商品やサービスには予め価値は備わってはいません。
選手が一年間、労働してきたことについては、労働と引き換えに使用者から支払われる商品に価値が付けられます。
人権、政権というのは、労働、経済関係をなかったものにして(疎外した)他の労働者に奪い取った利潤を貸している、借金を捏造して労働者に転嫁している金融資本がその逃げ口上として、労働者が自由意思で選択したものとして、後付けで創り上げたものであり、実体がありません。
金融資本は、後付けで礼節を含む道徳、宗教を創設して労働者を洗脳しているのです。
法律上の権利というものは、経済関係上の競争を勝ったものが取得するものです。法律上の権利は予め全ての者に与えられているものではありません。
経済上の利潤を騙し取ったものが、法律上の権利を取得した者をコントロールしているのです。
一年間労働をしてきた選手に対して支給される商品が「CS出場権」というのは、「新たな労働」が支給されるということです。これは、チームの成績に関係なく支払われなければなりません。
労働が付加されれば、個々の労働に対して支給される商品に付けられる価値は安くなります。金融資本の利潤は増えます。
興行に収入云々を論じてCSを擁護する者は、金融資本に飼いならされた家畜なのです。
延長戦は、競争の勝敗が付いていない場合に行われるものであるから、ペナントレースの勝敗が付いている以上、行う必要はありません。すなわち、労働を付加する必要はないのです。
よって、金融資本は、ポストシーズンを創設させて追加で働かせたきた分は、全く労働しない自身に代わって労働してくれた選手に別途給料を支払わなければなりません。
サービスを受けた側は、その引き換えに商品を提供しなければなりませんが、CSを辞退させることは、サービスの提供を受けることを拒否し、選手の労働量が増えないのですから、一年間、戦ってきたすなわち労働してきた選手たちに失礼だなんて考える必要はありません。
私は憂さ晴らしで「Bクラスになれ、CSになんか出るな」と言っているのではありません。
私は、CSが導入された際、Bクラスに沈み続ける広島にとって有難い制度であるとは考えていません。現在も考えていません。今後も考えません。
広島が2013年にAクラスに入ったときも私はCSは辞退しろと言いました。
私は、CSによる下克上を使った日本一は、日本一という価値を付けません。
レギュラーシーズンで2位、3位のチームが日本シリーズに出場することが決まっても、その
どんな試合にも勝敗には根拠はあります。
しかし、リーグで最も強いという価値も付けません。
私は、CSで勝った2位、3位のチームをリスペクトしません。
昨年のソフトバンクも日本一ではありません。
6試合戦って広島に勝ち越しただけである。
広島がDeNAに敗れたときも全く悔しさはなかった。
広島がリーグ優勝を逃してCS、日本シリーズで勝っても、巨人に負けたという事実は消えないから私の気持ちが晴れることはない。
広島のリーグ優勝の消滅が確定するまで働いてきた選手は、休養することによって労働力を再生産するのですから、チームの成績がリーグ優勝の消滅の確定後に下がったとしても、主力が出場する翌シーズンの勝敗とは関係がありません。
Bクラスになって翌期以降も低迷してきたのは、既存の選手のレベルの底上げ、FA権取得選手、新人選手の獲得、外国人選手の獲得、トレードによる選手の補強を怠ってきた、すなわち、人件費を搾ってきた結果です。
親会社を持たないことを言い訳にする人がいますが、国家や会社というものは実体がありません。
実体がないものを法律上実体があるものとして取り扱っているにすぎません。給料は親会社が支払うのではなく金融資本が支払うのです。
実体のない借金を、賃金を搾って企業利潤を出すことによって金融資本に返済してきた産業資本が原因なのです。
有望な若手の育成なら、CSではなく、給料を払って中南米のウィンターリーグに派遣することの方が有益だ。
金融資本は、個々の労働に付される価値を安くできるCSの辞退は認めないだろう。
連盟を通じてCSへの出場を強制されるなら、引退する選手、自由契約にする選手を出場させて思い出作りでもさせればいい。
広島のリーグ優勝が完全に消滅したことが確定したら、広島以外の4球団を応援する。
CSはリーグ優勝のチームを応援する。
CSの勝者が優勝を逃した広島、2位のDeNAであった場合は、日本シリーズは、どちらも応援しない。
パリーグもリーグ優勝のチームを応援する。
日本シリーズは、セパ共にリーグ優勝以外ののチームが出場したらどちらも応援しない。