今季も進化し続ける丸のバッティング。

Last Updated on 2023年3月8日 by wpmaster

丸は、現在のところ、出塁率は、.498と、5割を割りましたが、Opsは1.000以上をキープしています。

打率.330 17本塁打 40打点。

丸は、今季FA権を取得。

メグは、修行が足りずに地球に戻されました。

緒方も修行が足りずに監督留任となって、優勝監督になりました。

ハクション大魔王の最終回と違って、リアルの世界では、寛ちゃんが下衆道橋に帰ってしまいましたが、丸先生は、どこへ行くのでしょう。

渡邉恒雄は、昨年3月にデヴィッドロックフェラーが死んで、後ろ盾の一つ(もう一つはダビッドロスチャイルド)がなくなりましたが、下水道橋は獲得に参戦するのでしょうか。

昨季までの丸と変わったところは、アウトローの球を、ヘッドをボールの外側に入れて、ヘッドをボールに引っ掛けて一二塁間に打つことができるようになったことでしょう。

丸と言えば「ヒッチして上げる打法」。

メジャーの一流打者の殆どがやっている打法で、日本のプロ野球では、右打者では宮﨑、左打者では、丸が最も明確にヒッチして上げる打法を実践している打者でしょう。

私が現役のころは、ヒッチは、上下に目線がブレると言われて明確に否定されていましたが、実際に重心が上下にブレるのは、ヒッチしない打法の方です。

子供たちもバカではないので、そんなもん(ヒッチするなのこと)クソまじめに守らずに試合では、ヒッチしてスイングしてまいたけどね。

丸は、投手が足を上げるや否や右足で地面を踏んで右膝を上げます。

丸は、右膝を上げたときに、グリップの位置を下げ(重心は左足)、右足の着地位置を探りながらトップを作り(重心は左足に残しつつ右足)、右足を着地してステイバック(振り出す直前の形、重心が左足→右足)するので、重心が後ろ→前→後ろ→前と円滑に移動します。

丸は、今でも踵体重になることがありますが、ヒッチを採り入れているのですぐに修正できます。

ヒッチすることにより、右肩が内に入らないので、振り出したときに左肩が下がらず、ステイバックのときに、頭が前に出されて右肩が開くことがないので、振り遅れたり、アウトローのボール球(右投手のインロー)を振りません。

バットとボールの軌道との距離が取れているということです。

ヒッチしてステイバックのときに、後ろの骨盤に頭が乗って割れが出来ているので、アウトハイもインコースのベルトより上の球も、ヘッドをボールの外側に入れてアウトハイは、手首を返さずにセンターから左にスライス回転をかけて、インコースのベルトより上は、引っ掛けてドローやフックをかけて右に打っています。

“割れ”というのは、左打者の場合、右膝を投手方向に運んだときに、肋骨周辺の筋肉を後方に引くことです。

このように野球では、一本スジを引いて、その左右において、阿修羅男爵のように別の筋肉の動きをすることが、ピッチングでもバッティングでもいくつかあります。

極端なオープンスタンスで、右足を内に入れてからグリップを下げ、トップを作り、ステイバックしていくので、スイングし始めのポイント、ミートポイントが後ろになる分逆方向の当たりが増えます。

丸は、ヘッドをボールの外に入れて手首を返さないので、ヘッドがボールの下に入ってトップスピンがかかっても弱いゴロになりません。

ヒッチすることにより、右肩が内に入らないので、振り出したときに左肩が下がらず、ステイバックのときに、頭が前に出されて右肩が開くことがないので、振り遅れたり、アウトローのボール球(右投手のインロー)を振りません。

丸は、ヒッチしてステイバックのときに、後ろの骨盤に頭が乗って割れが出来ているので、アウトハイもインコースのベルトより上の球も、ヘッドをボールの外側に入れてコンタクトします。

アウトハイは手首を返さずにセンターから左にスライス回転をかけて、インコースのベルトより上は、ヘッドをボールに引っ掛けて右に打っています。

捕手の球種、コースのサインによって内外野は守備位置を変えますので、丸は、それに応じてバットコントロールをしているというのは十分にあり得ることです。

スライス回転をかけてセンター方向(鈴木誠也はセンターから左)に本塁打を打つことろは、鈴木誠也、柳田、筒香と共通しますが、丸は、彼等のように、ヘッドをボールの外側に入れた後、ボールを擦ってヘッドをボールの下に潜らせてバックスピンをかけるということが殆どありませんので、ホームラン打者には完全になりきれていません。

パリーグのOPSトップの柳田は、本塁打部門で、現在、”あぐー”こと山川穂高と2本差の20本。

丸も、筒香と2本差の17本ですが、本塁打王は、難しいかもしれません。

バックスピンがかけられるようになると、更にもう一段階上の打者になれるでしょう。

丸は、右投げ、左打ちで、左手の親指でグリップを押してミートして右肘でボールをはらってフォロースルーをしてヘッドの下がりを抑えています。

右手主導で打つことは殆どありません。

また、ステイバックのときに、左足のスパイクの内側の歯を地面にかませて、インパクトからリリースの瞬間に右足が突っ張って、骨盤を横にズラす打ち方なのでインロー(右投手が投げたアウトロー)を打つのが難しくいるものと推察します。

三振が多いのは、右足のステップが遅れ、右膝を上げるのが、投手が膝を上げるのとシンクロせずに、ステイバックしきれずに振り切っていること、ステイバックに至る過程で左足が後退する踵体重になること、右足を投手方向に運ぶときに、左足に重心が残り過ぎて、左肘の出が遅れ、フォロースルーの段階に入って左足が滑ることが挙げられます。

FA権を取得したのは、丸だけではありません。

打率でだけでなく、体脂肪率も女の子並みに30%を肥えるカープの”あぐー”もFA権を取得します。

ペナントが終わった後のポストシーズンにおける選手の異動の有無も注目されるところです。