練習試合広島15-1阪神メヒア、堂林の満塁本塁打で大勝

Last Updated on 2020年6月13日 by wpmaster

この試合、広島は、メヒア、堂林の満塁本塁打で大勝した。カープファンは、今年こそは二軍の帝王を卒業してくれるのではないかと期待しているが、私は難しいと思う。
ガンケルについては初対戦のときに私は彼の弱点を攻略法を提示し、阪神の一軍選手枠には入れない投手であると明言した。
今回打ったことでリベンジを果たしたと言ってバカ騒ぎする必要はない。

メヒアのバッテング

メヒアは、ガンケルがアーム式で右肩関節を外転してときに、手首を下げ(ヒッチ)、左膝を上げる(始動)
メヒアは、手首を上げていく過程で、ヘッドは立つが、前肩、前肘が内に入り、背中を少し投手方向に向ける。右足は、スパイクの内側でエッジをかけるが、右足つま先は僅かに捕手方向に向ける。
前肩が内に入っているので前肩を開いてからでないと右肘が出ていかない。
左膝で地面を蹴る前に右膝が内に入る。
故に、振り下ろす直前にヘッドが寝る。
真ん中低目、インローからベルトの高さまでは振り下ろし始めに後ろの肩を下げて打つのは構わない。但し、極端なインサイドアウトスイングをしないと本塁打にならない。
メヒアは、真ん中高目のボールの軌道に対し振り始めに後ろの肩が下がる。
インパクトの瞬間ではなくフォロースルー期に左膝が突っ張る。

ガンケルは、両腕を解く前は右足踵に体重をかける。両腕を解いて左膝を上げた時に小指球に体重がかかる。右肩を左肩よりもわずかに下げる。右腕前腕部を回内して骨盤の横に持ってきたときに、右足のスパイクの外側で地面を二塁方向に蹴る。
右肘を逆Lにする過程を経ないアーム式で右肩関節を外転する。右足小指球に体重が移り、右膝が内に入る。前肩が内に入り、右腕を背中の方に引いている。
リリースの瞬間に左膝を背屈、背骨はわずかに一塁に傾き、コッキングの角度、投球肘の高さを総合すると、前巨人山口俊レベルのサイドハンドに近いスリークォーター

メヒアは、ガンケルが左足の着地から右肘が出てくるまでに間がある投手なので、前述のスイングでも対応ができたが、前足を着地してから右肘が出てくるまでの間が短い投球腕の前腕部の加速距離が長い投手の投じたファストボールには、手首を下げる間ができず、対応できない。
ドアスイングの投手の投じたファストボールに限りファストボールが打てる。

堂林のバッティング

堂林は、予備動作にコックそ採用する。わずかに手首を下げてから左足を下しながら手首の位置を上げる。
左肩を右肩よりも下げるのはできているが、前肩、前肘が内に入って背中を投手方向に向ける。右足の体重はスパイクの外側にかけているが右足のつま先を投手方向に向けている。
故に左足の着地位置の探りが大きい。左足首の底屈のときにはヘッドが立つが投手方向に向けている。右肘がヘッドの外側に張り出すことはできているが、振り下ろす直前に右足のスパイクの内側に体重がかかって右膝が内に入り始め、ヘッドが寝る。左膝で地面を蹴ってヘッドステイバック。左手首で右手首を押し戻してヘッドを残す。

堂林とかメヒアのように、手首を左膝を上げる前に下げず、前肩が内に入る打者は他球団にも多くいるが、打てない打者の見本のような打ち方なのである。
総じて限られた投手、すなわちドアスイングの一軍で通用するかどうかのテストを受けているような投手のファストボールなら打てる。しかし、それ以外の投手と対戦して凡退した打席の内容が赤点なので、一軍当落線上おの投手からオープン戦でバカスカ打ってもレギュラーシーズンでは使われない。このような打撃動作の打者は、前肩で作った壁を取り除かなと押手の肘が前に出ず、頭とボールの軌道が逆を向くので、アウトローのワンバウンドを振る。

総括

九里は、6回無失点
この試合に投げた中で、フランスアのみが失点
リリーフ投手がピリっとしないとブルペンで投げる球数を増やせという奴が後を絶たないが、軽々しく言うんじゃねえ、フランスアを潰す気か。
リリーフ投手も先頭打者からギアを上げて三者凡退に抑える必要はない。そんなことしていたら一シーズン持たない。実際のマウンドで投げながら肩を作ればいい。フランスアは、佐藤祥万や飯田じゃない。点差を詰められて他の投手がブルペンで準備し始めるということは100%ない。特にこんな試合は、フォーシームなんか投げずにツーシーム、ナックルスライダー、チェンジアップだけ投げて手抜きすればいいのだ。
一軍にKJ、フランスア、ピレラは欠かせない。
残る人枠をDJ、スコット、メヒアで争わせろ。