2018日本シリーズ第1戦は、延長12回引き分け。

Last Updated on 2019年1月16日 by wpmaster

第1戦で登板した広島東洋カープの投手

大瀬良の右肩の状態が良かったことは、プロ入り以来一度もないが、この試合は、初回から良くなかった。

92球中ワンバウンドさせた球が10球。

ワンバウンドさせたボール以外にも、右腕上腕部が凹んで投げている球数は更に多くなる。

5回を投げ終えたところでの降板は早くない。

中4日で投げさせたら大瀬良は潰れるだろう。

フランスアは、川島にチェンジアップをスウェイしながら壁を作って打たれたが、次回、ストレート又はカットボールを投げれば必ず振り遅れる。

フランスアは、確かに、シーズン中、先発もやっている。

日本シリーズ第一戦では、回跨ぎをせずに25球ではなく、一旦肩を冷やしての回跨ぎをさせて全25球を投げた。

次の試合は投げさせて欲しくない。

そこまでして勝たなければいけないような、価値を俺は日本シリーズには付けていない。

ヘルウェグは、投球動作の基礎がまるでできていない。

岡田も投球動作に課題の多い投手だが、ヘグウェルの投球動作は、柳田に死球を与えた岡田とは全く違う。

岡田の投球動作は、プロの一軍レベルに達しているが、ヘルウェグは、およそプロのピッチャーとは思えない。

内川の頭付近にシュート回転した球を頭付近に投じた後、内川の左太腿外側にぶつけた。

山口俊といい右肘の出よりも右股関節の外旋が早い投手は、シュート回転するから、こういうことを何度でもしでかす。

内川は、他人に支えてもらわないと歩けないところを見ると、血が内部に溜まっているよ。

明日以降、無理して出場したら肉離れにもなり得る。

内川さんに申し訳ないよ。

緒方が松山に”登録抹消しようと思ってたよ”は、笑える冗談だが、こっちは、

ヘルボーイだか何だか知らねえけど、笑えねえよ。

福田は、山崎晃太朗と同じで、構えたときに、右肘が突っ張っているから、トップを作るのが遅れる。

故に、ヘッドが遅れてくるので、ヘルウェグは、レフトフライに打ち取ることができた。

柳田のように、かち上げてバックスピンをかける打ち方は、右肩をスクエアにして右足を投手方向に運んで割れを作り、左股関節の外旋よりも先に左肘を出して、ヘッドをボールの外側に入れてボールを縦にこすらないとできない。

柳田は、踵体重だが、ヒッチにより、修正できる。

柳田は、ヒッチの内の、レッグアップしたときの”下げる”は大きいが、右足の探りのところでのグリップを”上げる”が小さい。

しかし、両肩甲骨は離して両脇を空けている。

柳田は、シュート回転(柳田から見ればアウトコース)するヘルウェグを打てる。

デスパイニは、踵体重だから、アウトローは打てないが、ベルトの高さのシュート回転のボールは打てる。

デスパイニは、ヘルウェグを打てる。

昔は、ボールの内側を叩けと言われていたが、

内川は、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打つ(インサイドアウトの進化系)嚆矢となった選手。

内川は、第1、3、4打席は、ヘッドがボールの内側に入ってヘッドがボールの下に入っていたが、第2打席は、ヘッドをボールの外側にヘッドが入っている。

内川は、スリークウォーターの大瀬良には、ヘッドが外側に入るが、オーバースローのフランスアには、ヘッドがボールの内→下に入る。

内川もヘルウェグを打てる。

※どんな投手でも、スイングをしたことのない初対決では投手側が圧倒的に有利、2回目の対戦以降は、打ち崩して8打席以上対戦した段階のトータルで.333~.625ぐらい打てるということだ。

ソフトバンク打線で、ヘルウェグが通用するとすれば、福田の他には、甲斐ぐらい。

第1戦に登板したソフトバンクの投手

千賀は、トップを作ったときに、右膝が内に入り、右腕前腕部が回外する。

武田翔太と石川柊太は、球速表示は、先発のときよりハイスコアなのだが、下半身を使い切れていないので、球速表示ほど瞬発力がボールに伝わっていないように思われる。

体軸の一塁側への倒れ方小さいのと、右足をターンさせるだけのハムストリングスができていない。

森は、リリースの瞬間に重心が右足に残っているから、フォロースルーのときに、重心が左足に移って左足首に負荷がかかるから、左足の位置が動く。

故に、森唯斗は、メヒアに12球目を投げたところで、左足首を故障した。

高橋礼は、アンダーハンドから球速表示は、140キロを記録するが、外旋が右肘の出よりも先行し、体軸が三塁側に傾くので、打者はタイミングが取りやすいだろう。

モイネロは、テイクバックのときに左腕を背中の方に引く動作が小さく、体軸の使い方が縦回転。

体軸を三塁側に倒して左足を三塁側にターン。

フランスアに準ずるレベルにある、ホークスのリリーフ陣の中ではナンバーワンの投手。

広島打線の出来、守備、走塁

一方、カープ打線の方だが、菊池は、ヒッチを経て、右股関節の外旋よりも先に右肘が出て、差されながらもボールを縦こすってバックスピンをかけることができた。

ところで、実戦でカーブを投げてくれるというのは、格好の練習台を提供してくれているということ。

カーブを振っていくことができないということは、体軸がスウェイ(前に出されて頭が骨盤の中心又は軸足の方の股関節の方に乗っていないこと)から振れないということ。

敷衍すると、レッグアップ、すり足の「引く」が遅れ、トップを作る(振り始め直前のグリップの位置を作る。ステイバック、始動のこと)ことができないままに振り始めているから、トップハンドの肘が出て行かないということなのだ。

又、レッグアップが遅れると、逆に、頭が過度に右股関節の上に乗っていると、(投球に)入られて、スイングが波打ったり、着地が遅れて顎が上がります。

広島打線がエース級に抑えられたときには、カープファンから何故、セーフティバントやファウルで粘るなどの工夫をしないんだという声が沸いてくるが、この試合を見れば、プロの投手にセーフティバントやファウルで粘るという低脳な作戦が通用しないことがわかっていただけただろう。

打撃は、見ているだけでは、フィジカル、投球動作、タイミング、ボールの軌道がわからず、フィジカル、スイングすることで、投球動作、タイミング、ボールの軌道がわかる。

盗塁も実際に二塁に走ってみることで、投手、捕手の牽制のフィジカル、タイミング、ボールの軌道、投球動作、フィジカルがわかる。

この面で、日本シリーズは、いい練習台なので、野間と上本は走塁のレベルアップをすることだ。

守りの方では、菊池は、スパイクの内側で芝生にエッジをかけたときに、ブレーキがかかり過ぎて左足のステップ幅が広くなりすぎてトップを作るのが遅れたが、あれがギリギリのプレーだったな。

菊池の送球の2バウンド目は、ファーストから見れば、ショートバウンドほど簡単ではないが、ハーフバウンドほど難しくない。

松山は、両手で捕球してしまったので、両腕の前腕部がロックされてしまった。

イニング詳細

1回表

大瀬良は、1球目、アウトローにカットボール139キロをワンバウンドさせる。

上林は、これを空振り。

上林(右左)は、5球目、インコースベルトの高さのストレート149キロを空振り三振。

明石(右左)は、インハイのストレートを打って遊ゴロ。

大瀬良は、11球目、真ん中低目にストレート142キロをワンバウンドさせる。

グラシアル(右右)は、14球目、アウトローのカットボール138キロを空振り三振。

1回裏

田中広輔は、1球目、アウトコースベルトの高さのストレートをバントして三ゴロ。

菊池は、6球目、アウトハイのストレートを打って左中間スタンドに本塁打。

広島1-0ソフトバンク。

千賀(右左)は、11球目、アウトローにカットボール138キロが外れて丸に四球を与える。

千賀は、12球目、アウトローにスライダー130キロをワンバウンドさせる。

鈴木は、13球目、真ん中のカットボールを打って右前安打。

松山は、14球目、真ん中のフォークを打って右前安打。

広島2-0ソフトバンク。

野間は、19球目、インハイのストレート152キロを空振り三振。

會澤は、24球目、千賀がワンバウンドさせた真ん中低目のフォーク133キロを空振り三振。

2回表

柳田は、20球目、アウトコースベルトの高さのカットボールを打って二ゴロ。

中村晃は、24球目、大瀬良がワンバウンドさせたインローのフォークを空振り三振。

内川は、28球目、アウトコースベルトの高さのストレートを打って二ゴロ。

2回裏

安部は、27球目、真ん中低目のストレートを打って二ゴロ。

大瀬良は、30球目、真ん中のスライダーを打って一ゴロ。

田中広輔は、33球目、千賀がワンバウンドさせたアウトローのフォークを空振り三振。

3回表

大瀬良は、30球目、アウトローにカットボール137キロをワンバウンドさせる。

西田(右右)は、32球目、アウトローのストレートを打って遊ゴロ。

大瀬良は、39球目、真ん中低目にスライダー125キロをワンバウンドさせる。

甲斐は、42球目、アウトコースベルトの高さのカットボールを打って遊ゴロ。

千賀は、47球目、インコースベルトの高さのカットボールを見逃し三振。

3回裏

千賀は、37球目、アウトローにフォーク133キロをワンバウンドさせる。

菊池は、38球目、真ん中低目のフォークを中飛。

丸は、43球目、真ん中のフォークを打って左飛。

鈴木は、47球目、真ん中のフォークを打って三直。

4回表

大瀬良は、49球目、インローにフォーク138キロをワンバウンドさせる。

上林は、55球目、インハイのストレート148キロを空振り三振。

大瀬良は、56球目、インローにフォーク137キロをワンバウンドさせる。

明石は、58球目、真ん中高目のストレートを打って三邪飛。

大瀬良は、65球目、アウトローにカットボール138キロをワンバウンドさせて、グラシアルに四球を与える。

柳田は、70球目、真ん中のストレートを見逃し三振。

4回裏

千賀は、48球目、真ん中低目にフォーク133キロをワンバウンドさせる。

松山は、これを空振り。

松山は、52球目、真ん中のカットボール139キロを空振り三振。

野間は、55球目、アウトハイのカットボール137キロを打って捕邪飛。

會澤は、61球目、真ん中低目のフォーク134キロを空振り三振。

5回表

中村晃は、71球目、真ん中のストレートを打って右前安打。

内川は、75球目、真ん中のストレートを打って中前安打。

西田は、78球目、アウトコースベルトの高さのカットボールを打って三ゴロ。

大瀬良は、82球目、アウトローにフォーク138キロをワンバウンドさせる。

甲斐(右右)は、83球目、アウトローのカットボールを打って投ゴロ。

デスパイニ(右右)は、87球目、アウトハイのストレート129キロを打ってセカンドへの内野安打。

広島2-1ソフトバンク。

更に、ファーストが捕球できず、広島2-2ソフトバンク。

上林は、92球目、大瀬良がワンバウンドさせたアウトローのカットボール139キロを空振り三振。

5回裏

武田翔太(右右)が登板。

安部は、3球目、真ん中のストレートを打って中前安打。

曽根は、4球目、真ん中高目のストレートを投前にバントする。

田中広輔は、5球目、真ん中低目のカーブを打って二ゴロ。

武田は、6球目、真ん中低目にストレート153キロをワンバウンドさせる。

武田は、11球目、インコースベルトの高さのストレートが外れ、菊池に四球を与える。

丸は、13球目、アウトコースベルトの高さのストレートを打って二飛。

6回表

明石は、6球目、真ん中のストレートを打って遊ゴロ。

グラシアルは、9球目、真ん中高目のストレートを打って右前安打。

岡田は、11球目、アウトローにストレート144キロが外れ、柳田に死球を与える。

中村晃は、14球目、真ん中のストレートを打って二飛。

内川は、15球目、アウトコースベルトの高さのストレートを打って二ゴロ。

6回裏

鈴木は、16球目、武田がワンバウンドさせたアウトローのスライダー141キロを空振り三振。

松山は、18球目、インローにフォーク142キロを空振り。

武田は、19球目、インローにフォークをワンバウンドさせる。

松山は、24球目、アウトハイのストレートを打って右中間に二塁打。

野間は、28球目、真ん中高目のストレートを打って左前安打。

會澤は、32球目、インコースベルトの高さのストレートを打って一飛。

安部は、38球目、インコースベルトの高さのフォーク142キロを空振り三振。

7回表

西田は、4球目、真ん中高目のストレート140キロを空振り三振。

一岡は、7球目、アウトローにフォーク134キロをワンバウンドさせる。

甲斐は、これを空振り三振。

甲斐は、12球目、真ん中低目のストレート143キロを空振り三振。

一岡は、15球目、真ん中低目にフォーク138キロをワンバウンドさせる。

松田は、これを空振り。

松田は、17球目、アウトコースベルトの高さのフォークを打って捕飛。

7回裏

石川柊太(右右)が登板。

西川は、2球目、インローのフォークを打って投ゴロ。

田中広輔は、7球目、インコースベルトの高さのフォークを打って一ゴロ。

菊池は、12球目、パワーカーブ(ツーシームの握りで投げるカーブ)122キロを打ってファウル。

菊池は、13球目、真ん中のスライダーを打って中前安打。

丸は、16球目、インコースベルトの高さのストレート150キロを見逃し三振。

8回表

上林は、1球目、インハイのストレートを打って投ゴロ。

川島(右右)は、4球目、インローのスライダーを打って左前安打。

グラシアルは、8球目、真ん中のストレートを打って中飛。

柳田は、14球目、真ん中高目のストレート154キロを空振り三振。

8回裏

鈴木は、20球目、真ん中のストレートを打って遊ゴロ。

松山は、25球目、真ん中低目のスライダーを空振り三振。

野間は、28球目、真ん中低目のフォークを打って二ゴロ。

9回表

中村晃(左左)は、19球目、真ん中高目のストレート153キロを空振り三振。

内川は、23球目、真ん中低目のチェンジアップ142キロを空振り三振。

西田(右右)は、25球目、真ん中のチェンジアップを打って投ゴロ。

9回裏

森唯斗(右右)が登板。

會澤は、3球目、アウトローのカットボール144キロを空振り三振。

安部は、5球目、真ん中のカットボールを打って二ゴロ。

森は、9球目、アウトローにカーブ120キロをワンバウンドさせる。

森は、14球目、アウトローにカーブ121キロをワンバウンドさせてメヒアに四球を与える。

森は、16球目、真ん中低目にカーブ121キロをワンバウンドさせる。

カウント2-1からの18球目(真ん中低目のストライクゾーンのカットボール)に、上本が盗塁失敗。

10回表

甲斐は、4球目、アウトコースベルトの高さのストレート149キロを見逃し三振。

長谷川勇也(右左)は、6球目、インハイのストレートを打って遊ゴロ。

上林は、11球目、インハイのスライダー130キロを空振り三振。

10回裏

田中広輔は、1球目、真ん中のカーブを打って二ゴロ。

菊池は、5球目、アウトローのフォーク140キロを空振り三振。

丸は、10球目、加治屋がワンバウンドさせたアウトローのフォーク142キロを空振り三振。

11回表

ジャクスンは、1球目、アウトローにスライダー137キロをワンバウンドさせる。

川島(右右)は、これを空振り。

川島は、5球目、アウトローのスライダーを打って左前安打。

グラシアルは、7球目、真ん中のスライダーを投前にバントする。

ジャクスンは、柳田に一球も投げずに、四球を与える。

中村晃は、真ん中低目のシュート回転したボールを打って中飛。

ヘルウェグは、2球目、インハイにシュート回転したボール152キロが外れ、内川に四球を与える。

福田秀平(右左)は、アウトコースベルトの高さのシュート回転したボールを打って左飛。

11回裏

加治屋(右右)は、12球目、アウトローにフォークをワンバウンドさせる。

鈴木は、14球目、アウトコースベルトの高さのストレートを打って中前安打。

松山は、16球目、真ん中低目のストレートを打って投併打。

加治屋は、18球目、アウトローにストレート147キロをワンバウンドさせる。

加治屋は、19球目、真ん中低目にストレート150キロをワンバウンドさせる。

野間は、23球目、インコースベルトの高さのストレートを打って遊ゴロ。

しかし、これをショートがファンブル。

カウント1-0からの25球目(低目のボール球のカーブ)に野間が二盗に失敗。

12回表

中田廉は、1球目、真ん中低目にカットボール134キロをワンバウンドさせる。

中田廉は、4球目、インローにストレート135キロが外れ、髙谷(右左)に四球を与える。

栗原(右左)は、5球目、インコースベルトの高さのストレートを投前にバントする。

上林は、真ん中低目のチェンジアップを打って三邪飛。

中田廉は、15球目、アウトローにカットボール135キロが外れ、川島(右右)に四球を与える。

中田廉は、19球目、アウトローにフォーク138キロをワンバウンドさせる。

グラシアルは、21球目、アウトローのカットボールを打って中飛。

12回裏

會澤は、3球目、真ん中低目のストレートを打って投ゴロ。

高橋礼は、4球目、インローにカーブ105キロをワンバウンドさせる。

高橋礼(右右)は、10球目、真ん中低目にストレート140キロが外れて安部に四球を与える。

新井は、15球目、インコースベルトの高さのストレートを打って投ゴロ。

モイネロ(左左)が登板。

モイネロは、6球目、アウトローにチェンジアップ140キロをワンバウンドさせる。

田中広輔は、7球目、インハイのストレートを空振り三振。

試合データ