくても得点できる。ワンバウンドの投球を振って三振でなければOKのケースである。一方、安打が出なければ、一死二塁とバントで送ったのと同じこととなり、三盗しない限りは、安打待ちの野球となる。

今川は、追っ付けずにスイングし、右腕前腕部を回外して(フォロースルー)右股関節を剥がした後、右手親指の腹でグリップを叩いてダメを押す。打球は、右翼手武藤の前に落ちる。今川の打球はヘロヘロの打球ではなく、一塁走者が本塁に還るのは難しい。
左投げ左打ちの武藤は、背骨の右側にグラブを出し、フォアハンドで捕球する。左手親指と人差し指の指先でボールをつまむ。首が打球の軌道の方に向く。右肩が地面に被さる。右肘を左肩の方に入れて左肘を上げていくが、左足拇指球で地面を後ろに蹴っているので、左肘が上がらない。左手親指の腹でボールを叩き直す。左肘を上げた後、左手小指第二関節を内旋してトップを作っても左肩が残らない。左手親指の指先がしならない。武藤の三塁送球の軌道が二三塁間を結ぶライン上で低くハーフバウンドする。
武藤のスローイングにも問題があるのですが、中島は、二三塁間ハーフウェイから二三塁を結ぶラインの内側を入り、三塁手が捕球するのを妨害するランニングをしている。武藤の送球が2バウンドして浮き上がったところで中島の腰に当たり、ボールは三塁線寄りのアンツーカー内でバウンドし、外野の芝のところで三塁手が捕球する。中島は本塁に還る。結果として三盗した場合と同じサービスを産み出した。
一死二塁、近藤は、ヘッドをホームベース方向に倒さない。近藤がヘッドをボールの外側に入れ、中前安打で2-1と逆転する。

一死一三塁からの重盗

三塁走者は、捕手又は投手がセットを解く前に又はシンクロさせてスタートを切ると、三塁若しくは本塁送球又はタッグに関するトップを作る間が生ずる。本盗を単独でしかける手段としては、ディレードスチールを用いられる場合が多い(関係記事)。新庄自身は、現役時代、二死カウント2-2から、捕手が投手に対し返球する過程において、右手親指のしなりを解いた後、右手親指基節骨がボールに当たる直前にスタートを切り、本盗に成功したことがある。
本盗は、首が一塁線に向く左投手のときの方が右投手の場合よりも成功しやすい。投手はプレートを外して本塁に投げれば送球としての価値が審判から付けられます。捕手は、ホームベースの前に出て送球を捕ることができます。投手が本塁に送球をする前に三塁線を跨いでホームベースの前で構えていると、走塁妨害という価値が付けられ得る。投手は、プレートの後ろに後ろ足を外せば、後ろ足が踵体重になり、前肘、前肩、首が投球肩の方に入ります。プレートの前に後ろ足のスパイクの外側を外すと、前足がスパイクの内側から入射してしまい、両股関節のストライドが広がってしまいます。よってプレートから後ろ足のスパイクの外側を外して投げる投手はバカです。投球の後、捕手がホームベースの後ろで捕球した後、三塁走者にタッグすることは妨げられません。投手が左打者のアウトローにノーバウンドの投球をすれば、三塁ベースに最も近く、三塁線と交わるコーナーの上を通過します。捕手は、グラブを持つ手の小指第二関節で投球を叩き、そのまま走者にタッグすることができます。また、グラブを持つ手の小指第二関節で投球を叩いた後、ベアハンドで捕球すると共にタッグにおけるトップが作れます。ベアハンドでタッグしやすくなります。右打者は、一二塁間を塞がず、三塁線を塞ぎ捕手の前で壁となるので、右打者が打席に立った場合の方が左打者が打席に立った方が成功しやすい。しかし、私見では、右投手又は捕手で、セットを解くまでの過程に行う動作の数が多い又は一の動作のレンジが大きい投手の場合には、本盗を仕掛けるという労働に価値を付けることができる(例①例②)。二死の場合、守備側は、ホームに送球しなくても別の塁でアウトにすれば攻撃終了になるので、二死の方が本盗は成功しやすい。事実、二死一三塁から、左投手から本盗を成功させただけでなく(一塁走者もディレードスチール)、ソフトバンク9回戦では、二死一三塁から右投手からも本盗に成功している。他球団でも成功例は多い。

また、右前安打で出塁したヤクルト村上が、西勇輝が打者宮本丈に投じた初球で、ディレードスチールを行う。投球は、インロー(左打者のアウトロー)のワンバウンドし、捕手は二塁に投げられない。村上は、二盗に成功する。西勇輝は、アウトロー(左打者のインロー)に投球をワンバウンドさせ、宮本に四球を与える。西勇輝は、プレートの一塁側に右足のスパイクを沿わせる。背骨の前でグラブをベルトの高さにグラブをセットする。三塁ベースに首を向けるとグラブに背骨の右側に入られる。グラブを背骨の前で肋骨下部に上げるが、二塁ベース方向に首を捻ると、グラブに背骨の右側に入られる。右打者西浦に対する2球目に二塁走者村上はディレードスチールを行う。捕手梅野は、スタンダードWで右肘をつまみ上げ、三塁線に左足のスパイクの内側から入射する。三塁に投げられず、村上は三盗に成功する(宮本が二と盗に成功し、重盗が成立)。二死二三塁となり、西勇輝が西浦に4球目を投じる前、西勇輝は、グラブをフォアハンドで胸元に引く。左足の拇指球で地面を蹴るとグラブに背骨の右側に入られる。
二塁走者宮本が飛び出す。プレートの一塁側に右足のスパイクの外側を沿わせていた右投手の西勇輝が右足のスパイクの外側をプレートから外さずに左足の拇指球を反時計回りにスライドする。右腕前腕部を回内してセットを解いた直後、村上がスタートを切る。西勇輝が左足をスパイクの外側から入射する。宮本が左足内踝を右足内踝にぶつけ、三塁方向にスタートを切る。二塁牽制球が二塁ベースの三塁ベース寄りのラインを通過する。二塁ベースに入った遊撃木浪が本塁に転送するが、送球は、左打席の外側のラインと一塁線が交わるポイントを通過する。村上が左膝を伸展し、フックスライディングする。村上は、ホームベースの捕手寄りのコーナーに左手でタッグする。村上が本盗に成功した(2020年11月5日)。二死二三塁のケースで、次打者がインサイドアウトスイングの完成度が高い打者の場合、四球で歩かされて二死満塁とされる前に用いたい手段である。

別の試合では、一死一三塁のケース、打者右打者の宮﨑フルカウントで、左投手の石川雅規がプレートを外さずにスタンダードWで左肘を摘み上げて一塁牽制をする。三塁走者の梶谷が石川雅規が左腕前腕部を回外した後、左手親指基節骨でボールを叩く前に、スタートを切る。捕手の中村悠平は右足はホームベースの後ろを踏んでいるが、左足をホームベースの前で三塁線に跨がせて構える。一塁手が本塁に送球する。走塁妨害が取られ、梶谷の本盗が成立する(DeNA対ヤクルト2016年5月5日)。


一死一三塁は、内野飛球でも得点出来得る。
しかし、右投手及び捕手で、セットを解くまでの間にグラブに投球肩関節方向に入られる場合、並びに、セットを解くまでの過程に行う動作の数が多い又は一の動作のレンジが大きい投手及び捕手が牽制球を一塁に投じた場合には、一死一三塁から重盗を仕掛けても構わないであろう。但し、三塁走者は、牽制球を投じる選手がセットを解いた後にスタートを切る。
6回表、一死一三塁、瀧中は、右投手で、セットを解く前にグラブを上に上げない。打者清宮のカウント0-1のところから、新庄は、瀧中に対し、重盗のサインを出す。瀧中がインロー(左打者のアウトロー)にフォーシームを投じる。捕手炭谷は、ホームベースを跨がずにホームベースを通過してから瀧中の投球を捕球する。一塁走者の万波がスタートしてから三塁走者の近藤がスタートを切っている。一塁走者の万波は、ディレードスチールでないスチール、三塁走者近藤はディレードスチール。捕手太田光がフォアハンドで左手小指第二関節で投球を叩く。右手親指の指先をしならせる。スタンダードWで右肘をつまみ上げる。左足の小指球から入射する。以後、頸反射している。二塁に送球する。遊撃を守る小深田が二塁ベースの前、中間守備の位置で送球を受ける。近藤がハーフウェイからラインの内側のフェアゾーンに入る。小深田のした送球は、三塁線と右打席が交わるポイントを通過し、ノーバウンドで太田光が捕球する。近藤は、左膝を伸展してフックスライディングし、ホームベースの捕手寄りのコーナーを蹴るが、骨盤の左側に上から太田光にタッグされ、本塁タッグアウトとなる。一塁走者の万波は二塁に進塁する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA