広島0-0オリックス。クリスジョンスン、榊原翼の投げ合いで引き分け。

Last Updated on 2019年3月18日 by wpmaster

KJは、テイクバックのときに左肩を右肩よりも下げて左腕の上腕部の外旋もスムーズにできており、昨年よりもいい。

左肘をつまみ上げたとき(左肩関節を胸側に内転→背中側に外転)、左膝が内に入らず、右肘と右膝を並進させ(右膝が割れずに、閉じずに、スムーズに左腕上腕部のの外旋(厳密に言うとこのときのボールを持つ手の位置がトップ)に持っていき、前回登板から前進した。

トップを作ったときに、左腕前腕部が回外(掌が本塁側に向いてる)すると、ボールが頭の下半分より下がってしまうのだが、回内(手の甲が頭の方に向く)できている回数は増えつつある。

榊原は、投球によっては、菅野みたいな球を投げていた。

榊原は、テイクバックのときに、右肩を左肩よりも下げる。

榊原は、右肘をつまみ上げたとき(外転)に、藪田のように、右脇を空けつつ、背中の側に引いて両肩甲骨をぶつけており、それと共に右股関節にタメがあり、Cアーチができているから、トップを作るや否や右腕上腕部を外旋することができる。

故に右肘が高く上がっていく(タスキ掛けのラインの内旋と共に胸の張りができる)と共に、両肩甲骨の稼働域を広くしているのである。

リリースの瞬間に0ポジションに肘が伸び、回内→回外して上腕骨を縦に振り下ろすことができる。

上体も一塁側に倒せている。

右足をフォロースルーの右腕前腕部の回外のときに蹴って右足を一塁側にターンさせているのもいい。

これらは、左ではフランスア、高橋昂也、右ではサファテにも当てはまる。

しかし、榊原はテイクバックが横に大きいときは、右腕の外転、右腕上腕部の外旋が遅れ、右肘が上に上がっていかない。

右肩が下から上ではなく、右胸・右肘→右肩の順ではなく、ショルダーファーストになるので、左肩も下がらずに、リリースの瞬間に右腕上腕部が凹み、右肘が沈む。

胸を一塁側でなく、本塁寄りに叩きつけていることがある。

また、榊原の場合、ステップ幅が広く、左膝を蹴るのがリリース後なので、もう少しステップ幅を狭めて左膝が突っ張るようになるともっと回転半径を小さくして凄い球が投げられる。

これまであまり右に引っ張れてこなかった坂倉は、榊原の投球に、ステップ幅を狭くして左足の拇指球を支点にして左股関節を内旋し、軸足を右足に移し、ヘッドをボールを外側に入れて引っ掛けて打つことができていた(結果は右飛)。