Last Updated on 2020年2月6日 by wpmaster
高橋昂也は左肘の故障で離脱してしまったが、高橋昂也と同期入団で、筆者が入団当初から期待している右投手が長井。
昨季は、一軍で4試合、登板し、随所にいいところを見せたが、課題も多い。
今キャンプでは新入団選手に隠れてしまっているが、筆者は引き続き期待している投手である。
昨季の成績
昨季は、5月4日にプロ入り初登板。
全てビハインドのリリーフで登板。
高卒2年目ながら、坂本、ビシエドといったリーグを代表する打者からもアウトを奪う。
動作解析
長井は、右足の踵にも重心を残して左膝をレッグアップする。
二段モーションのときも右股関節を外旋する。
上体を前傾させ「く」の字を作ってヒップファーストで左足を踏み出す。
長井は、テイクバックのときに右肩を左肩よりも下げるので縦回転を作れる。
左膝を逆「く」の字に曲げて着地しないので、左膝がクローズドすることなく左肘と並進する。
右肘をつまみ上げたときに、ショルダーファーストで上体がスウェイすることがある。
左膝は踵から着地する。
トップも頭の方に深く入り、右腕上腕部を外旋する担ぎ投げの投手。
左足が着地してから右肘が出てくるまでの間が短い。
背筋を損耗しない投げ方なので先発も抑えもできる。
リリースの瞬間に左足が突っ張っている。
また、リリースの直後に左足が突っ張るとき(リリースの瞬間は突っ張っていない)は、下半身に瞬発力が吸収されてしまっている。
左膝を蹴り伸ばして上体を一塁側に倒して右足を一塁側にターンできていることもあるが、フォロースルーのときに、左膝の壁が崩れて右足を三塁側に着地させてしまっていることがあるので、三塁側に重心が残ってしまっていることがある。
このようなときは、フォロースルーは、右手を頭のところまで上げており、大きいのであるが、手投げになってしまう。
傾斜が急で硬いマウンドのナゴヤ、傾斜が緩いが粘土で硬い神宮、傾斜が緩くマウンドが柔らかい地方球場で登板している。
傾斜の急な球場は、右股関節のタメが作りやすいが、ステップ幅の調整が難しい。
5/16のナゴヤの試合では1イニングを0に抑えている。
チームは、活きのいいパワー系の右投手が不足しているので、一人でも二人でも台頭してきて欲しい。
今季は、ストレートのレベルを上げることで、先発にしろ抑えにしろ、1試合でも僅差の場面に起用されるようになることを期待する。
各種指標
コース別成績
右打者
左打者
球種配分
球種別成績
対戦成績