Last Updated on 2020年8月20日 by wpmaster
この試合のスターティングメンバーも、小園、ピレラを欠き、鈴木誠也を除くと、.270 12本 55打点の金太郎飴打線。後ろの股関節の外旋運動に進歩がみられヘッドステイバックの大きくなった西川に、金太郎飴倶楽部からの脱却を期待したが、レギュラーシーズンに入ると後ろの股関節の外旋が遅れ、前肩が背骨の方に入る。投手が、投球動作の順番を間違えなずに投げることができるのであれば、打者がいかなる打ち方をしてもヘッドの届かないゾーンに投げて四球を与えるということがほぼない3番、5番まで、.270 12本55打点ではキツい。濵口が順番どおりに投げられず、又、投球動作に誤差が生じて四球で走者を貯めても5番がシングル安打しか打てない打者では、濵口から2点目を取ることが難しいだろう。小園やピレラが4打席立たないので、濵口から2点目を取るのは難しいだろう。実際にそのとおりになった。
野村祐輔のピッチング
野村祐輔は、16球目、右足小指球で地面を蹴る。左足のスパイクの内側で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左腕上腕部が背骨の方に入る。右腕を背中の方に引く。右肘をつまみ上げたとき、右足小指球から拇指球にウェイトが移り始める。
リリースの瞬間、左膝が開き屈曲する。右腕上腕部が凹み、投球をワンバウンドさせる。佐野に四球を与える。
野村祐輔は、6回裏、右足をプレートから外さずに二塁牽制。右肘をつまみ上げたとき、右股関節を外旋、右足つま先を打者方向に向ける。しかし、右足のスパイクの内側でエッジをかけてしまっている。投球肩を前肩にぶつけていくが、右腕前腕部の回内(リリース)の瞬間まで左足がインステップしている。昭和の指導者は、投手がインステップしてインステップをスクエアにしてから投球肘を出すことで二塁ベースカバーに入った野手が後の股関節を外旋する間を与えてガイドハンドで送球を捕まえやするように教える。二塁走者の髙城は、タッチアウトになったが、進塁も帰塁も速い走者は刺せない。
野村祐輔は、初回に2点先制されたが、その後は、無得点に抑え、試合を作る。その後に投げた島内、塹江、フランスア、藪田もベイスターズ打線を無得点に抑えた。
濵口遥大のピッチング
4回裏、濵口は、62球目、左足小指球で地面を蹴る。右足のスパイクの内側で地面を蹴ってから左足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。右肩関節が僅かに背骨の方に入る。「く」の字を作ったときに更に投球肩を前肩よりも下げる。左腕を骨盤の横に持ってきたときに左足小指球にウェイトが移り始める。左肘をつまみ上げたとき、前肩を投球肩よりも下げ始める。両肩甲骨がぶつかる。しかし、左足拇指球にウェイトが移り始める。
リリースの瞬間、前肩を真下に引っ張って左肘をオーバーハンドの高さに上げ、背骨と左腕の交わりをオーバーハンドの交わりにするが、右膝が突っ張りきらず、左腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。
磯村に四球を与える。濵口は、87球中ワンバウンドの投球が9球。
広島は、濵口から堂林のソロ本塁打による1点のみ。代わった国吉から田中広輔のソロ本塁打で同点に追い付く。
石田健大vs田中広輔
国吉は、右腕を背中の方に引き、前肩が背骨の方に入る。前肩を開かないと投球肘が前に出せない。前膝を上げてから後ろの股関節を外旋する打者でも、手首の位置を上げていく間ができる。記録員がスピードガンを稼働させボールの軌道にハイスコアが付されても打者は対応できるのだ。
8回裏、石田は、12球目、左足のスパイクの外側の小指球寄りで地面を蹴る。右足のスパイクの内側拇指球寄りで地面を蹴ってから左足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。右肩関節が背骨の方に少し入る。左肘をつまみ上げるのとシンクロして左足の小指球から拇指球にウェイトが移っていく。リリースの瞬間、右膝が突っ張りきらず、左腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。
田中広輔は、右足小指球で地面を蹴ってから左股関節を外旋し左足つま先を捕手方向に向けてていくが、外左股関節の旋の途中で左足のスパイクの内側でエッジをかけてしまう。右腕上腕部が背骨の方に入る。左足の拇指球で両足を前に運び、引手主導のドアスイングで空振り三振。田中広輔の打撃動作は、改善されていない。
広島は、10安打で2点。勝ち越すことができなかった。