連敗は止めたが前途は厳しい[対楽天17回戦F3-2E]

日本ハム対楽天17回戦

先発は、上原健太と荘司康誠

試合は、3-2で日本ハムが勝ち、連敗を13で止めたが、内容からすれば、前途は厳しいと言わざるを得ない。

一死二塁における走塁

9回表一死二塁、スコアは、2-2の同点、投手鈴木翔天、打者清宮、二塁走者代走江越

江越は、二次リード後、左腕前腕部を回外、右股関節を外旋してスタートの準備をする。
しかし、清宮が左腕前腕部を回外(左肘のアクセレーション)後、江越は、首を右翼方向に捩じり、右股関節が内旋し、二塁に帰塁しかかる。

江越は、右腕前腕部の回外、回内、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。スタートが遅れる。

既に出塁している走者は江越のみであること、首の動き、右股関節の動き、リスタートのタイミングからしてディレードランエンドヒット、ディレードスチールではなく、ミスである。

清宮は、右前安打を打ったが、一塁ベースを蹴った後、二塁ベースとの距離を縮めず、すぐに一塁に帰塁してしまう。三塁走者のアシスト及びフォローができていない。

二塁走者の江越は本塁に還れず、一死一三塁に留まる。

鈴木翔天は、ここで降板し、安樂が登板する。

万波に偽装スクイズ、スクイズは必要ないが、三塁走者が採れる手段としては、フォースボーク、一塁走者偽走&本盗、ランエンドヒットが生ずる。

三塁走者の江越は、ラインの内側で左腕前腕部を回外、右股関節を外旋してスタートの準備をする。

万波が右腕前腕部を回内(スイング後)、スタートを切る。
江越は、ゴロゴーのスタートを切る。

万波は、スプリットチェンジに泳ぎ、右腕前腕部を回外して右手首を背屈、左腕前腕部を回外して右手首が左手首を越えること(右手首の底屈)を防ぎにかかる。

遊撃村林がバックハンドシングルでグラブを出すがネットの部分に当てて弾く、三塁手伊藤裕季也がベアハンドで拾い、右肘を上げたところで止める。左肩が一塁方向に向く。右腕前腕部を回外してトップを作ることができない。

江越が本塁に還る。万波が一塁ベースを駆け抜ける(記録員が付けた評価は内野安打)。

脚注

用語の意味に関しては下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]