現役のときの私は、ヒットを打つこと、打者を打ち取ることしか練習、実践しておらず、守備、走塁を疎かにしてきました。こんな奴が主力ですからチームも弱いわけです。
広島東洋カープにおいては、キャンプ中、大盛が河田からベースの踏み方について指摘を受けていました。
ベースの踏み方は、踏む位置だけを修正すれば足りるものではなく、打撃のセットアップ、予備動作、始動、押し手の肘のスイング、フォロースルー、走り方から修正していかなければなりません。
インサイドアウトでフルスイングor走り打ち
セットアップの段階では、前足にウェイトをかけ、トップを入れ替え(ガイドハンド前腕部の回外、回内)前足を軸にして振らなければ、インサイドアウトスイングはできません。西川は、セットアップで前足にウェイトをかけてもトップの入れ替えをしないから第1次ヘッドステイバックが小さい(左肘をヒッチして戻すを全くしていないわけではない)。すなわち、ヘッドを寝かせ予めトップを作っており、トップが深い。前肩が背骨の方に入るので前肘は突っ張らない。右手の親指と人差し指で左手首を押し込むとヘッドが立つ。トップの位置が後ろ肩より高い耳の高さで、前膝のブロッキングができているから第二次ヘッドステイバックは吉田正尚並みに大きい(ここだけ見ればサク越えが30発打てそうである。)が、サク越えの数が伸びない。右打者の場合には、前足は、左足、左打者の場合には、前足は右足です。インサイドアウトで振った場合、押し手の手首がトップポジションを経過する前に、前足でブロッキングしていますので、前足首が背屈します。押し手の肘を推進した後に、前足の踵を支点にして前足を軸に両股関節をぶつけていきます。又は、両股関節をぶつけずに逆方向に打ちます。何れにしても、右打者は、フォロースルーを終えた後、左膝が突っ張ります。ヘッドステイバックして左肘が右肘よりも下がりますが、フォロースルーを追えると左肘が上がります。左打者は、右膝が突っ張ります。ヘッドステイバックしたときは右肘が左肘より下がりますが、フォロースルーを終えた後は、左肘が右肘よりも下がります。
一塁方向に走る場合、右打者も左打者も軸足は、右足です。左打席の方が一塁に近いです。左打者は、右膝を背屈したまま、左膝を左足拇指球をウェイトをかけて後ろに蹴るのではなく、左膝を前に運びます。一塁線上を走る場合にもスリーフットルールが規定されていますが、そんなものはクソ真面目に守る必要はありません。一塁ベースに走る場合には、オーバーランが認められています。一塁ベースを駆け抜ける場合には、走路を一塁側ファウルゾーンに膨らませず、一塁線に沿って走ります。
一塁ベースを回る場合には、ハーフウェイからは、フェアゾーンに向かって走ります。
左打者は、走り打ちをする場合、右足にウェイトがかかると右足が上がりません。後ろ足である左足にウェイトをかけます。左足にウェイトをかけると左足に軸ができます。右膝を上げると右肩が背骨の方に入ります。トップを入れ替える間がないので、右肘を突っ張らせてトップを静止させます(トップを固める)。右股関節も左股関節を跨ぎます。左肘を左手首の前に出しても、前肘、前肩をどかさないと左肘を右股関節の前に出せません。右膝が加速します。前肩が開きます。左手首が寝ます。左肘が走りませんヘッドの加速距離が短くなります。ストライドが長くなります。右膝が屈曲すると、左足の拇指球にウェイトがかかります。左足拇指球で地面を後に蹴って負荷を解かないと左膝に右股関節を越えさせることができません。ボールの内側にヘッドを合せただけの打撃なので、打球が死にます。NPBの投手、遊撃手、三塁手の大半は、ゴロを背骨の中心から背骨の左側で、右手を添えて捕球します。グラブを持つ左肘を背骨の方に引きます。右足に軸ができ、左肩が背骨に入ります。右腕前腕部の回外、回内のないまま、右首がトップポジションの過程に入る野手投げで一塁に送球します。投手(投手は計5回トップを入れ替えます)と違ってトップを入れ替えずにスナップを利かせて投げる(手首を底屈して投げる)ので送球がジャイロ回転します(投手にとってジャイロ回転は恥です)。内野安打になったとしても、左打者は、走り打ちによって、スタート(左膝の推進)が早まったことにより、内野安打になったのではありません。
左打者は、三塁線に打つ場合、インコース全般をポイントを背骨よりも後ろで、右足を軸に(右足首を背屈させて)、右肘を抜かず、左股関節を右股関節にぶつけずにインサイドアウトで振らなければいけません。これができない選手は、帰塁が下手です。
打者は、トップを計5回入れ替えますが、前足を軸に、ガイドハンドの肘をガイドハンドの手首の前に出した直後に後の股関節の外旋が解けていなければ、後ろ足の拇指球に全くウェイトがかかっていないので後ろの膝が真下に落ちます(だから小園を使えと言っているんだ!!)。左打者は左足拇指球で地面を背骨や背中の方に蹴れません。右打者は右足拇指球で背骨又は背中の方に地面を蹴れません。右足首を背屈すれば左肘、左膝が右股関節を追い越し、骨盤の左右が浮きません。
後膝が地面に着く例は極論ですが、左打者は、右足首を背屈してブロッキングして右足を軸にインサイドアウトで振る方が、左足のスタートが早く切れ、左足が加速するのです。
右打者は、アウトハイを、左足首を背屈し、ポイントを背骨より前(ヘッドをボールの外側に入れる)で、左足を軸に引っ張り、右足を前にターンした方が右足がスクエアになり、骨盤の左右が浮くことなく、左足のスタートが切れ、走路が外側に広がりません。右打者も左打者も三塁の頭上を越えるライナー(レフト前二塁打)を打つことが重要です。
一塁手は、ベースのどこを蹴るか
一塁手は、右投げの場合は、右足踵を、左投げ(前述の中村晃、元広島の岩本)の場合は、左足踵を、一塁ベースの手前のフェアゾーン側に付着させます。捕球するときの軸足は、右投げの一塁手は、右足です。だから一塁手は、ベースを右足で蹴ります。打席寄りに送球がショートバウンドした場合は、左手首を背骨の方に引くのではなく、ボールの外側(送球元の野手寄り)でボールを捕まえ、左肘で背骨の右側の方にすくい上げます。送球がショートバウンドして右翼方向に逸れた場合は、バックハンドで背骨の右側でボールの外側を捕球します。内野ゴロもボールの外側(打者寄り)を捕球します。内野手及び外野手がダイブするときは、バックハンド、フォアハンド問わず左肘、左手首の順に推進させ、ボールの外側を捕球します。走者が一塁ベースを駆け抜ける前に捕球することを強調するあまり、右足を精一杯伸ばして捕れと言う指導者がいます。右足を伸ばしても、伸ばさなくても捕球をするポイントは、ショートバウンドの上がり際です。ストライドが長くなると、左人差し指、中指がしならず、左人差指、中指の加速距離が短くなります。左手の手の平でボールを受けたり、左手首が流れます。右足を伸ばせと言う指導者は体の動かす仕組みがわかっていない人です。右翼側に逸れた送球は、右足を離し、捕球してから左足でベースの手前を踏みます。背骨の左側の送球も右側の送球も右足を伸ばさずに捕球し、右翼側に逸れた送球は、右足を離して捕球する堂林のやり方の方が正解なのです。守り勝つ野球をするのであれば、背骨の右側で捕球するクロンが三塁で、ストライドが狭い堂林が一塁です。
右投げの一塁手は、本塁に送球するときも二塁に送球するときも左足が軸足です。二塁ベース、三塁ベースに送球するときも、本塁に送球するときも、左股関節を右股関節にぶつけずに左足に軸足を移すのは、遊撃手が三塁ベース、本塁に送球する場合と同じです。
左投げの一塁手は、本塁に送球するときも右足が軸足です。右股関節を左股関節にぶつけずに軸足を移し替えます。
打者走者は、一塁ベースのどこを蹴るか
打者走者は、一塁ベースをかけ抜ける場合は、右足首を背屈し、一塁ベースの手前ファウルゾーン寄りの角を、左足首を底屈して「蹴り」ます。左足首を背屈します。丸が中村晃の左アキレス腱と蹴ってしまった走りを参考にして下さい。一塁への送球が右翼方向に逸れても本塁寄りに逸れても一塁ベースカバーに入った野手と交錯せずに済みます。ベースを深く踏むとアキレス腱、ハムストリングスを故障します。右足首と左足首を交互に背屈させる走り方は、ストライドが狭く骨盤の左右が浮きません、左膝に右股関節を、右膝に左股関節股間関節を超えさせる以外は、常にヘッドステイバックして走れますので、一塁手が送球を後逸した場合、加速を緩めずに二塁ベース方向に進路を変えることができます。
二塁手、三塁手、遊撃手は、ベースのどこを蹴るか
右投げの二塁手及び三塁手も、送球が一塁寄りに逸れた場合は、右足のスパイクの外側で最も手前の角(野手自身の背骨から最も遠い角)を蹴り、三塁線寄りに逸れた場合には、左足のスパイクの内側でベースの最も手前の角(野手自身の背骨から最も遠い角)を蹴ります。
一塁走者、二塁走者は、ベースのどこを蹴るか
一塁走者は、一二塁を結ぶ線の内側に向かって走り、二塁ベースの最も手前の角を左足のつま先で蹴り、左足首を背屈させます。左足首を背屈しないと右肘、右膝が左股関節を越えず減速します。右足つま先で二塁ベースを蹴ったときも右足首を背屈することが必要です。
二塁走者は、二三塁を結ぶ線の内側に向かって走り、三塁ベースの最も手前の角(内側の角)を蹴ります。
三塁走者は、三本間を結ぶ線の内側に向かって走ります。打者走者、一塁走者、二塁走者、三塁走者は、何れも、どちらの足でベースを蹴るかよりも、肘、膝が反対側の股関節を追い越す瞬間以外は、左足首、右足首を交互に背屈しヘッドステイバックして回転半径を狭くして走ることです。
スライディングの種類
スライディングには、右足首を背屈し、左膝を垂直に曲げるストレートスライディング
フットファーストスライディング)、左足首を背屈し、右膝を畳むホップアップスライディング(ストレートスタンディングよりも入射の角度を直立に近くして滑る)、一、二塁走者は、三塁側に送球が逸れたときには右足首を背屈し、左足首をベースの最も手前の外野寄りの角に引っ掛け、一塁側に送球が逸れたときは、左足首を背屈し、最も三塁ベース寄りの角に右足首を引っ掛けるフックスライディングがあります。
ポップアップスライディングは、二盗、三盗塁に成功した後、先の塁に誰もベースカバーに入っていない場合に、静止することなく走ることができます。
他にも、ヘッドスライディングがあります。ヘッドスライディングは、送球が三塁側に逸れたとき、ベースの手前の外野手寄りの角を左手の人差し指又は中指でタッチします。左肘、左手首の順版に前に出し、ベースの角の外側(マウンド寄り)を捕まえます。送球が一塁側に逸れた場合は、右手人差指又は中指でベースの内側のラインの三塁寄りを蹴ります。右肘、右手首の順で前に出し、ベースの外側(マウンド寄り)を捕まえます。
最も減速するのは、飛び込んだとき、ヘッドステイバックせずに手首ファーストでベースに触れる右手首と左手首を揃えて滑るヘッドスライディングです。
ヘッドスライディングは、右足首、左足首を交互に背屈してヘッドステイバックして走れる走者の場合、左肘又は右肘が左膝、右膝よりも先に右股関節又は左股関節を追い越すので、足から滑るよりも走りれます。
左股関節若くは右股関節又は両股関節を故障し、左肘、右肘をヒッチできず、左股関節、右股関節を使えずに走る走者は、足から滑ることはできず、肘から滑ります。
ストレートスライディング、フックスライディング、ヘッドスライディングは、ベース近くで滑り始めると、脛骨、手足の指先、内転筋、膝を故障します。
ホームベースはどこを蹴るか
本塁にベースカバーに入る野手は、ホームベースの最もマウンドに近い角を蹴ります。
ホームベースは、スライディングをするときもしないときも、三塁ベースから最も近い(
走者の背骨から最も近い)手前の角を蹴ります。一塁ベース、二塁ベース、三塁ベースに帰塁するときと同じです。
外野手又は中継に入った内野手からの送球が一塁側に逸れたときは、ホームベースのカバーに入った野手の左手首から最も遠いホームベースの手前のラインの外側の角を蹴ります。
更に言えば、右足首を背屈して走れば、左股関節よりも左肘の方が右の股関節を越えますのでホームベースの手前のラインの外側の角を左人差し指又は中指でタッチした方が早いです。
外野手又は中継に入った内野手からの送球が三塁側に逸れて、ホームベースのカバーに入った野手がフォアハンドで捕球した場合、本塁ベースカバーに入った野手は、右足を軸にボールの外側(マウンド寄り)を捕まえ背骨の右側に左肘をスイングします。
三塁走者は、左足首を背屈して右足首を、本塁ベースカバーに入った野手の左手首から最も遠い最も一塁寄りの角に引っ掛けるフックスライディングを行います。
結論
ドアスイングでカットして、ドアスイングで、ガイドハンドの肘が止まって四球を取る打者を並べて投手に球数を投げさせても、投手は、ギアを上げる(リリース前に親指をしならせる)必要がないから、200球投げさせられても完投できてしまう。
スカウトは、骨盤が浮かず走路が外側に膨らまない選手(小股が切れ上がっている、肩幅が広い、股関節が内転筋の前)を招き入れ、スカウトされた選手は、後ろ膝が地面に着くまで振る力をアップさせる。これからは、一芸に秀でた選手ではダメである。攻走手オールマイティーな選手にならないとダメだ。オールマイティーにこなせる選手の集団にしないとメジャーリーグの野球に勝てない。走るという土台ができていれば、オールマイティーな選手になることは可能である。田中広輔、野間、松山、羽月、矢野、林は、走路が膨らまない走り方ができていないから打てない、守れない。3-4-3,3-6-3,5-6-5、4-6-5の併殺ができない。コンクリートの上にアクリルの芝が敷いてある球場で勝てない(三連覇したときは、丸、鈴木誠也、エルドレッド、バティスタ、新井と長打を打てる選手が5人いたから勝てた)。帰塁が下手。エンドランがこなせない。バントでしか走者を進められない。バックハンドや素手で捕球されたら内野安打をもぎ取れない。松田元は、メディアの使用人をしてカットして粘ること、4-6-3、6-4-3のダブルプレーが美しいと、巨人のオーナーが選手のエサ代に値段を高く付けて選手を獲得していることが悪であると連呼して、実際には走れない、打てない、守れないをヒタ隠しにして他人資本に利潤を産み出している。これで今シーズンも、我が巨人軍の選手たちのリーグ優勝はもらったな、ぷぷぷぷぷぷ