日本ハム対ソフトバンク11回戦(エスコンフィールド、2023年5月25日)
先発は、加藤貴之とジョーガンケル
試合は、5-1で日本ハムが勝利しました。
慶弔祝賀記事は他のブロガーに任せます。
今回も重箱の隅を突きますよ。
同上の試合で、ボーンヘッドという評価を付けられても文句の言えない職業野球人が生じました。
一体誰でしょう?
伏見?三塁コーチャーの森本?
いいえ違います。
一死一三塁における走塁
右肩が左肩の方に入り、右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまうからです。
一次リードは、一塁手の守る位置より後ろで取ります。
投手がセットを解いた後、シャッフルしながらラインの内側に入り、ハーフウェイまで二次リードを取ります。
セットを解く前にニーアップする投手の場合は、投手が打者寄りの足の拇指球でタップした後に二次リードを取ります。
打者がフライングエルボーした後に既に出塁している全ての走者はスタートを切ります。
打者走者を含め全ての走者は、進行方向に打者が産み出した打球、野手が産み出した送球、進行方向に立つカットマン、三塁コーチャーの方に首を捩じってはいけません。
右肩が左肩の方に入り、右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまうからです。
加速距離が長く天井にぶつかり得る角度で上がった飛球の場合、三塁走者は帰塁します。
一塁走者は帰塁しません。
加速距離が長く天井にぶつかり得る角度で上がった飛球の場合、野手が打球に触れたら三塁走者はスタートを切ります。
打球が飛球であろうと、ライナーであろうと、ゴロであろうと、打球に触れた野手が送球肘を上げる間での間にボールを地面に触れさせたか否かに関係なく、打者走者を含め、後続の走者(先頭でない走者)は、帰塁せずに二塁ベース、三塁ベースを左股関節を外旋、右股関節を内旋して蹴り、本塁に向かって走ります。
打者走者を含め、後続の走者(先頭でない走者)は、野手がカットに入ろうが、カットに入った野手が送球をカットできようができまいが、帰塁せずに本塁に向かって走ります。
投手、捕手からの送球に触れた野手から進行方向とは逆の塁に送球された場合、帰塁する義務は生じません。
飛球に触れた野手が地面にボールを落とさず、送球肘を上げ、進行方向とは逆の塁に引き手(グラブを持つ手)の肩を向け、トップを作り、リリースした後に打者走者は、一塁走者は帰塁する義務が生じますが、打者走者を含め後続の走者は、先頭の走者が本塁ベースを蹴った後であれば、アウトになって構いません(①、②、③)。
アウトカウントに関係なく、打者走者を含め、先頭の走者でない走者の走塁は、2アウトを取られた後と同じです。
打者走者を含め、後続の走者に2wayリードを取らせ、打球、送球の動きに応じてストップorゴーをさせる野球は、後続の打者の安打、四球を待つ野球です。
三塁コーチャーに委ねるのも安打、四球を待つ野球です。三塁コーチにジェスチャーの後ではリスタート又は加速が遅れます。
三塁コーチャーは、新米の森本であろうと、大ベテランの高代であろうと、案山子です。
各駅停車の1イニングに4人出塁させないと得点できない野球です。
フィジカルが損耗した投手、捻転差を作ってドアスイングで投げる投手にしか勝てません。
相撲では、相手は、必ずしも廻しを取らせてくれるとは限りません。
相手は、フルチンだと思いなさいという明言が存在します(私が造りました)。
大相撲で四つ相撲を取る力士は、押し相撲の稽古をすることによって、廻しが取れなくても勝てるようにします。
安打、四球が出るかは、実体のない観念にすぎません。
安打は産まれると思ってはいけません。四球を与えてくれると思ってはいけません。
安打、四球を待つ野球は、唯心論野球、平たく言えば、「情実人事」です。
指揮官としては勝負に甘いと言わざるを得ません。
ケーススタディ
2回裏一死一三塁、水野が右中間に飛球を打ちます。
一塁走者の伏見は、一次リードからラインの内側に入っています。
伏見は、二次リードは、一塁ベースを囲むアンツーカーの二塁方向に張り出した部分と芝の境目までしか取っておらず、中間に首、腹側、本塁方向に背側を向けて停止しています。
水野が産み出した打球は右中間を破ります。
右翼の柳田が右中間塀に当たって跳ねかえったボールをベアハンドで拾います。
二塁手の川瀬と遊撃の今宮がカットに入ります(一人目のカットマンが川瀬、二人目のカットマンが今宮)。
柳田は山なりの送球をして送球は川瀬の頭上を越えます。
今宮は、二塁ベースの後ろで、中堅方向に腹側、一塁線に背を向け、フォアハンドシングルでグラブを出します。
右肩が左肩の方に入ります。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
打者走者の水野は、左足で二塁ベースの一塁寄りのコーナーを蹴り、右股関節を内旋します。
しかし、水野は、左足拇指球を二塁ベースから離さずに、左中間に背側、一塁方向に腹側を向け停止していいます。首を柳田の方に向けて二塁ベースに滞留しています。
水野は、右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
今宮は、右股関節をバックステップして右手親指の爪の裏でボールを押し、グラブからボールを抜き取ります。
今宮は、右肘を上げた後、左肘が右肩の方に入ります。
今宮は、右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
水野は、未だ、二塁ベースから離塁しません。
水野は、自ら犠牲となって先行する走者である伏見の本塁生還をアシストできていません。
今宮の送球は、本塁を囲んでいるアンツーカーの中に入ってからバウンドします。
捕手の甲斐は、左足の爪先を本塁ベースのマウンド寄りのラインに付け、両足で三塁線を跨がず、両足をフェアグラウンドに入れて構えます。三塁線に腹側、一塁線に背側を向けています。
甲斐は、グラブを持つ手の前腕部を回外、、回内して伏見の右腕上腕部にタッグします。
審判は伏見にアウトの評価を付けます。
水野は、ベンチに向かってガッツポーズをしています。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照