日本ハム対楽天11回戦(エスコンフィールド)
先発は、福島蓮と瀧中瞭太
試合は、3-16で日本ハムの敗戦
ロースコアの接戦で僅差勝ち、大差で負けるのは、強いチームであるという価値が評者によっては付けられるが、この試合に関して言えば、大差負けのしかたが弱いチームであるという評価が付けられるだろう。
福島蓮のピッチング
福島は、左足親指IP関節を底屈して地面をタップできている。
左膝を肋骨下部の高さまで上げる。
左足親指IP関節を背屈、左足首を背屈、左股関節を外旋し左膝のニーアップを止め、骨盤の高さまで左膝を落とす。
左腕前腕部を回外、右腕前腕部を回外してセットを解くが、左手首、右手首が共に掌屈してしまっている。
左腕前腕部の回外、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなってしまう。
左足首を底屈、左足親指IP関節を底屈する・・・a
左股関節の内旋、外旋にブレーキをかける。
左腕前腕部を回内、右腕前腕部を回内後、左手首が掌屈してしまう。
左腕前腕部の回内、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
aにより右腕前腕部が右股関節を通過する前に回外できているが、右腕前腕部が回外する前に右肘が伸展しまっている。
右腕前腕部を回内する。
右腕前腕部が右肘の高さに達する前の両肩を結ぶラインはスタンダードWにできている。
左腕前腕部を回外後、左手首が掌屈してしまう。
右腕前腕部の回外運動(右肘のアクセレーション)の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
右腕前腕部の回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
右腕前腕部の側副靭帯の前束、深層屈筋が弛緩せず、右腕上腕部が反張してしまう。
無死満塁における内野守備
一塁手を含め内野手は、前進守備シフトは敷かない。
ランエンドヒットをかけられボテボテのゴロが生ずれば前進守備シフトを敷いても本塁手前でアウトにすることができない。
一塁ベースは無人にしなければならないので、一塁手は、外野芝のエリアに守り、ボテボテのゴロに対し、チャージをかけて前進するのは構わない。
外野芝のエリアから両足内踝をぶつけ、両足親指IP関節を底屈して両股関節の内旋、外旋にブレーキをかけながら前進した方が、バックを踏む(後ろ足の拇指球で地面を蹴ること)ことが生じない分、右腕前腕部の回外、回内運動の回転半径が短く加速距離が長くなるので、前進守備シフトを敷いた場合よりも本塁手前でアウトにする確率が上がる。
5回表
無死満塁
投手生田目(右投げ)、小深田(右投げ左打ち)
一塁手野村は、内野芝の切れ目の後ろ、一二塁間の走路の前、一塁線を空けて守る。
野村は、左腕前腕部を回内して打球に触れるが、左手首が掌屈してしまう。
右腕前腕部の、回内、回外、回内運動の回転半径が長く、加速距離が短くなってしまう。
右肘を上げグラブからボールを抜き取る過程で落球する。
本塁に送球できず、二塁に送球する。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照