ブログを書き続けているのに、多くの人に読まれないというブロガーの方にとって、人気ブロガーのブログから書き方を学ぶというのも一つの手段であると考えます。
私がここで一般論、総論的なことを述べたところで、何の役にも立ちませんから、実例を挙げながら、いかにして野球ブログを書いていけばよいかを説明していきたいと思います。
私がこれから掲げるのは抜粋ですので、文章の書き方についてより深く学びたい方は、原文に当たることをお勧めします。
言葉の使い方に配慮する
全方位に向けて書かれた、毒にも薬にもならない八方美人なブログは面白くありません。
その一方で、アンチが粘着して謝罪や賠償を求めてくることも実際にはあり得ることです。
その点、人気ブロガーの方は、言葉の使い方に配慮しながら、鋭い指摘をされています。
例えば、法律の専門家でいらっしゃる泉健太先生(以下、先生と呼ばせていただく)は、ご自身のブログ「ろー・ふぁーむ・かるぴお」で、下記のように述べて、カープがポストシーズンでの敗退を推奨する駄文を叱責しておられる。
弊ブログをご愛顧いただいている皆様の中に,まさかカープが今年のPSGを簡単に負けてもいいと思うようなことを考えている方はいらっしゃるまい。先般取りついてきた白痴君はそんなことを言っていたが,唾棄すべき敗北主義者であって,死ねばいい。
(「ろー・ふぁーむ・かるぴお」2018.10.15 22:06:07)
労働が素晴らしいことと説き、金融資本経済の更なる発展を願う先生のお気持ちを察することができる文面でございます。
チビは、遺体処理業者の使用人が遺体を処分しなければ治りませんが、バカは死ねば治ります。
アームシェルロスチャイルドが成立させた引換券制度により、一部の者を除き、ユダヤ金融の奴隷として生かされている現状に鑑みれば、死は、奴隷からの解放であり、私は、死を否定的に解釈してはおりません。
奴隷である以上、彼等は、私達を簡単に死なせてはくれません。
メンタルには実体がありませんので、被害者が精神的苦痛を主張しても自殺との因果関係を立証することは難しく、
自殺による経済上の損失を算定したところで、それは実体のない観念にすぎません。
前述の発言を受けた者が損害賠償を提起することはないでしょう。
昭和の大投手のコーナーピッチングを見ているかのような、表現上のアウトとセーフの境界線を突いてお見事という他ありあせん。
自分の言葉に自信を持つ
先生は、テレビや新聞、巷間出版されている学者先生の書物を拠りどころに、非常に勉強されています。
先生は、下記のように、自身の見解に対し、自負をもっておられます。
「勝つためには,緒方を斬るか緒方のこだわりを捨てさせるかしかない。緒方のこだわり、いうまでもなく野間の起用と田中の連続フルイニング出場記録である。野間はもう今は完全にスターターの戦力ではない。そして田中。素人目にも見るに無残なほど内容が悪い。」
残念ながら今日の試合,見事にこれが的中してしまった。要するに,負けたのは必然である。脳内フローラさんたちや現状絶対肯定主義者どもは何を思うかは知らないが,私のほうが彼らよりちょっぴり頭がよい,あるいはちゃんと野球を見ていると言うことなんだろう。
(前掲ブログ2018.10.15 22:06:07)
また、先生は、下記のように、反対意見に対しても、鷹揚な立場を採られています。
「どうせなら私の名前を指名して真っ向から主張してみろといいたいが,私が入院して記事が書けない間にこそこそ書いていたようだから,まったく救われない。たしか1つだけ「平和都市広島の球団である以上戦争を想起させる「戦犯」という言葉を使うべきではないというギャグかと思うような噴飯ものの記事は見たことがあるが。
(同・2011.12.28 21:36:45)
シンプルな思考も大切
社会の大部分は、先生のように有識者ばかりではありません。小難しい論旨展開をしても、大衆は理解することができず、洗脳することができません。
この点、先生は下記のように述べておられる。
昨日の記事で,私はこう書いて,大義なき緒方采配を揶揄した。
「そもそも論として,機能してない攻撃陣を前に頑なに打順を変えないという時点で緒方は終わっているのだが,そこでなお後ろ向きな戦術しか取れないチキンハートこそ緒方の最大の欠陥なのである。」。
(同・2018.09.07 22:17:29 )
しかし,単なるバカで済ますわけではない。こいつのやってることは,極めて卑劣である。直近の記事に書き込みをせずに,その2つ前,呼びかけもしていない予告の段階の記事にわざわざ書き込んだことである。要するに,出来るだけ他の者には見せないようにこそこそと,私にだけ見えるようにしているのである。これは極めて悪質だ。はっきり言うなら,単なるバカとか何とか言うより,犯罪性向が進んでいる,犯罪と親和性の強い人間の仕業ではないかと思われるのである。」
(同2010.09.29 00:11:08)。
人間には、予め属性が備わっているかのような先生の見解に私は注目しております。
また、先生は、下記のように述べておられます。
畠山のホームランは,打った方を褒めるしかない。中田廉も遂に失点ゼロが止まってしまったが,いくら何でも年間通して失点ゼロというのは神のなせる業なのであって,点を取られた日がたまたま今日だったと思えばよい。いずれにせよ後に引きずらないことだ。梅津はよかった。これでしばらくビハインドのリリーフに困ることはないだろう。
(同・2014.05.06 21:38:12)
そりゃカープが先制中押しだめ押しと理想的な展開をしているときとか,一発逆転のチャンスで見事成就したときとか,サヨナラ勝ちをしたときとか,誰が見てもテンションが上がるときに大盛り上がりで歓声を送り,大声で「宮島さん」を歌うのは自然な欲求である。私だってそうだ。私だってそうだ。しかし,序盤から大差をつけられてカープは攻撃の糸口もないような試合で終盤にたまたま入った焼け石に水の1点でハイテンションで「宮島さん」を合唱し,同様の展開で俊足のランナーが出たからといって型どおりに「走れ,走れ,○○」と大声で合唱しているのを聞いていると,こいつらほんとに野球知ってるのかと思わざるを得ない。私に言わせればこんなの応援じゃない。。
(同・2011.12.28 21:36:45)
「その前に,スワローズ戦あたりで,トレーシーにスタンドインがほしい。昨日初打点,今日は3安打。次は初ホームランというのが,自然の摂理であるはずだ。
(同・2011.04.21 21:43:20)
先生は、結果に至る過程における源からの、人間がその労働力を稼働させて生じさせた事実関係を捨て、シンプルに物事を考えることが重要であると説いておられ、柔軟なスタンスで物事を解釈しておられます。
フィジカルや肉体の稼働、技術面ではなく、心理学に基づいたアプローチが読者を魅了するのでしょう。
なぜ,私の主張に対する反批判ができなかったのか。いや,しなくてもいい。できなかったらスルーすればいいだけのことだ。しょせんブログなんてそんなもん。それを,さも曰くありげに被害者面するなんて,もっともあくどいやり口としか言いようがない。
(同・2012.01.07 20:53:07)
先生は、ケースによっては、経済上自立していない女性や子供のような逃げ向上も、世渡りの上では一つの手段になり得ることを示唆されております。
浅学な私にとって、また、これから野球を学ぼうとしている者にとって、野球を知悉している先生のブログは、執筆、公開し続けると共に、是非、”資産”として後世に残していただきたく思います。