二死一二塁におけるダブルスチール

日本ハム対ソフトバンク9回戦(2022年5月15日札幌ドーム)

二死一塁二塁のケースでは、攻撃側の指揮官がバントのサインを出すことはないであろうとして、内野手は、前進守備を採らないことがある。打席に入る打者が三遊間に引っ張れる右打者の場合、二塁手が二塁ベースに入れる位置に守る。一二塁間に引っ張れる左打者の場合には、遊撃手が二塁に入る。中堅手、右翼手が二塁ベースに入ります。三塁手は三塁ベースに入れる位置に守り、三塁送球に備える。左翼手は、三塁ベースカバーに入る。投手は、二三塁間でランダンプレーになった場合、三塁ベースカバーに入る。
4回裏二死一二塁、打者が打球を産み出した場合、一塁走者、二塁走者に進塁義務が生ずる。二塁上、三塁上はフォースドプレイとなる。進塁義務が生じた場合、進塁義務が生じない場合よりもディレードスチールのスタートは行うのが難しいが、二死であるから審判がタイムをかけない限り、一塁走者、二塁走者は、共に帰塁は不要である。一塁走者が飛び出して一二塁間で挟まれるか、一塁間で二三塁間で挟まれれば、二塁走者は、三塁ベースを蹴って得点することができる。投手若しくは捕手が、一塁又は二塁に送球すると、二塁走者は、三塁ベースをオーバーランして本塁に走り得る。
スコアは、5-2で日本ハムが3点リードの場面、投手は、右投げの松本裕樹である。右投手は、一塁ベース、二塁ベースに背を向けて本塁に投げる。捕手は、右投げの甲斐である。打者が右打者の場合、投手がアウトサイドに投げれば、捕手は、打者の背中の方に回り込まずに二塁にも三塁にも送球するが、投手がインサイドに投げた場合、打者の背中に回り込んで三塁に投げる捕手がいる。

一塁手は、中村晃、二塁手三森、三塁手牧原、遊撃手今宮である。中村晃が左投げであるが、他の内野手は、右投げである。
打者は右打ちの万波、カウントは、1-1である。一塁走者は、清宮、二塁走者が松本剛である。
中村晃は、アンツーカーと芝の境目から内外野を結ぶラインに80%進んだところに守る。三森は、二塁ベースの右翼寄りのコーナーと内外野を結んだライン上に守る。今宮は、二塁ベースを囲むアンツーカーの左翼寄りのコーナーから内外野を結ぶラインに進んだところに守り、右足のスパイクの外側を内外野を結ぶラインに沿わせている。牧原は、三塁ベースを囲むアンツーカーの左中間寄りのコーナーから内外野を結ぶラインに向かって40%進んだところに守る。内野手は、何れも深めに守っている。右翼手の上林は、右翼線を空けて守っている。
松本裕樹が右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせ、グラブを背骨の前で肋骨下部にセットする。清宮は、左足のスパイクの外側をアンツーカーを芝の境目に引っ掛け、左肘をフライングエルボーする。首が左肩の方に捩じれる。松本剛は、左肩、左足をオープンスタンスにして両足をアンツーカーの外側に出し、シャッフルしながら二次リードを取った後、左腕前腕部を回外する。首が左肩の方に捩じれている。松本裕樹がセットを解除する前、左膝を上げる前に、松本剛は、左腕上腕部を内旋して走塁のトップを解除しスタートを切る。清宮は、左腕前腕部を回外して走塁におけるトップを作る。
松本裕樹が左足拇指球で地面を蹴り、グラブを右肩の方に引き入れた後、すなわち、右腕前腕部を回外してセットを解く前に、清宮もスタートを切る。
松本裕樹ー甲斐のバッテリーは、フォーシームをアウトハイにピッチドアウトする。
甲斐は、右手親指基節骨でボールを叩いた後、すなわち、右肘をアクセレーションする前に二塁への送球動作を停止する。万波は、フライングエルボーの後、右腕前腕部を回外したところで動作を停止する。
二死二三塁となる。二塁走者、三塁走者は、共に、進塁義務が生ぜず、其々、三塁上、本塁上でタッグプレーとなる。
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