日本ハム対楽天15回戦(楽天モバイルパーク宮城)
先発は、山﨑福也と岸孝之
試合は、2-0で日本ハムが勝利
論点①:無死一二塁におけるバント処理
5回裏
無死一二塁
投手山﨑福也(左投げ)、打者鈴木大地(右投げ左打ち)
鈴木大地は、一塁方向にプッシュバントする。
山﨑福也は、両股関節を伸展、両足親指IP関節を底屈してシャッフルする。
右膝をニーアップする前に右股関節を内旋、屈曲、左膝を伸展し、左足首を背屈していくが、左膝が伸展しきらず、左股関節が左足外踝の外側に張り出す。
左足拇指球で地面を蹴ってしまう。
右股関節を内旋して一塁線に腹側を向ける。
右股関節を内旋して腹側を一塁ベースに向ける。
両足親指IP関節を底屈し、右腕前腕部を回内して打球に触れる。
左腕前腕部を回内右腕前腕部を回外してボールを左手に持ち替え左肘を上げた後、右足親指IP関節は底屈するが、左足拇指球で地面を蹴ってしまう。
但し、右足で左股関節の内旋運動をブロックしているので、その後、一塁方向に左足内踝を右足内踝にぶつけていくことはできる。
山﨑福也は、三塁に送球できず、一塁に送球してしまう。
論点②:一死二三塁における遊撃守備
二三塁のケースでは、遊撃手は、外野芝の切れ目の後ろ(=外野芝の中)で守ること!
外野の芝に入って守るのは、1点は止む無し(三塁走者が本塁に還る)のシフトではない。
外野の芝に入って守るのは、「三塁走者を本塁手前で刺す」、「二塁走者を三塁に留める」シフトである。
矢のような送球の軌道を産み出せる遊撃手は、他球団に存在する。彼等は送球動作に力感が感じられる。
しかし、水野は、中指の第二関節にボールが嵌り、外野の芝のエリアから本塁より遠い一塁にノーバウンドで投げられるだけでなく、トップスピンが生ずる前にバックスピンが生ずる(=ホップする)。
制球ができる。
外野の芝のエリアで送球のカットに入り、何度も本塁にノーバウンドで送球して最前位の走者をアウトにしている。
回外運動の加速距離が長いと上腕部の腱板が弛む。回内運動の加速距離が長いと深層屈筋、側副靭帯の前束が弛む。股関節の内旋運動の加速距離が長いと股関節が弛み、親指のIP関節が底屈する。ストライドが狭くなる。
水野は脱力できており、送球動作に力感が感受できないから素人には肩が強いとは感じられないだろう。
セリーグのファンやマスゴミが水野を知らないだけで、12球団の遊撃手の中で水野が最も肩が強い(=加速距離が長い、終速が最も速い)。
遊ゴロで進塁義務が生じない走者二塁のケースでは、二塁走者は三塁に走ってこない(※水野は”目で殺す”をしていない)。
5回裏
一死二三塁
投手山﨑福也、打者フランコ
遊撃水野は、二塁ベースの左中間寄りのラインと三塁ベースの左翼寄りのラインを結ぶラインよりも後ろ、二三塁間ハーフウェイより二塁寄りに守る。
二塁走者の阿部は、水野の後ろ、水野よりも二塁ベース寄り、二塁ベースアンツーカー相当部分から三塁方向に出て、両股関節を屈曲、両足親指IP関節を底屈して一次リードを取る。
三塁走者の浅村は、両股関節を屈曲して内野芝の切れ目までリードを取る。
ファーストバウンド後、水野は、両足親指IP関節を底屈、左膝をニーアップしてスタートを切る。
ファーストバウンド後、阿部は、両足親指IP関節を底屈、左膝をニーアップしてスタートを切る。
ファーストバウンド後、浅村は、右足親指IP関節を底屈、左足拇指球で地面を蹴ってスタートを切る。
水野は、内野芝の切れ目の後ろまで前進し、内野芝の切れ目の直後で左腕前腕部を回内して打球に触れる。
右腕前腕部を回内してグラブからボールを抜き取る。
左腕前腕部を回外する。
右腕前腕部を回外してトップを作り、右腕前腕部を回内して本塁に送球する。
最前位の走者である浅村がバックを踏んでくれたので、本塁手前でタッグアウトにできたが、淺間が2ランスクイスを成功させたときのオリックス側のシフトと同様に三塁走者だけでなく二塁走者をも本塁に生還させてしまうシフトである。
論点③:二死一三塁における二塁守備
5回裏
二死一三塁
投手山﨑、打者小深田
上川畑は、二塁ベースの一塁寄りのラインのすぐ外側(一塁方向)、一二塁間の走路の後ろ、外野芝の切れ目の前、一二塁間の走路と外野芝の切れ目の中心線よりも外野芝の切れ目寄りに守る。
両足親指IP関節を底屈し、左腕前腕部を回内して頭上の高さで打球に触れる。
水野は、二塁ベースの左中間寄りのラインの後ろに両足親指IP関節を底屈して立つ。
上川畑は、本塁にも投げず、二塁にも投げず、一塁に投げてしまう。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照