DeNAの先発ローテーション定着に挑む石田健大のピッチング

昨季は、今永、ウィーランド、濵口が故障で出遅れ、石田が開幕投手を務めたが、シーズン中にローテンション落ちをした。

石田は、今キャンプで練習試合、オープン戦で3試合に登板し、10イニングで4失点。

しかし、3月10日に左肘の故障で二軍に合流。

開幕には間に合わないと言われてる。

昨季の通算成績(2018)

昨季は、前述したように2年連続で開幕投手を務めたが、安定したピッチングが継続せず、中継ぎに回り、3勝7敗に終わる。

動作解析

石田は、ノーワインドアップから左足踵に重心をかけて右膝をレッグアップし、上体をステイバックする。

二段モーションを採用し、右股関節の外旋をして右膝を内に入れて逆「く」の字を作ってヒップファーストでステップ。

クイックで投げるときは、左股関節の外旋をしない。

テイクバックのときに、左股関節を引っ込める。

テイクバックのときに、左腕前腕部が回内するが。左腕を背中の方に引く。

右足は踵から着地するが、インステップする。

クイックのときは、左足のスパイクの内側→踵で着地し、スパイクの外側に重心を移す。

インステップしたとき、右肩が開くことがある。

左肘をつまみ上げたとき、左膝が前に伸びて頭が前に出されることがある。

トップを作ったときに左股関節にタメがある。

トップを作ったとき、右肩はスクエアになっている。

左腕前腕部が回外して左肘が沈むことがある。

ボールを持つ手が頭に隠れないことがある。

左腕上腕部の外旋が大きい。

左肘が右肩、右膝の割れに遅れて出てくる。

右足の着地から左肘が出てくるまでに間がある。

リリースの直前に左肘が沈み、トップの位置が下がる。

リリースの瞬間に右足が突っ張る。

リリースの瞬間に右腕上腕部が凹むことがある。

両胸がリリースの瞬間に打者と正対することがある。

フォロースルーのときに、右膝の壁が崩れることがある。

右足は、踵から着地するので、球数を投げる毎に下半身が損耗するヤフオク(防 23.14)、東京ドーム(防 7.20)での成績が良くない。

傾斜が緩くスウェイしやすい神宮(防 7.71)での成績が良くない。

打者は、右足の着地から左肘が出てくるまでに間があるので、トップを作るのが遅れなければ間を作ることができるが、前の肩、肘が内に入ったり、トップを作ったときに開くと落ちる球にヘッドが止まらなくなる。

予備動作をして前の肩、肘のロック、開きを抑制することが重要となる。

各種指標(2018)

コース別成績

右打者

左打者

球種配分

球種別成績

対戦成績

年度別通算成績

NPB