アレが最後じゃなかった岩本の晴れ舞台。

Last Updated on 2017年12月2日 by wpmaster

“不恰好なヒットじゃったが、よう粘ったな。”

逆転打を含む3打点

38打数17安打 .447 1本 12打点 OPS.1,094

直近3年間で69-27 .391

移動中、ラーメン屋の看板を見ないようにしてして歩いて通る成果(どうせならダッシュしろや)?が出たかな。

アンチが聞いたら諸データを持ち出されて失笑されるだろうが、

俺は、打撃の動作を最も重きを置いているので、個人的には、カープの左打者で最も評価している打者。

もはや一瞬ではない、打撃の動作が維持できているということだ。

岩ちゃん、来季は一塁のレギュラー取るかもな。

中村祐太は、セットポジションからの投球。

セットポジションは、リリース前の体の捻りで瞬発力を消耗しないので瞬発力がボールに伝わる。

中村祐太は、再登録されてから、リリース前に瞬発力による体重の負荷を解いて投げられるようになっていたが、

この試合は、リリース前から肩甲骨周辺と両足に負荷がかかっていた。

新しい投球動作が完全に自分のものになっていないのだろう。

セットでリリース前に脱力して投げられるようにしないとな。

中村祐太は、この試合も三角筋を使って緩く胸の張りを作っていた。

フィニッシュで一塁側に右足を送って重心移動ができていた。

フィニッシュで左膝が伸びて高めの球にキレがあった。

初回、スライドステップのときにつま先が開いて投げていることがあった。

筒香、ロペスに連続安打の後、宮﨑に右中間、フェンス直撃の二塁打に2点を取られる。

中村祐太は、39,67,70,71球目でトップを作ったときに右肩が下がる。

右肩が下がるのと、前にやや倒れてトップが捕手寄りに深く入ると(後ろが大きい)、カットボール、スライダー回転をする。

中村祐太の場合は、後者のケース。

ボールを動かす場合には、トップを作ったときに右肩、右肘を上げて手のひらを外側に向けた上で投げる必要がある。

そうでないと、バックスピンのかかり方が悪く、手元で失速する。

トップを作ったときの右肩の下がりは、一塁側にプレートを踏むことで修正できる。

筒香は、中村の目線から遠いフォークを呼び込んでポイントを前でセンター前へ。ボールを長く見れているということだ。

ロペスは、真ん中高めのストレートを左肘で掃ってライナーでレフト前。

宮﨑に対しては、真ん中高めのカーブを打たれる。

スライドステップのときに左足で弧を描き、三塁側に重心が残っているので、山なりなだけでブレーキのかかりが悪い。

中村は、3回73球3失点で降板。

これは止むを得ないだろう。

二番手九里は、3,4,5,6,9,14,27,29,31,32,33,38,39球目でフィニッシュで右足を送ったり、

緩く蹴り上げて一塁側に右足をひねっていた。

8球目もフィニッシュで左膝が伸びている。

出来としてはいい部類だ。

11球目でトップを作ったときに右肩が下がっていた。

野手のいないところに落ちるヒットに偶然はない。不運ではない。

桑原は、アウトコースベルトの高さのカットボールを打って二ゴロ。

しかし、桑原の重心は後ろ足に残っており、頭も骨盤からは外れているが、後ろの足の方に残ってる。

柴田は、インコースベルトの高さの真っすぐ142キロを、右膝が伸びて差されているが、後ろの足に重心が残り、

頭も軸足の骨盤の上に乗っている。

筒香も真ん中低めのシュート133キロを、トップが浅く始動が遅れ、体が前に出されたが、辛うじて重心が後ろに残り、

骨盤から外れているものの頭が後ろに残っている。

打者が打撃の最低限の動作をキープできているのだ。

Jacksonは、10球目にトップを作ったとき右肩が下がり、手首が寝てボールを引っ掛けたが、

フィニッシュで右足を一塁側に送って重心移動できていた。

Jacksonのときに、捕手を石原に交代したが、試合の最後まで務めさせなかったら、磯村は野球を覚えないだろう。

真っすぐ、ツーシーム、スライダー共それなりに投げられている。

一岡は、重心が三塁側に残りあまり状態は良くないが0で抑える。

今季9勝目だが、来季は、先発だけで2桁勝とうな。

中田は、梶谷を三振に取った球は、一塁側に重心移動ができていて良かった。

今村は、4,5球目ラインから頭が外れてボールが高めに外れる。

8,13球目でトップを作ったとき右肩が下がる。

肩の状態は良くない。

しかし、スライドステップのときに、左足に負荷をかけずに、瞬発力による負荷を解いて投げ、

打者を差し、フィニッシュで右足を一塁側に送っていた。

3アウト目は三塁側に重心が残っていた。

内容は今一つだが、0に抑えた。

今村の投入は、高橋樹也を投げさせた場合、点差を詰められて今村にブルペンで準備させることとなるので、

仕方がなかったのかもしれない。

一方、DeNAの先発の飯塚は、トップを作ったときに一旦静止するので、瞬発力を消耗する。

初回、田中に対し、左膝で弧を描き、つま先でも弧を描く。

真ん中高めの真っすぐ137キロを、田中は、トップが浅いのだが(始動が遅れている)、ヘッドが残ってレフトポール際に本塁打になる。

菊池は、インハイの真っすぐ139キロを左肘で掃ってレフト前に落とし、二塁打。

丸がアウトコースベルトの高さのフォークに体が前に出されて三振。

松山がインコースベルトの高さの真っすぐに差された後

新井がアウトコースベルトの高さのカットボールを打つが手首の返りが早いもののショート内野安打になる。

岩本は、トップが深く入るがやや始動が遅れ、ベルトの高さのスラーブを右肘で掃いつつ、壁を作り、ライトに引っ張る。

3-2と逆転。

磯村を歩かせた後、中村祐太がアウトローのフォークを壁を作るがボールの上っ面に当てる。

これが内野安打になる。

飯塚は、ここでも左足で弧を描いており、しかも目線から遠いアウトローなので投手でも対応できてしまった。4-2

この回2回目の打席の田中は、真ん中低めのカーブをボールを追いかけつつも、前で拾いセンター前で6-2。

二番手の三嶋は、トップを作ったときに右肩が下がることがあり、そのときシュート回転して肩の状態はあまり良くないが、

フィニッシュで一塁側に右足を送り、重心移動ができていた。

丸もかかと体重になり、松山を始め、広島打線は差されていた。

砂田は、三角筋を使って胸の張りを作り、サイドアームというよりは、スリークウォーターで投げていた。

ステップするときに左足で弧を描いているが、

安部、岩本ら左打者は、5回、目線の遠いアウトコースを開かずに振って助けていた。

しかし、6回、バティスタは、この試合、スクエアスタンスで立ち、真ん中低めのスライダーを、

始動が遅れ、追いかけながらもレフト前へ。

田中がプッシュバント

菊池がバスターで真ん中低めのスライダーを、トップが浅く始動が遅れているが、

軸足の上に頭を乗せ、スウェイを抑止し、開きながら、壁を作ってライト線へ二塁打 8-4

丸、センターフライの後、松山は、143キロインローに差されながらも、重心を後ろに残しヒット。

新井四球で一死満塁。

安部がアウトコースのベルトの高さの真っすぐを壁を作って右中間を抜ける二塁打 10-4

田中健二朗は、右足で弧を描いていた。

岩本が引き付けながらも静止して瞬発力が消耗し、始動が遅れ追いかける格好になったが、重心が後ろに残す。

目線が遠い分、アウトローのスライダーをバットの先ながらポイントを前でライト前に引っ張る。12-4。

松山と被ると言われる岩本。

俺は顔を伏せて打ち方だけを見て判別できるけど、

カープファンになり始めた方は、グラブを持つ手で判別して下さいな。

岩本と松山と結構、仲が良くて面白かったね。

早ければ今日にも優勝が決まるが、岩本には、是非とも決勝本塁打を打って欲しいね。

[追記]

岩本は、特に膝の使い方が柔らかいので、前後に懐の深い打撃ができます。

左であんなに引っ張れる打者は、中々いません。

投手出身なので肩も強いです。

今からでも遅くないので、代打と言わず、レギュラーに定着してもらいたいです。

2

2014年頃は、岩本もオープンスタンスで打っていましたので、若干共通する部分もあったように思います。

その頃も岩本は、緩く前傾し、その頃は、松山は直立に近く立ち、

その頃も、松山の方がトップが浅く、トップを作ったときのヘッドも少し寝ていて、岩本が長距離打者、松山が中距離打者で、体が前に出されるところは共通しますが、松山の方が後ろに重心を残していたように記憶しています。